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猫に寄せて

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2005/11/03
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カテゴリ:独り言
長文です...

この私の考えは外国人の見方かもしれません。  日本では受け入れられないかもしれませんが、あえて書いてしまいます。

猫の写真で有名な写真家、○ワ○ウさんという方、とても人気のある写真家さんのようですね。  

野良猫の写真集も沢山だしているようですが、ご自身の猫に6回も出産させて、それを本にしている….。  楽天ブックの作品一覧で見て驚きました。

きっと素晴らしい愛情に満ちた写真ばかりなのでしょう。

ですが、私が驚いたのは、野良猫の写真で収入を得ている人が、社会問題になっている猫の過剰繁殖に貢献していること、それを本にしていることが理解できないのでした。

これを読んだ人の中には、「この人は生んだ子猫にちゃんとお家を探してあげています、野良なんかにはしていません!」と言うかもしれませんね。  

でも、それと私の視点は違います。 野良にする・しないという問題ではなく、猫の数を自ら増やす行為を問題にしています。  それを、野良猫写真により収入を得ている人がしている事に驚いているのです。

6回の出産で、たとえば30匹の子猫が生まれたとします。  写真家さんが生ませたその30匹に里親を見つけるということは、同じ時期にあちこちで里親を探していた猫達の里親候補を奪うことになるのです。  

人間の無責任により生まれた野良猫の子や捨てられた子達30匹の里親さん候補を奪うことになるのです。

世の中、情報が氾濫しています。  猫雑誌に載る「猫の避妊・去勢」関連記事も、獣医さんにより意見がまちまちのようです。

そんな中、写真というイメージで猫飼いさんの支持をうける芸術家、影響力のある人が、社会全体における猫の過剰繁殖問題に無関心なのは、いかがなものかと思いました。  

「私の猫は、これだけ産みました」と公にするのは、いかがなものかと思いました。

避妊・去勢が進むアメリカでは、犬の安楽死処分数は確実に減っているそうです。  しかし、猫は難しいのです。  避妊手術を控えた4,5ヶ月の若いメス猫が、手術前に妊娠してしまうからです。   

猫の数を減らすのは、大きなチャレンジなのです。

猫飼いさんに影響力のある方には、なんとか「不幸な猫をこれ以上殖やさない」ための理解と協力を、と思います。

長い日記になりました。  最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございましたm(_ _)m。



★一匹のメス猫が繁殖を続けた場合、7年後にその子孫は42万匹!不幸な猫を増やさない為に、考えよう<猫の避妊と去勢>





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Last updated  2005/12/13 01:44:34 PM
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