2007/04/03(火)01:14
猫エイズの主な症状
猫エイズ(猫免疫不全ウィルス感染症)は
いわゆる特効薬のようなものはないので、
かかってしまうと、
猫本人も飼い主も
根気よく付き合っていかなければいけません。
感染しているかどうかは、
動物病院で血液検査で調べることができます。
今日は、感染経路と症状について
お話します。
■感染について
猫エイズウィルスは、
空気に触れると死んでしまうため、
感染力は強くありません。
専門書によっては、
同じ食器でも感染しないと書いてありますが、
別々にした方が良いとの説もあるので、
食器は一応別にした方が良いでしょう。
感染の一番の原因は、
ケンカによるキズなどからの感染です。
仲が悪い場合は、血が出るほどのケンカをしますので
外の猫や、仲の悪い猫との接触は絶対避けましょう。
人や他の動物には感染しません。
■症状について
感染の一ヶ月後くらいに発熱し、
リンパ節が腫れることがあります。
最初の症状は一時的なものでおさまるようです。
数ヶ月から数年にわたり免疫が落ちてくるので、
細菌など2次的な感染による症状がでることがあります。
1.口内炎(もっとも多い症状です)
2.慢性の鼻炎
3.下痢の慢性化
4.目ヤニ、結膜炎
5.細菌による皮膚炎、外耳炎
末期になると、貧血、リンパ腫などで、
ガリガリにやせてしまいます。
■予防法
ワクチンはないので、
とにかく外出させないことが一番です。
かかってしまったら、
早期に発見し、治療することです。
末期になってしまうと
かわいそうなので、
末期になることだけは避けられるように
日頃、健康チェックをしてあげましょう。
↓ネコエイズについては、これが一番詳しい本です。
猫のエイズ