2008/09/17(水)13:18
ママ友達と恋愛的修羅場なのか?と自作小説
はい!今日はちゃんと修羅場載せます。
朝からダークです。呆れちゃったらゴメンなさいです!
で、ですね。
私もう疲れちゃいまして…。
子供のためだと思って、
平気なフリして何とかこなしてた役員のことでも疲れてて、
誰も私が苦労してること知らなくて、誤解だらけで、
仲良くしてると思っていた彼女にもそんなこと言われて、
メッチャ落ち込んだんですよ。
もうこんな思いするなら、幼稚園やめちゃおうかと…。
お母さんたちと関わりの無い保育園に変えようかと…。
泣いてましたね。
そしたら、
「私のせいで辞めるつもりなの?!」
「いや、アナタのせいじゃないから。私の問題だから。」
「あのさあ、りらっくちゃんて、子供みたいだよね。
なんかいっしょにいると、すっごい私が嫌な人みたいで嫌なんだけど。」
「そうなんだ?
ごめんなさい。」
「何で感情的になってんの?
私は冷静に話してるんだけど。
だいたいりらっくちゃんって八方美人だし、
いっしょにいると疲れる。
空気読まないし、無神経だよね。
もっと気を使ってよ。」
軽くめまいを覚えました。
もうどうでもいいや~と。
自分の中で何かがスッと冷めたのがわかりました。
「ふうん。そうなんだ?それはこっちのセリフだよ。
私も疲れるから。」
「何?!そうなの?
やっぱりさあ、私たちって合わないと思うんだよね!
他の友達探してよ!」
「はあ、友達?
もういいや。別に私には、いらないし。
大体今までいっしょに過ごしてて楽しかったんじゃないの?」
「楽しかったけどさ…。
だって、あるでしょ?私にだって直して欲しいとこって。」
「えー、別に、んなの長所も短所もあってアナタなんだから、
そのまんまでいいんじゃないの?
でもさ、アナタは私をマンマで受け入れられないんでしょ?
んじゃ、しょうがないじゃん。」
「うん…、そうだね…。
でもさ、コリラックくんが可哀想だと思わないの?
親の都合で幼稚園辞めたりして。」
「そうだね…。
うん、やめないわ。」
「そう?それなら良かったけど。
ねえ、アナタさあ、友達いるの?」
「うん。いるよ~。
遠くに行っちゃったけどね。
お互い大事にしてる大切なヤツがいるよ。」
「ふうん。みんなから嫌われてるからいないかと思った。」
「うん。でもいるんだよ。
アナタもいるんでしょ?
そういうはっきりモノ言うとこ好きだから、
きっと友達もそういうとこ好きなんでしょ?」
「いるわよ。そうかもしれない…。」
「うん。」
「ねえ、私がここまで言ってるのに、何で怒って電話切らないのよ?
普通怒ってガチャンて切るでしょ?」
「普通って、何が普通なのよ?」
ってな感じの話を延々と1時間しゃべった…
ねえ、この会話ってどうよ?
なんだか、彼氏と彼女の別れ話みたいでしょ~???
(でもない?ただの女同士の修羅場?)
言い返すと思ってなかったらしく、ビックリしてました。
まあ、私はこういうヤツですよ。
でもさぁ~、ここまで本音さらけだされて、
辞めないとしたらさ、
残りの幼稚園半年をどうすんだよ?!
って、聞いてて思ったワケだ。
コレがもしも私が男で彼氏だったりしたら、
「うるせえよ!わかったよ!あばよっ!」
って感じで、速攻別れます!!!
めんどくせーっ!!!
でもさ、お母さん同士が仲悪くなったら子供にも伝わるんだよ。
幼稚園でしょっちゅう会うし、
幼稚園ってさ、終わってから遊ぶの保護者同伴がほとんどだし、
母親が「あの子とはもう遊ばない」って言ったら終わりなんだよね。
子供のこと考えると、頑張りたいし、
修復したかった。
(何だこのコメント。妻に三行半叩きつきつけられた旦那みたいだな…。)
向こうもそう思ってたのかもしれない。
でもさ、一時期仲良かっただけに、
気分は別れた彼女を持った男の気分!!!
も~、会う度に、気まずくて気まずくて。
でも大人だから、ちゃんと挨拶したりしゃべったりしてたよ。
何もなかったようにね!
(きっとこうやって世の中、仮面夫婦ができてくんだよ!怖っ!!)
流して、そのうちまた仲良くできれば、それはそれでいっかーって思ってた。
それに、私が辞めたりしたら、彼女は自分のせいだと思うだろうし、
そう思われるのは嫌だし、
コリラックも幼稚園好きだから可哀想だし。
長期休みは、遠距離友達が助けてくれたりして、
んで、最後まで幼稚園残った!
その後は幼稚園でママ友ってやつ、できませんでしたね。
怖くて。
いい人たちもいたけど、もうグループできてたし、深入りしなかった。
私は私でやって行こう。独りでもいいや!って思ったね。
預け保育できたし、子供同士は遊べてたから。
でも独りでいると、かな~り、風当たりキツかったけどね!
あ~、そんなことがあったんだよな~!
もうね、ホント、大変!
すぐ近所じゃなくて良かった!
