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2007.02.10
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テーマ:俳句!(10)
カテゴリ:節気の猫句
●講評   馨歩

 初回から大変熱のこもった素晴らしい句が多く、嬉しい驚きを感じています。その中から選ぶのは、大変苦しいことでした。選にもれた方も、「この良さがわからねえとは、大したことのねえ選者だ」と、これに懲りませず、また投句お願いいたします。

 選句や選評に選者それぞれの趣味や個性が現れ、それも良かったのではないかと。同じ句に対して異なる解釈や鑑賞をしたり、季語についてのスタンスもちょっと違っています。
 書かれてある言葉から、書かれていない情景や心情をも読み取る、その解釈や鑑賞も俳句の醍醐味です。同じ句が、解釈次第でがらりと印象を変える――。そういう意味で、読者の参加性が高い文芸と言えましょう。

 選評で、羅宇師や私が季語にこだわっていますが、季語はやはり俳句の肝。創作の際の「枷」でもありますが、多くの人のイメージを喚起する「キーワード」として季語を活用することは、限られた文字数の中で、より広く深い表現を可能にすることにつながります。
 例えば「桜」という季語なら、それが咲く陽春の季節感、満開の妖艶さ、散り際の潔さ、花見の喧噪、さらに入学式など、多くの人が共有するイメージがあります。
 そのイメージに同調、共感して句を作るもよし。逆に一般的な桜のイメージとは違った斬新な句を詠むことも、「人が共有する桜のイメージ」があってこそ成立するのです。

 まあ、季語には「桜」のように多くの人が納得するものばかりでなく、「なぜこの言葉がその季節の季語?」と首をひねるものもあります。
 例えば「ぶらんこ」や「しゃぼん玉」は、どの季節も遊べるのに、なぜか春の季語。「朝寝」は春の季語で、「昼寝」は夏の季語、なんてこともあります。
 いずれにせよ、季語への理解を深めると、俳句はより面白くなります。「季寄せ」など開いていただけると、意外な言葉や、関心を引かれ、句に詠み込んでみたくなる言葉が結構目に入ります。ぜひ一度、図書館や書店で手に取られては。

 それから、五・七・五で分かち書きをなさる例が見受けられましたが、分割に、特に創作上の意図が無い場合、続けてお書きを。そのほうが一般的です。

 さて、既に募集告知をしておりますが、次回は「雨水」。「立春」よりさらになじみがない節気ですので、2月9日のエントリにて若干の説明を加え、次回選者の羅宇さんの例句も掲げております。作句のご参考に。次回も沢山の皆様のご参加をお待ちしています!





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Last updated  2007.02.10 15:19:26
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