2009/07/03(金)01:21
伊豆紀行2・浄蓮の滝で
さて、柿田川湧水公園を出てから気が付いたのですが・・・・・・
公園内のどこかで湧水が飲める場所があったはずなのに、思い出しもせず飲まずに出て来てしまっていたのです
富士山の雪解け水、さぞ美味しかったでしょうに何て事を
私ってつくづく富士山に縁が無いのかしら・・・・・ミ(o_ _)o バタン!!
混んでいてなかなか右折が出来なかった国道1号線に乗り、少し先で136号線に入りました
これから伊豆半島の中央部を南下して、次の目的地の浄蓮の滝へ向かうのです。
滝までは階段をずっと下りるそうなので車椅子は無理ですが、ラッキーな事に両親はそれぞれ以前訪れた事があるそうで、お土産屋さんで待っていてくれる事になりました
いくつもある伊豆の滝、ひとつで良いから是非見たいと私が願って決めたコースです
136号線は両側に田畑や山並みを侍らせながらくねくねと続きますが、晴れていて気持ちの良い緑がドライブの目を楽しませてくれました
浄蓮の滝の入口には沢山のお土産屋さんが並び、駐車場には観光バスも止まっていました
バスはやがて出発しましたので、運が良い事にお店や滝で混雑を避ける事が出来ました
両親は結構楽しそうにあれこれお土産を見ていましたので、安心して滝の見物に出かけられました。
随分長い階段を下り、着いた所に「天城越え」の歌碑がありました。
湿度が高い場所なのでしょう、苔が辺り一面に生えています・・・歌碑にも木の幹にも階段の壁にも。
写真にしてしまうと小さく見えますが、結構な高さと水量のある滝でしたよ
浄蓮の滝の主は女郎蜘蛛の化身だという伝説があるそうですが、明るい初夏の太陽の下では滝壺の深い碧色も軽やかに見えます
滝のある谷一帯には流れ落ちる水音が響いているばかりですが、真夏には蝉の声がそれと競うように聞こえる事でしょう
滝から流れる川の片側は、一面のワサビ田になっています。
清らかに流れる水でしか育たないワサビがぎっしり育っていました。
隙間なく広がった葉に照り返す太陽の光で、ワサビ田の辺りだけぐんと明るくなっていました
ここでワサビソフトクリームを食べたのですが、食べるのに一生懸命で写真を撮っていません
この滝壺近くのお店のワサビソフトクリームは、薄い緑色をしていてワサビのツンと来る独特の辛さがソフトクリームと混ざり合ってなかなか美味しいものでした
姉は上の駐車場のお店で買ったのですが、白いソフトクリームの中にワサビが粒々と入っているというものでした。
もちろんそちらも美味しかったですよ(味見させて貰いましたからね)
白い方は本物のワサビを細かくして入れていあるけれど、薄い緑色の方は練りワサビを入れてるとか。
片方は本物のワサビが入っていると宣伝し、もう片方は練りワサビじゃなくちゃこの独特の辛さがわかりゃしないと宣伝して・・・面白いですね
私達は両方楽しんだし、それだけじゃなく実は更にワサビジェラートだって食べちゃったんですよ、美味しかった
夫と二人での旅だとこんな味見大会のような事はしないのですが、母や姉が一緒だと何だか色々な物を「食べてみようか」という気になるのが不思議です。
やっぱり女性の方が食いしん坊なのか、それとも好奇心が強いのか
でもおかげで色々な事が経験出来たかな・・・これからは夫と2人で旅行に出かけても、もうちょっとその土地の食べ物を試してみようかなって思います。
駐車場の広場に伊豆の踊子の記念碑が建っていました。
長い階段をひぃふぅ登ってお土産屋さんに着いてみると、両親はすごく楽しそうに沢山のお土産を買っていました
たった一泊の旅行だし、お土産を買いに来た訳ではありません。
初めは何やってんだろうと思いましたけど、2人の楽しそうな顔を見ているうちに、そうやって誰々にはこれ等とお土産を選ぶという事自体が楽しみなんだと気がつきました
お土産に対する考え方に世代の違いを感じますが、それだけじゃなく、普段自由に出歩く事が叶わない父にとって、誰かを念頭に置いて買い物をするという事が、大きな喜びになっているのだろうと思いました。
そしてそんな父を見て母も嬉しいのだと思いました(もっとも彼女は元来の買い物好きでもありますが)
でもまだ目的地の西伊豆へ着いた訳ではありません。
お土産を買う場所はまだ沢山あるからと、ようやく車に乗り込んだのでした