くりごと

引越しに備えて家の中を整理しなくてはならない。

そしてこの家で一番多くの場所を取り一番多くの容積も占めている、

私の大事な大事な本たちを何とかしなければいけない時期が来てしまった。



本は私にとって一番の宝物である。

宝石もドレスもバッグも靴も必要以上には欲しいと思わない。

時計は時間が解れば良いし靴は歩きやすければ良いと思う。

だけど本だけは自分の好みの小説であるかじっくりと調べてから買う。

そうして気に入った本は時を開けて２度、３度と読み返すから手元に置いて置きたいのだ。



その結果１５年このマンションに住んで溜まりに溜まった本、主に文庫本がだいたい3000冊は

あるのではないかと思う。（実際の数が解っていないから）

単行本が並んだ背の高い本棚が４つ、あとは文庫本を入れる薄目の本棚があちこちにある。

この文庫本用の本棚は非常口の階段横に居たが捨ててあったりすると夫がそうっと拾ってきて

トントンカンカン手作りしてくれた本棚で実にあちこちの隙間にぴたりとはまり重宝していた。



帰国して住む家は非常に小さくて狭い家である。

だから今ある物を大量に始末しなくてはならない。

服も靴も家具も食器も、そして私の大事な大事な本たちも！！　(￣□￣|||)がーーん！

これから泣く泣く私は仕分けをしなければならない　ああん(~O~;)(;~O~)ああん

一冊一冊よく考えながら、総ての本にお別れを告げて．．．｡･ﾟ･(ﾉД`)･ﾟ･｡



さようなら私の可愛い文庫本たち！

もう一度読んであげたかったのにごめんなさいね！

私の不甲斐無さを許してちょうだい！

古本屋さんではにこやかにして新しい持ち主を探すのですよ！

明るい笑顔が第一よ、そして気持良い挨拶をするのよ！

私は貴方達が捨てられたり破られたりしないように幸せを祈っているから！

もうお別れなのね～！えっえっえっウゥ （-_＼）（/_-）ウゥ



司馬遼太郎・池波正太郎・隆慶一郎・藤沢周平・宇江佐真理・北原亜以子は全部持つ。

その他の著書は作品ごとにもう一度読みたいか考えながら仕分ける。

そして読み返すか返さぬかに関係なくとにかく手元に置いておきたい特別な本もちゃんと分ける。



なかなか手につかないけれどとにかく私が責任持って終わらせなくてはならない。

間違ってでも売られた後では取り戻す気力はもう無くなってしまうだろうから。


....（。_　_）σ||　イジイジ　しかし気が進まないの～！