862569 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

DaNemo

DaNemo

1602270304谷中・東大前:SESTETTO VOCALE

テーブル囲んでマドリガーレ

飲んで食って歌って笑って:宮廷流に楽しく学ぶ

SESTETTO VOCALE
森有美子 かのうよしこ 福島康晴 中村康紀 辻康介 阿部大輔

2月27日(土)かのう・中村・辻・阿部
couzt cafe コーツト(千代田線根津駅徒歩6分:台東区谷中2-1-11, tel.03-5815-4660)
午後7時30分開演(午後7時開場)
3,000円(ワンドリンク込)その他オーダーも出来ます。

3月4日(金) 森・福島・辻・阿部
フランスカレー(南北線東大前駅徒歩2分:東京都文京区向丘1-1-1, tel.03-6801-6072)
午後7時30分開演(6時30分開場) 
3,000円+オーダー

要予約(各回定員20名)
ご予約・お問合せ:ダ・ネーモー nemotsuji@mac.com 070-6525-0772

tsuji_SESTETTO-VOCALE_2016_omote_22734_2.jpg

 ルネサンスの宮廷人にとって音楽は教養でした。そんな中でも、最も高い教養とセンスが求められた音楽が「マドリガーレ」です。マドリガーレはイタリア・ルネサンス音楽を代表する音楽で、アカペラのアンサンブル編成で書かれたイタリア語の歌です。ルネサンス絵画の世界が詩と音楽で繰り広げられます。でも、優雅な宮廷生活を送っていた人達は、そんな音楽を遊びながら学び楽しんだのでした。
 宮廷人達は様々な場で「マドリガーレ」を楽しみました。大パーティーの折にはお抱えの歌手や演奏家が詩人とともに新曲を披露しました。それはちょっとしたお芝居になったりもします。宮廷人は自らも歌います。避暑地の大別荘の庭園の木陰で、お昼寝の前に鳥の声と共に、あるいは夕涼みの中庭で晩餐の準備が整うのを待ちながら・・・テーブルを囲む素敵な日常空間がマドリガーレの聴こえる風景でした。
 「テーブル囲んでマドリガーレ」ではマドリガーレの原点に帰って、歌い手も聴く人もテーブルを囲んで楽しくと気を過ごします。面白く丁寧なお話とともにマドリガーレを楽しめるコンサートです。プログラムには艶っぽいルネサンス小唄も添えてあります。はじめてルネサンス音楽に触れる方も歓迎です。どなた様もお気軽にご予約ください。1500年代から1600年頃にかけての作曲家とルネサンスの詩人達の音楽、意外と演奏される機会の少ない作曲家の作品も本来の輝きをみせてくれます。今回はこのコンサートシリーズ第二弾、レパートリーも増えています。どうぞお楽しみに!

主な曲目
アルカデルト「白い白鳥」J.Arcadelt ‘’Il bianco e dolce cigno’’
フェスタ「真実とは思えない」C.Festa ‘’Non mi par che sia vero’’
カンビオ「愛神はなぜ盲目か」P.Cambio ‘’Sapete amanti’’
マレンツィオ「西風は戻り」L.Marenzio ‘’Zefiro torna-Ma per me, lasso’’
ローレ「別れは辛くとも」C.de Rore ‘’Ancor che col partire’’
ローレ「快い葉陰に」C.de Rore ‘’Alla dolce ombra’’
ヴィラールト「奥方様ご覧下さい」Willaert ‘’Madonna mia fa’’
ドナート「ガリアルドを習いたい奥方は」B.Donato ‘’Chi la gagliarda’’
ジョスカン「コオロギ」Josquin de P. ‘’El Grillo’’
パレストリーナ「鹿が谷川の泉に」Palestrina ‘’Sicut cervus-Sitivit anima mea’’
その他

SESTETTO VOCALE
SESTETTO VOCALE:セステット・ヴォカーレは、マドリガーレを専門に演奏する声楽アンサンブルです。男声をメインにした編成によるマドリガーレ本来の響き、六音音階とルネサンスの旋律論に基づいた古くて新しい音のデザインにどうぞご期待ください。

