2008/04/28(月)10:04
西新井大師は花盛り
おとといの金曜日に、ずっと厄除け参りに行こうと思っていた西新井大師へ出かけて来ました。
連休になってからでは混雑するに違いないので今のうちとばかりに思い立ったのです。
西新井大師へは子供の頃一度だけお参りに行った事があるのですが、何となくすごく遠くのような気がしていました。
調べるとバス一本で乗り換えもなく行かれる場所だったのには驚きました。
赤羽駅前始発のバスに乗ったのですが、なんだ途中で家に結構近い停留所に止まる事が判明しました。
大雨が止んで晴れ上がった平日の昼間、なんとなくのんびりとしたバスの行程は20分程のものでした。
西新井大師の正式な名前は五智山遍照院総持寺と言い、天長3年(826年)に弘法大師により建立されたそうです。
境内には弘法大師によってもたらされたとされる加持水の井戸があり、この井戸が本堂に西側に所在することから地名の西新井が由来したとされています。
環七沿いの停留所から参道はすぐそこでした。
古い店舗が並ぶ参道の置くに古い山門が見えています。
知らないで行ったのですが丁度「はな祭」と称して「桜・牡丹・藤・芍薬・菖蒲・紫陽花」が境内庭園で次から次へと開花する「牡丹」が満開の時期に重なっていました。
境内の6箇所には70種、4500株の牡丹が植えられ「ぼたん大師」とも呼ばれているとは知りませんでした。
庭園は満開の牡丹で見事な様子でした。
色とりどりの牡丹が仄かに香る事を初めて知りました。
丹精された牡丹にはそれぞれ立派な名前がついています。
牡丹にこんなに様々な色や模様があるとは知りませんでした。
同じ花びらの色でも中心の色が違ったり、花びらのつき方が違ってたりです。
どんな説明よりも実際の牡丹をお見せするのが一番だと思いましたので・・・(実はどう説明したら良いか解らないので)
天気が良かったので花を見物に来た人でいっぱいでした。
平日でこうなのですから連休中の混雑が想像出来ます。
広い境内には藤棚もあり、長い房状の花が気持ち良く風になびいていました。
本堂は生憎改修工事中で囲いの外側からしか拝めませんでした、残念。
大きな花房は「大手まり」だそうです。
小ぶりの紫陽花のようにも見えますがとても美しい風情でしたよ。
栄螺堂(さざえどう)。
昔は、ここに参れば一時に諸国の霊場、諸仏を巡拝したのと同じご利益があるとされ、さざえの殻の中のような堂内を初層から三層まで巡拝したそうです。
一見三重の塔にも見える不思議な形の建物でしたよ。
如意輪堂(女人堂)
「おんはんどま しんだまに じんばらうん」
書いてあった真言は如意輪真言と言うのでしょうか?
本堂の裏、奥のほうにある「奥の院」。
このような立て札で説明があるのですが、それぞれが建てられた年代などが何処にも書いてないので残念でした。
それぞれの由来や建立年などが説明されていたらもっと興味深いでしょうに、もったいないなぁ・・・・。
光明殿と八角大師堂。
ここもどうやって使われているのか解りません。
堂の横にある宝篋印塔に「文政・・・」と彫られていたのが唯一年代の解る手懸りでした。
古くから信仰を集め沢山の人々から崇敬を受けている、西新井大師ですが、境内の立て札のみならずインターネットで検索しても、建物などについての細かい説明はどこにも見つかりません。
あまり気にする人は多くないかもしれませんが、由緒あるお寺なのですからもうちょっと丁寧な説明が欲しいと痛感しました。
帰りに再び参道に戻り、名物の草団子など方々の店で試食させてもらい、結構お腹一杯になってしまいました。
柔らかくて美味しい3cmくらいの小さい草もちの中に漉し餡が入った「大師餅」とみたらし餡が中に入ったお餅を買って帰りました。
防腐剤を入れてないので1日しか保たないとの事でしたけど、美味しくて摘む手が止まらずにしっかり全部食べ切りましたよ
家から30分くらいで行かれてしまうのですから、またお餅を買いに行こうと考えてます・・・あ、お参りが先でしたね