くりごと

卒業式（ボストン旅行）よりの続き






さて、無事卒業式が済みホッとしたのですが、息子の体調が今一なのと私達の疲れも随分溜まっていましたので、一旦それぞれが引き揚げて夕方再び合流する事になりました。

前回同様ボストン名物のシーフードレストランに出向いてロブスターなどを食べようと楽しみにしていたのですが、ちょっと離れているレストランに行くのが億劫になって来ていました

息子も何だかシーフードに食指が動かない様子。

夕食はホテルの１階に併設されているアメリカンフードのお店に行く事に変更して、部屋でしばしお昼寝をする事にしました






ちょっと休息を取ったせいで、それぞれ調子が少し戻った感じで卒業祝いをする事が出来ました



ホテル併設のレストランＵＮＯ



次から次へと注文の品が運ばれて来ますけど、お店のウェイターが本当に大丈夫かと心配した程いっぱいオーダーした息子です


フェンウェイパークがすぐ近くですから、後の壁にあるように、店内至る所にボストンレッドソックスに因んだグッズや写真が飾られているお店です

息子はお腹が空いてくれたようで実に良く食べてくれました



オニオンストリングス　　　　　　　　　　　　　　　　　　サーロインステーキティップ



名物の２段重ねピザ　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ベイビーバックリブ



ポテトに隠れてるけどデカイハンバーガー　　　　　　　　　ケイサディア（Quesadillas）


実はこの他にグリルドベジタブルなどもあったのですが、写真を撮り忘れました

さすがに食べ切れずにハンバーガーは包んで貰い、息子の次の日の食事に持って帰ったのですけどね





いくら一緒にいても卒業式の事、今後の事、家族の話から思い出話までしゃべる話が尽きません。

夏に一度帰国するつもりだと聞いて嬉しくなった私達は、調子が悪かったのが心配でしたので必ず医者に行く約束をさせてアパートに帰しました






その晩の事です、明け方２時過ぎに廊下でいきなり何やら騒がしい放送に続いて火災警報が鳴り出し起こされました

他の部屋から騒ぐ音も聞こえず煙の臭いがする訳でもなく、様子を見ていても警報が鳴り止みません

フロントに電話して聞いたのですが別に何も起きていないとの事、チェックをしましょうとのんびりした答えが返って来ました。

やがて数分後ようやく警報が止まり、後は何も無かったのように静かになりましたけど、再び眠るのに苦労しました

こんな些細な事も混ぜれば、本当に今回の旅は色々起きる旅です




寝不足のまま朝を迎え、朝食を摂ってから飛行場に向かうまで少し時間がありましたので、息子のアパートまで歩いて行って来ました

ネットでメールをチェックすると、最後の一晩の留守番してくれていたゆりりんが、初めて吟が懐いて一緒に遊べたと嬉しそうなメールをよこしていてくれました

帰る家の事は何も心配が無いので安心しました。

後は長い飛行機の旅と着いてからの新型インフルエンザの問題が残っただけです

医者に行く息子に、診断を必ず知らせて来るように頼んで（もし新型インフルエンザだったら私達にも感染の可能性が出て来ますから）、送らせずにアパートを後にしました





帰りの飛行機は、相変わらずあまりサービスが良くありませんでしたけど、出国手続きなどは問題なくスムーズに行ってくれました。

行きに乗った飛行機のスタッフよりも帰りの方がちょっとだけ良かったかもしれませんが、やっぱりトイレは汚れ放題のままでしたし、古い映画をずっと遠くになる見難いスクリーンにぼやっと映る状態は変わりありませんでした

ただ、途中で足を動かそうと歩いて一番後方に行き、そうっと窓のブラインドを開けて見た景色はすばらしかったです

アラスカ上空で雄大な氷河を見る事が出来ました

この辺りでこんなに雲が無く見渡せる事は今までありませんでしたから感激です



見渡す限りの雪山の景色、氷河の流れをくっきりと見る事が出来ます。



氷河に削られて鋭い尾根になった山々がどこまでも続いています。



削られた窪みをカールと呼びます。　氷河の先は川になって続いて行きます。


大自然の凄さに息を飲む思いでしばし見続けてしまいました





さて、こうして色々あった旅は終りに近づきました。

そして無事着陸してから、あの新型インフルエンザの騒ぎへとつながったのでした。


ただいまにここでつながります




息子はアメリカで国家試験を通ったらそのまま就職する予定です。

このまま永住になるのでしょう。

もう面倒臭くて行くのは嫌だと思ったりもしたのですが、そうなればまた何時か飛行機に十数時間揺られる事もあるかもしれません。

せめてその時はノースウェスト航空だけは使わないんだって