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テーマ:ペットと暮すアメリカ(489)
カテゴリ:独り言
旦那のE君はこてこてのアメリカ人。 単純明快で、クドクドと考え込まない人。
そんなE君に、私が読んでいた日本の猫雑誌「猫び○り」の表紙が野良猫だと話すと、 E君 「表紙に飾って里親探しかい? 素晴らしい雑誌じゃないか」 私 「里親探しではないのよ。 写真家が日本中を回って、野良猫の写真を美化して撮ってるの」 E君 「野良っていうのはかわいそうな動物なのに、そんな猫達の写真をとって、里親探し以外にどうするっていうの?」 という反応でした。 私も以前から違和感を感じていた猫雑誌に掲載される野良猫写真。 プロが撮影する画像には「気ままな猫達」「束縛されない自由」などの見出しが付き、その存在が美化されているように見えます。 でも、野良達の生活は決して自由でも楽しい生活でもありません。 その日一日を生きるのが精一杯。 そして、屈折した人々による虐待さえも待っています。 それなのに、雑誌等のメディアにおいて、野良猫を美しく又面白おかしく肯定する姿が繰返えされたら、一般大衆が「野良は風景の一部だ」と誤解をしたり、野良は減らないと認識する人が増えるなど、野良猫問題に真剣に取組む人々の障害にすらなると思いました。 また、ブログやインターネットでも「野良猫にあえる場所」等の情報が出回っているようです。 ボランティアさん達が避妊・去勢を行い見守る地域猫の情報を安易に知らせることで、無責任な飼い主が格好の飼育放棄場所として猫を遺棄する事件も発生しています。 猫は、人間の生活を心豊かにするために、人間により創られた動物です。 野生動物とは違います。 人間と生活を共にする姿が、猫のあるべき姿なのです。 野良猫を撮る代わりに、猫本来の姿;身綺麗でしなやか、そしてユーモラスな家猫の姿を伝える写真に移行させることはできないものかと思いました。 動物愛護の観点から、野良猫のメディアやネットでの取り扱い、猫を心から愛する方一人一人の気遣いで、何とか改善できないものかと思う今日この頃です....。 ![]() ★一匹のメス猫が繁殖を続けた場合、7年後にその子孫は42万匹!不幸な猫を増やさない為に、考えよう<猫の避妊と去勢>
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