【猫のヘルシー生活ガイド】猫の食生活など愛玩動物救命士の視点で語る。

2008/04/25(金)15:15

猫の妊娠について

出産について(2)

猫の交尾は少し特徴があります。 まず、オスがメスの首の後ろを噛みます。 メスは意外とジッとしてることが多いです。 そうやって動けないようにして、 馬乗りになり、交尾します。 オスのペニスはトゲがあり、 このトゲが排卵をうながします。 まれに交尾後にメスに攻撃されてしまう かわいそうなオスもいますが、 このときのオスは攻撃性を失っているので反撃はしません。 猫の特徴のひとつとして、 何匹ものオスと交尾し、同時に妊娠することが可能なので、 子猫の父親が何匹かいることも珍しくありません。 出産前には、血液検査、ワクチンなどを済ませて、 健康体でのぞむようにしましょう。 猫の妊娠期間は、65日です。 前後3日ぐらいすることはありますが、 58日以内に生まれてしまうと、死産することが多いです。 逆に71日以上生まれないとなれば、 出産できないほど成長していると思われますので、 この場合も死産の可能性は高くなります。 特に65日を大きくオーバーした場合は、 至急、獣医師に診せてください。母体も危険です。 本来、猫の妊娠は計画的になされるべきです。 猫は同時に3匹~6匹ぐらい生みます。 生まれてしまって育てられないと嘆くことのないよう、 出産させる予定のない場合は、避妊手術をしておくことです。 計画的に出産する場合は、 あらかじめ何匹生まれるか病院で診てもらって、 育ててくれる飼い主を 前もって探すのがいいと思います。 里親を探すという方法もあります。 →いつでも里親募集 子猫を譲る場合は、 ワクチン・去勢・避妊などの費用をどちらが負担するかなど、 トラブルのないように話し合っておくといいでしょう。 また、子猫を譲る時期として、 乳離れできる3ヶ月以降がいいと思います。 子猫の社会化期は3週から8週ぐらいなので、 この時期にトイレなどのしつけをしっかりしておくと、 新しい家に行っても迷惑をかけることもないでしょう。

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