【猫のヘルシー生活ガイド】猫の食生活など愛玩動物救命士の視点で語る。

2007/02/19(月)22:58

お腹がふくれる

肥満、お腹が膨れるなど(5)

一言でお腹がふくれると言っても、 そこにはいろんな病気が隠れている場合があります。 ■お腹がふくれることで考えられる病気 1.ネコ伝染性腹膜炎   お腹が異様にふくらみます。   ドライタイプとウェットタイプとがあり、   症状が異なります。   伝染力は強くないですが   うつることもあります。   重い症状だと数日で死んでしまいます。   2.糸球体腎炎   腎不全になると、   体がむくみ、腹水がみられます。   ひどい場合は、嘔吐します。    3.水腎症   腎臓に水がたまって、大きくなる病気です。   2つある腎臓のうち、   片方のみにおこることが多いですが、   両方なった場合は、腎不全になります。 4.肥満   単なる肥満なら食事を変えれば良いですが、   急激に太る(お腹がふくれる)ようだと、   何か他の病気を疑ってみます。 5.腸閉塞   腸管に異物がつまるか、腫瘍か   腸捻転か何かでふさがる症状です。   お腹にガスがたまるので、   お腹がふくれてきます。   猫も苦しいですので、嘔吐などの症状がでます。   緊急手術が必要な場合もあります。    6.子宮蓄膿症   子宮に膿(うみ)がたまりおこります。   腎臓炎や膀胱炎をおこし、   腎不全をおこすこともあります。   食欲減退、嘔吐、発熱をともない、   元気がなくなります。    「お腹がふくれる」という症状について、 広く浅くお話しましたが、 それぞれの詳しい症状などについては後日更新します。 病的にお腹がふくれる場合は、 お腹がふくれる以外にも、 元気がなくなるとか、嘔吐するとか、 他の症状もみられるので、 早めに病院へ連れて行きましょう。

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