たまの読書
一昨日楽天ブックスで頼んだ本が今日届きました。早い。世界短編傑作集(4)この中に入っている、「いかさま賭博」という話が読みたかったのです。「いかさま賭博」:著者チャーテリス。ポーカー勝負で、いかさま賭博士をどうやり込めていくのかが見所。ミステリですので、中身は書きませんがポーカーに詳しくない私でも、話が分かりやすく、事態が二転三転していく様が面白い。只、ミステリとはいえ、古い年代の出版物なので本やメディアに触れる機会の多い現代人なら簡単に先が読めてしまう筋書きです。トリックに期待してはいけないかな。この話の面白さはトリックではなく、人間の駆け引き。最初に言っておくべきでしたが、この話の主人公は「セイント」こと、サイモン=テンプラー。映画化された「セイント」の原作シリーズの内の一つです。私はあまりミステリ詳しくないので知りませんでしたが、セイントはアルセーヌ=ルパンと並ぶ文学5大義賊の内の一人だそうです。「5大義賊」なんてあったんだ。とにかく、突っ込み所が各所にあって、結構にやけながら読みました。原哲夫か荒木飛呂彦に漫画にして欲しい。絶対面白いと思う。「セイント」の映画は、劇場公開時は観ませんでしたが、公開時の評価がかなり低く、主演のヴァル・キルマーが凄くこき下ろされていた印象が・・・。ですが、ちょっとこの「いかさま賭博」でセイントを見直したので映画も観てみたい気がします。「義賊」と聞いて思い出して、懐かしい漫画も読みたくなりました。シルバーアロー/牧あけみ私の好みではかなり異色の部類ですが、中学生の頃に読み耽りました。原作の牧あけみ氏は、今どうしてるのかと思ったら、ハーレクインのコミックス化を描いてる様です(驚!)絵がキラキラですし、きっと合うと思う。読みたいわ。牧あけみハーレクインコミックス最新作