エレファントピア

2006/04/04(火)17:12

ジェンダーの視点で

ひとこと(77)

先週土曜日にNHKでやっていた、「日本のこれから」という番組を見た。 この番組は初めて見たが、「女の怒り 男の本音」と題されたジェンダーに関する公開討論番組だった。 これを見ていくつか思ったことがある。 #1.この番組に招かれている人たちは、日本の社会を代表する一般的な男性、女性なのか。それともそれぞれの分野、特化した環境を代表して選ばれた人たちなのだろうか?最初は見なかったんだけど、一体どうやって招かれた(選出された)人たちなのかなあ。 #2.日本女性って働き者だなあ。。働かせろ!って言って、泣きそうになったりけんか腰になっている。(気持ちは分かるが…) 他の国では、もしも特に経済的に苦しくなければ、そんな泣くほど働きたい人って少数ではないだろーか? #3.専業主婦が見ると肩身の狭い思いをする番組。特に私のように子供もいないのに専業主婦なんて、人間ではないのかも…! #4.大臣とかいう人たちって、こんなに現実と乖離しているのか~。切々と現状を訴える経営者への嬉々とした答えが、あまりにも明後日の方向で目眩を覚えた。 結局全部見てしまって夕ご飯が遅れて夫に怒られた。 でも見てよかった。なぜなら改めて「日本のこれから」をジェンダーの視点で考えてみる機会となったから。 男性も女性も同じ条件で同じように働いて、同じ報酬を当然の権利として受けとる。年功序列撤廃の後はジェンダーフリー。子育ては外注もOK!むしろ外注して、皆外で働こう!…という社会。 お隣の国、中国なんかは結構そんな社会では?女性が役職で部下が男性なんてザラ。子育ても別に母親ががんばらなくても、おじいちゃんおばあちゃんが見てくれるし、保育園に預けられる。意識的に「母親でなくちゃ!」というのが親子ともに希薄なので、さばさばしている。親の不在に悲壮感がない。 だから日本がそういう社会に行こうとするならば、それは無理なことじゃないんだと思う。本当に変えようとすれば変わるんだろうなあ。。と思う。 ただ、私を含め、日本女性にそこまでのガッツと気合があるのかどうか。変えることにも、変わった後のタフな社会で生きていくことにも。 そもそも今後、雇用の場がそんなに確保できるのかねえ? あと日本の将来のためには家族というユニットを壊さない(これ以上小さくしない)ほうがいいんじゃないかと思うけどなあ。ある程度人数まとめて相互扶助させたほうが合理的。

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