【猫のヘルシー生活ガイド】猫の食生活など愛玩動物救命士の視点で語る。

2007/02/10(土)18:05

避妊・去勢を考える

猫を飼い始める~子猫について(15)

猫の避妊・去勢の理想的な時期は 生後半年くらいだといわれています。 計画的に子猫を生ませることを 考えているのであれば別ですが、 何もなければ避妊・去勢はぜひして頂きたいです。 いろんな考え方があるかと思います。 (知り合いでもいましたが) しかし現在、全国では1年間で約27万匹もの 猫たちが殺処分されています。 去勢や避妊はかわいそうだと考えてしまうと、 「木を見て森を見ず」ということになってしまいます。 目的は第一に、 殺処分の猫や犬を0に近づけることです。 生まれてきた命は、すべて 飼い猫であれ、地域猫であれ、 人間の手によって育まれなくてはいけません。 (少なくとも、人間が社会生活を営む場では) 先日、猫の寿命は延びてきていると お話しましたが、 これは、避妊・去勢をした猫に限ってのことです。 避妊・去勢をしないままですと、 病気へのリスクが高まり、 それほど長生きできないといわれています。 ■避妊・去勢のメリット 1.マーキング行動が減る、もしくは無くなる。 2.(オスの場合)前立腺肥大の予防になる 3.性格が穏やかになる(ケンカが減る)  (当然、ネコエイズへの感染の確率も減ります) 4.(メスの場合)子宮蓄膿症・乳がんの病気の予防になる   乳がんになると、早期に肺に転移し、短期間で死亡に至ります。 5.かわいそうな猫が減る 6.長生きする その他諸々・・・ いろんな専門書を見ても、獣医さんに聞いても同じですが、 避妊・去勢をするにあたって悪い点(デメリット) は皆無に等しいので特記する事項はございません。 (避妊・去勢をしないことに対するデメリットが大きすぎるため) まだ避妊・去勢がお済でない猫ちゃんの飼い主さんは 一度、動物病院でご相談されてみてください。

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