【猫のヘルシー生活ガイド】猫の食生活など愛玩動物救命士の視点で語る。

2007/07/07(土)03:19

肥満の見分け方と注意点

肥満、お腹が膨れるなど(5)

肥満で神経質になり過ぎることはないですが、 10kg以上の過度な肥満は、臓器への負担になり、 健康を害することがありますので、 ほどほどを心がけた方が良いでしょう。 平均体重は、目安ですが、 雑種の場合、オスで5kgぐらい。 メスで3~4kgぐらいです。 骨格が大きい猫や がっしりしてる猫で7~8kgぐらいです。 ■肥満の条件 1.触って肋骨を確認できない。 2.後ろ姿がまん丸なスイカのようだ。 3.首と胴体の区別がないほど肉がついている。 4.お腹につかめるほど肉がついている。 どれか1つでも当てはめれば、肥満です。 ■肥満のデメリット 1.運動能力の低下(関節への負担) 2.疲れやすくなる(心臓や呼吸器への負担) 3.麻酔が効きにくい ■肥満による病気 1.心臓病 2.糖尿病 3.肝臓病 4.関節炎 など・・・。 ■肥満と勘違いしそうな病気 1.子宮蓄膿症など、お腹に水がたまる病気 ■肥満の原因 1.高カロリーな食事 2.栄養の偏り(※イエローファットなどの原因に) 3.運動不足 4.ストレスによる過食 ★肥満の対策★ 量を極端に減らすとかわいそうなので、 量ではなく、質を変えます。 好き嫌いはあるでしょうが、 好きなものを少し加えるなどして、 肥満に考慮されたフードを与えてください。 肉や魚など同じものばかり食べさせると、 栄養の偏りにより イエローファットになってしまいますので ダイエット用のフードを与えるのが簡単かつ安全です。 →キャットフードの選び方参照 「うちの子は9キロなのよ~」と、 つい自慢したくなる気持ちはよくわかりますが、 猫ちゃんのことを考えて、 平均をキープできるようにしましょう。

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