2011/02/07(月)00:20
会津湯野上温泉1
1月23日(日)、午後1時半ごろに南会津の湯野上温泉に到着しました
乗って来た会津鉄道の電車、車輪部分に雪がぎっしり詰まっていて運転手さんが金づちでたたき落としていました。
会津鉄道は単線なので、逆方向に行く電車があると駅に止まったまま行き過ぎるのを待っています。
ちょうどこの時、帰りに乗る予定時刻のAIZUマウントエクスプレス号が入って来ました。
雪景色の中の赤い色はとても華やかです。
駅舎の中には囲炉裏が切ってあり、茅葺屋根を守る為に年中火が燃やされています。
お茶のサービスもあり待合室としての雰囲気がとても暖かです。
(反対側にお土産品をの売店もありました)
これは私じゃありませんよっ(何だか似てる気もするけど)
駅舎の入り口に置いてあった起き上がりこぼし。
台上の頭のてっぺんまで150cmくらいはある大きなものでした。
起き上がり小法師会津地方に古くから伝わる縁起物・郷土玩具の一つである。起姫ともいう。会津の人にとっては「赤べこ」の次に馴染みのある郷土玩具である。稚児をかたどった可愛らしさがある。会津地方ではこの小法師を「十日市」という毎年1月10日に行なわれる縁日で家族の人数+1個を購入し一年間神棚などに飾る。
駅舎の茅葺屋根にも雪がこんなに積っています。
茅葺屋根から下がるつららは囲炉裏に燻された煙を溶かしたのか、茶色っぽい色をしたつららでした。
一年を通して季節ごとに素敵な撮影ポイントとなっている湯野上温泉駅です。
この日泊まる事になっている宿「星乃井」から車に迎えに来てもらい駅を後にしました。
この冬の旅行を何所にしようかと何日もかけてネットで色々調べた結果、「ここだ」と決めた湯野上温泉の宿でした。
湯野上温泉は湯量がとてもかで、1分間に約630リットルもの湧出量があり、この地域のほぼ全戸に引かれているそうです。
戦前までは造り酒屋だったという宿の屋根には千木がすっくと伸びています。
この日、ホースで温泉を流して屋根の雪を溶かしていたそうで、母屋の屋根には雪がありません。
母屋手前に大きな布袋様の像と足湯があるのですが、雪に埋もれたようになっていてちょっと見え無いのが残念です。
入り口の看板にこんなに雪がつもっています。
内部は古い梁などを生かした造りになっていて、木材の重厚さが落ち着いた雰囲気を作っていました。
客室は全部で8室の小ぢんまりした規模ですが、建物やお風呂施設などとてもたっぷりしていて、気持がゆったりとなれる滞在になりました。
通された部屋は10畳の和室、すでにヒーターがついていて部屋は充分に暖められていました。
この時外の気温は-2℃くらいだったでしょうか、暖かさは大きなおもてなしなのだと体感しました。
部屋にはトイレがついていないとの事でしたので、行くまではちょっと不安もあったのです。
でも部屋のすぐ近くにあるトイレは最新式の全自動でピッカピカ
そしてトイレと洗面所すべてのエリアが温泉による床暖房が施されていて、何ともやわやわと優しく暖かな環境になっていて驚きました
暖かくて清潔で、併設じゃなかったけど何も問題なく居心地の良さを味わいました
星乃井は全8室という宿ですが、男女それぞれに露天風呂もある宿です。
泊まる宿を選ぶ時、露天風呂のあるなしは私にとって大きな決め手となります。
日常から離れて普段と全く違う環境を味わいたくて出る旅です。
露天風呂に浸かってのんびりしたい、自然の中で外気を深呼吸してお風呂に入りたい・・・それはとても大切な条件なのです
特に冬の旅行時には雪の中の露天風呂
雪が好きで好きでしょうがない私の冬の旅行なら絶対条件となっています
外は時折雪がちらちらしている天気でしたけど、まだ明るい時間です。
お風呂は夕方ゆっくり入ろうと決めて、まず雪の中を歩きたい
何時間も電車の中から眺めるだけだった為フラストレーション溜まってました私(爆)
もういても立ってもいられない、外に行こう~
宿の方に散歩に行く事を告げて、この日の為に揃えた防水型のトレッキングシューズの紐をしっかり結んで勇ましく(笑)出かけましたよ
写真などの量が多くなって来ているので次のブログへと分散いたします。 つまり続きへ移動すると言う事です