猫に寄せて

王子とＫちゃんが仲良く「鼻チュン」。

こんなかわいらしい瞬間をみると、

口の中が甘くなってくるような

そんな気がします。


【１２月に帰国した時のこと】

本屋さんや雑貨屋さんには

沢山のカレンダーが

所狭しと並んでいました。

自然と手が伸びるのは、ネコのカレンダー。

どの写真の猫も可愛いし、デザインも素敵でした。


でも、私には買えませんでした。

というのも、モデルの猫や子猫たちは、

今はどうしているのだろう？

モデルとしての役目を終えた後も

ちゃんと、家猫として幸せにしているのだろうか...と、

モデルに関する名前の記載が無いものばかりだったこともあり

とても不安になったからです。


また、写真に川柳が添えられているものをみて、

めまいがしてきました。

屋外で暮らす家の無い子達、手足に汚れが染み付いている子達の写真に、

「自由」や「きまま」という類の言葉が添えられていたからです。


あの子達の生活は本当に厳しい。

それなのに、カレンダーのように毎日目にするものに

そんなことを書かれたら、現状を知らない人達は、

「のらは自由きままでいい生活だ」と思い込んでしまう、

そんな風に思い、とてもやるせない気持ちになりました。



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