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テーマ:ねこといっしょ(8873)
カテゴリ:天国にいる猫たちへ
今まで看取った3匹の中でも、特に玲央との別れは とても切ない思い出です。 当時、私は夕方になると、「クロ」という野良猫に食事を運んでいました。 その周辺に住んでいる方がエサをあげている野良だということが 分かりました。 という日々が何日か過ぎたころです・・・・ (エサをあげるだけでは無責任だ)と思い、不妊手術を決心しました。 野良猫の不妊手術なんて初めての経験に不安も感じましたが、 彼女は思いのほか、あっさりとキャリーバッグに入ってくれました。 時は11月。寒空の下、術後の傷跡は大丈夫なんだろうか? そういう不安に駈られた私は父や母と相談をして、 「ちゃあぼと同じ外へは絶対に出さない、完全室内飼い」を条件に 2匹目のウチ猫に迎え入れることにしました。 玲央は、ちゃあぼにパンチの嵐。逆切れしたちゃあぼは私を噛む始末。 3番目のコロをウチに入れた日も 4番目に来た、同じく不妊手術を経験した元野良ちゃくらに対しても 彼女は冷たい態度で無視・・・とは行かず、 情熱的に直接行動で、怒りをぶつけていきました。 (ウチの子になった時点で)5~6才くらい、との事でした。 それでも何とか元気に、楽しく暮らしました。 彼女は、玲央は我が家の天使だったのです。 それも血が混ざっているのか、うっすらピンク色・・・ あわてて動物病院へ駆け込みました。 注射をするため、週1度の通院生活が始まりました。 (明日は面会にいこう。) と思っていた日の夜12時。突然の電話・・・ 「もう、危ないからお家で最後を・・・」 と、夜にも拘らず電話をくれた獣医さんに感謝をしつつも 動揺してしまい、涙がとまらない。 (ああ、もう、2度とあの可愛い声を聞くことも、 やわらかい体に触る事も出来ないんだ)
私は何もしてやれなくて・・・でも手だけは握っていました。 と思った時には、もう・・・ ・・・眠るように亡くなっていました。
私の存在も、わかっていなかったのでは・・・という寂しさです。 今でも、切ない思いがします。 天上にも辿り着いて、幸せに暮らしているのだと思っています。 もしかすると、もうすでに新しい命となって、 この世に誕生しているかも知れないな・・・とも思うのです。
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