【猫のヘルシー生活ガイド】猫の食生活など愛玩動物救命士の視点で語る。

2008/04/25(金)16:01

足を引きずって歩く ときの対処

ヤケドやケガ(5)

猫がタンスの上や、あるいはベランダなど、 高いところから落ちたりすると、骨折などのケガをします。 犬も(特に子犬)ソファーから降りるときに、 ケガや骨折をする場合があります。 ■足を引きずる原因 1.転落による骨折 2.画鋲などを踏んでの足の裏のケガ 3.ツメに関するケガ 4.関節炎など 1は転落する瞬間を目撃すれば、 どこを打ったかわかりますが、 見ていなかった場合、原因がわからないので、 どこをどのように痛がっているか、 よく観察することが必要です。 捻挫などの場合は様子をみてください。 骨折は患部が腫れ、痛みがひどい状態です。 触られるのを嫌がります。 2の画鋲などの傷は血が出ていなくても、 細菌感染の注意が必要です。 3はツメの切りすぎや伸びすぎです。 猫のツメは伸びすぎると肉球に刺さることがあります。 (特に老猫) 4は特に原因が見当たらないのに、 足を引きずる場合に考えられます。 ■足の骨折の場合の応急処置 亀裂骨折、単純骨折、開放骨折、複雑骨折があります。 骨が外から見える場合は、傷口をおさえて止血します。 血が止まらない場合は、心臓に近い部分もおさえます。 傷口をガーゼで覆い包帯を巻いてそのまま病院へ運びます。 ■骨の固定の仕方 添え木や固定具がない場合、ダンボールを使います。 1.ダンボールを肢の長さに合わせて切ります。   (カタチは長方形で短い辺を肢の長さにする) 2.ダンボールを柔らかくほぐしてから、水につけます。 3.半乾きの状態で骨折部分に軽く巻き、その上から包帯を巻きます。 その状態で、すぐに病院へ運びます。 出血をともなう傷がある場合や、 包帯を外そうと舐めたり噛んだりすると危ないので、 カラーなどで舐めないようにするのもいいでしょう。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る