森有美子(ソプラノ)
東京音楽大学声楽演奏家コース卒業。 イタリア・ローマへ留学後、東京藝術大学大学院古楽科バロック声楽専攻修士課程 卒業。様々な宗教曲等のソリストを務めるかたわら、日本ヘンデル協会主催のバロックオペラなどにも出演。2010 年には金子みすずの詩集による歌曲集「わらひ」(久保田翠作曲)CD をリリース。2015年よりマドリガーレグループ「Sestetto Vocale」のメンバーとして活動を開始。http://ameblo.jp/golositayumikko/

かのうよしこ(アルト)
青山学院大学で日本史、東京芸術大学で声楽を学んだ後、ケータイ事業者へ就職、その後音楽業界に転職しつつ、併走 して京都造形芸術大学でランドスケープデザインを学ぶ。現在は同大学院に在籍(日本庭園史専攻)、兼、フリーのライター、エディター、ヴォーカリスト、 ヴォイストレーナー。 http://kanoppi.jp/

福島康晴(テノール)
東京音楽大学大学院作曲科修了。2006年よりイタリア・ミラノ市立音楽院において「ルネッサンスのポリフォ ニー」をD.フラテッリ氏の下で学ぶ。声楽をB・M.カゾーニ、V.マンノ、A.ジャネーゼの各氏に師事。2009年にミケランジェロ・グランチーニ (1605-60)の論文とコンサートにより、最高点・褒賞付きで卒業する。その後、自らアンサンブル・グランチーニを結成し、イタリア公共放送ラジ オ”Rai 3”にて生演奏を行う。これまでにイタリアで多くのバロックアンサンブルと共演する他、バロックオペラの出演も多い。2012年に帰国し、自らエクス・ ノーヴォ室内合唱団を組織し指揮活動も精力的に行っている。

中村康紀 (テノール)
高校卒業時よりアンサンブルに傾倒、埼玉大学教育学部小学校教員養成課程音楽専修卒業、その後声楽の勉強を始める。東京芸術大学音楽学部声楽科卒業。
演奏の傍ら、イタリア詩の翻訳作業、オペラのリブレットの対訳等も行う。モンテヴェルディ倶楽部メンバー、Concerto Sotto l'Albero(木陰の楽団)主宰。

辻康介(バリトン)
SESTETTO VOCALE、南蛮ムジカ、ネーモー・コンチェルタートnemo concertatoなどのグループを主宰し歌う。モンテヴェルディ「オルフェオ」(宮城聡演出)や「オルフェオの冥界下り」(安田登構成・演出)のオルフェオ役、「イナンナの冥界下り」(安田登構成・演出)のイナンナの声。「ジョングルール・ボン・ミュジシャン」「都市楽師プロジェクト」メンバー。「中世の移動ド:ソルミゼーション」講座を各地で開き、講座受講生による合唱団Ogmios音楽監督、聖心女子大学グリークラブ常任指揮者。国立音楽大学楽理科卒、同大学音楽研究所修了、ミラノ音楽院とミラノ市立音楽院の古楽科で学ぶ。声楽を牧野正人、クラウディオ・カヴィーナらに師事。

阿部大輔(バス・尺八)
尺八では古典本曲や現代音楽を主に、声楽ではドイツ、イタリアのバロック時代の宗教音楽を中心に演奏している。邦楽グループ「むつのを」、邦楽創造集団「オーラJ」、尺八バンド「背に雨」、ヨハン・セバスチャン・カンマコーア・ヨコハマ、Vocal Consort Tokyo、EX NOVO室内合唱団等に参加。NHK邦楽技能者育成会第51期卒業。

tsuji_SESTETTO-VOCALE_2016_ura_22734_2.jpg

企画・主催 DaNemo
フライヤーデザイン 河合千明


icone150919-2.jpeg
辻康介Da Nemo


© Rakuten Group, Inc.