375025 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【ログイン】

猫多組(ねこたぐみ)

PR

Rakuten Profile

設定されていません

Calendar

Category

Favorite Blog

何時、当たりますっ… あ 芙。さん

Wishlist

Rakuten Card

Keyword Search

▼キーワード検索

Freepage List

Oct 16, 2008
XML
カテゴリ:映画・DVD
ノーチェックだったのだけど、ロケットさんに誘われてからHPを観て、レトロな雰囲気にそそられた。

『イエスタデイズ』

下矢印原作はこの本の中の一篇だそう。
未読だが、本多さんの別の著作を読んだことがあり、文章に温かみがあって雰囲気が良いな、と思った記憶が。



『FINE DAYS』 本多考好 著

余命わずかな父(國村隼)の頼みで、父の昔の恋人を探すことになった息子(塚本高史)
父の生き方を否定し、反発していた息子が、若き父の思い出の品、スケッチブックを通して父の過去を知り、父への理解を深めていき、和解に至る物語。

まとめてしまえばそれだけだし、「余命わずか」とか、「青春時代の淡い恋」とか、「家庭の事情で夢を断念」とか、「想い出のクリームソーダ」とか。

ありきたりといえばありきたりなエピソード、ネタが詰め込まれているのに、なぜか「けっ」と思わず、バランス良くじんわりと感動させてくれる作品に仕上がっていた。

多くの映画を見、本を読んでいるせいもあり、「ありきたりなエピソード満載」には相当厳しい猫なのだが。
正直、ここまで気持ちよく心に響いたことに驚く。

監督の力量、脚本の良さ、役者のバランス、そういった基本がきちんと作られていたからだろうか。

息子が自分と同じ年頃の父親と出会うという、ある種のタイムトラベル的展開なのだけど、結局「過去の出来事」を強引に変えない点が良いし、色々な時代に行くわけではないので、頭が混乱しなくて済む。

この作品を見ると、テーマが近いことから下矢印を思い出すヒトが多いと思う。

 

『地下鉄(メトロ)に乗って』

しかし、著名な俳優が4人も出演し、拡大ロードショー展開をした上矢印よりも、この作品の方がずっと深く響いたぐー

ロケットさんも、同会場にいたウォーカー映画友の茶太さんも同意見だったので、これは私だけの主張ではない。

何が違うのかと考えてみたが、話の流れに無理がない。
登場人物たちを、無理に個性的というか大袈裟に、特別な人間のように扱ってはいない。
だから、誰もが等身大の人間として共感しやすい。

「ありがちなエピソード」を無理にドラマチックにしていないから、反感を持たないで素直に受け止められたのだろう。

いわゆる「おふくろの味」とでも言うのか、決して高級素材ではない食べ物を使って、丁寧に作られた家庭料理のような味わい。
でも、そういう味って、著名なシェフが高級素材を使って作る料理より、美味しかったりしますよね!?

父の青春時代を演じる和田聰宏、当時の恋人を演じる原田夏希が、ともにレトロな雰囲気に似合っている点も良かった。

上映後にサプライズトークショーがあり、塚本&國村さんが登場して、場内大喜び。
塚本さんは、カッコイイだけでなく、トークが面白い青年で、好感度アップOK

彼の「興収なんかどうでも良くて、1人でも多くの人の心に響く作品になっててくれれば満足」発言に、司会者は戸惑っていたけれど、会場は「よくぞ言った!響いたぞ!」とばかりに拍手を送っていた。

國村さんは、どうしても「パコ」での役の面影が頭をよぎり・・・隣でロケさんが「カフェオレ!」とささやくので、失礼ながら笑ってしまった。

二人は撮影外の時間も、ぼーっと一緒に海や空を眺めていたりしたそうで。
その自然さが、そのまま映像に生かされて、良い雰囲気に仕上がっていたのかも。

ハラハラドキドキや、ドラマチックな展開を求める方には、静か過ぐると思うけれど。
シンプル&良質なヒューマンドラマを観たい方は是非、劇場へグッド

11月1日(土)、シネマート新宿他、全国ロードショー






Last updated  Oct 31, 2008 01:36:03 PM

Copyright (c) 1997-2017 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.