過ぎ去って良かった!!!
本音を言って、絆が深まる人もいますが、
今その彼女とは会ってません。
時間が経てばいい思い出とかってやつになるんでしょうか?
それは時間だけが知ってるような気がします~!
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「ある女の話:アヤカ」
そう言ってくれたのに、ツカちゃんからの電話は無くて、
私はやっぱりからかわれたのかな~なんて思った。
そう思った翌日にツカちゃんから電話が来たので、
ビックリした。
「あのさ、良かったら、
二人でどっか行かない?」
それってデートになるのかな?
一瞬迷ったけど、
遊びに行く位いいかと思った。
「二人で?どこに?」
「う~ん…
遊園地とかは?」
「え?遊園地?」
「え?変?」
「ううん。ツカちゃんが遊園地って、
何だか意外な気がしたから。」
「ライブばっか行ってそう?」
「うん。何かそんな感じ。
家にいて音楽ばっか聴いてそう。」
ツカちゃんの笑い声が聞こえた。
「あのさ、その日バイクで行こうかと思うんだけど。」
「え?バイク乗れるの?」
「うん。中型。気持ちいいよ。
だから乗れる格好してきて。」
「うん。」
私は初めてのことにドキドキしていた。
男の子のバイクの後ろに乗るってことも意外で、ワクワクした。
前日のスタジオで、
ツカちゃんは特にいつもと変わらない感じで私に接してた。
私もエリにからかわれそうなのが何となく嫌で、
ちょっと黙っていた。
ツカちゃんも話していなさそうだった。
当日に私の家の近くのコンビニの駐車場でツカちゃんが待ってた。
私の分までヘルメットを持ってきていて、
はい、って渡してきた。
何だか男の子と二人で出かけるってだけでドキドキしてるのに、
バイクの後ろに乗るってことは、
ツカちゃんの背中につかまるってことだよな~って、
今更思って更に緊張した。
落ちないようにしっかりつかまってね、って言われて、
ちょっと抱きつく感じになってしまったので、
コレじゃあ、まるで付き合ってるみたいじゃない?
って思った。
すっかりツカちゃんのペースだ。
でも、ツカちゃんは無口だから、
バイクの方がいいのかもしれない。
私も、そんなにしゃべらなくてもいいし。
ツカちゃんの言う通り、
風が気持ち良かった。
「どうだった?
怖くなかった?」
「うん。
ホントに風が気持ちいいね。
ビュンビュン飛ばせるのって気持ちいい!」
ツカちゃんは、そうでしょ?
って感じで笑った。
二人でいろんな乗り物に乗って、
遊園地で売ってる、安っぽいラーメンを食べたけど、
意外にもコレが美味しかった!
ツカちゃんがラーメンを奢ってくれたので、
私は缶ジュースを奢ってみた。
ツカちゃんが楽しそうに、嬉しそうに笑うので、
私もとっても楽しかった。
お化け屋敷の乗り物に乗る。
私は実はお化け苦手。
本物がいそうな気がして。
並んでる間そう言ったら、
いるかもね~ってツカちゃんが笑った。
「アヤちゃん何してんの?」
「え、夜寝る時見たもの思い出したくないから、目つぶってんの。」
「乗る意味ないじゃん。」
「だって、何か怖いもの見たさって言うか。
入る前のドキドキする感じが面白いじゃない?」
「でも、見てないじゃん。
あっ!すげっ!」
「え、何?!」
私がつい目を開けたら、人形がいきなり飛び出してきた。
慌てて下を向いた。
あはは!ってツカちゃんが笑った。
ひどい~。ひどい~。
って私が嘆く。
大丈夫だって、襲って来ないから。
って、ツカちゃんが私の肩を抱くから、ドキっとする。
ツカちゃんはさりげなく私の肩に手をまわして、
列に並ばせたりする。
そのままベタベタしたりしないので、
女の子はコレで参っちゃうのかもしれない。
慣れてるんだろうな、こんなのきっと。
「ねえ、
こんなふうに女の子といつもデートしてるの?」
ソフトクリームを食べながら私が言った。
「何で?」
「ううん。そうかな~って思ったから。」
「気になる?」
「少しね。」
「ふ~ん。」
「何?ふーんって。」
「別に。」
「別に~。」
「何でマネすんの?」
「だって、何でも、何で?か別に。なんだもん」
「そう?気付かなかった。」
ツカちゃんはそう言って笑った。
そっか俺、そうなんだ…とか自分で自分に言ってる感じだった。
私は気付いてなかったんだ?
と思って笑った。
夕ご飯前位にツカちゃんは家に送ってくれた。
「また出かけようよ。」
「うん。行きたい!」
「また連絡するね。」
「うん。待ってるね。またスタジオでね。」
私はツカちゃんがバイクで去ってくのをずっと手を振って見てた。
あ~マズイな~って思った。
バイクでツカちゃんにつかまってる間、
ずっとこうしてたいな…ってちょっと思ってしまってたから。
でも、ツカちゃんは何にも言わなかったし、
そのままお別れしちゃった。
すぐに会いたいなって思うのは、
もう好きってことなのかな?
そんなことツカちゃんの姿が小さくなって、
見えなくなるまで、ずっと思っていた。
こんな始まりもあるのかな…って。