りらっくママの日々

2009/01/08(木)21:25

「人のセックスを笑うな」と慌しい今日と自作小説

映画(332)

ドモです! 今日から息子コリラック(小二)は学校~♪ ってなことで、 自分ペースでサッサと家事を済ませた。 出かける間際、 防災頭巾カバーバッグが洗われて無くて、 音楽用の手提げも汚れていて慌てて洗った昨日 と比べて、 何て楽々なんでしょう~♪♪♪ 髪が伸び放題で、 靴底がボロボロ、 上履きもボロボロだったのを、 大慌てで切ったり買ったりした昨日 とは何て違うんでしょう~♪♪♪ …と、思っていた。 夕方までは。 コリが友達と遊びに行って、 帰ってきてからの夕方。 コリが騒ぐ… 「ママ、漢字練習帳が無い~!」 電話が鳴って、 「セブンイレブンですが、ポケモンカードが届いてます~!」 メールが来る… 「今度の餅つきの手伝い行かれなくてすみません~!」 「お土産どうもありがとう~!」 えへ。えへへ…。 全部昼間に言って下さい~!!! でもまーお陰でゆっくり小説書けたけどね☆ 最終回まで! お陰様で、 あと4か5話で終わりです~♪ さて、新年の映画、 実は去年観たものの、つい眠ってしまった映画… 友達が、「銭ゲバ」の試写会でマツ(やま)ケンを見に行くって言うんで、 (私は行かないが) 感想を聞いて観たくなったので、再観!!! 「人のセックスを笑うな」 内容は、 美術大学の先生と生徒の、ちょっとズレた不倫物語。 って感じかな? ズレたって書いたのは、 永作ちゃんの役の感性が、芸術家肌で、感性で生きてるから~☆ 或いはタルい不倫物語かなぁ~。 でも、多分本気で人を好きになるって言うのは、 ああいうことなんだろうと思う~。 平凡な中に、止められない衝動って言うんですか? 悪いことだと頭ではわかってるけど、 心が止められない… みたいな? ユル~いなぁ~。 心に奔放になっちゃうと、永作ちゃんのようなキャラになるんだろう…と。 出てくるセリフにあった、 わかるようで、わからない。 正にそんな感じだった~☆ 出てる俳優さんたちの演技なんだか、 演技じゃなくて素なんじゃないか? って言う演技が、 まるで不倫カップルのドキュメンタリー映画のようでした! しかもドロドロ不倫じゃないの。 ヘニャヘニャ?脱力系? 蒼井優ちゃんが出てるけど、 動きがカワイかったなぁ~! 正直、最後また眠くなってきちゃって、 人のセックスで眠るな! って感じになってしまいましたwww 今日は特命係長!それに山田太一のドラマだ~♪渡鬼も欠かせないww ----- 「ある女の話:カリナ」 医者は、手術の説明を淡々と話した。 成功率と、リスク。 簡単な絵を書いてみせるけど、 まるで数学の問題を先生が解いていって、 わかったような気分になる感覚に似ていた。 わかるのは、この手術が完璧に上手くいく保障って言うのは無くて、 場合によっては、かなり難しいものになるだろうってことで、 それは手術してみなくちゃ、わからなくて、 難しいってこと=死に近い ってことを意味しているだけだった。 聞いた時は実感が沸かなかった。 何か、ドラマを観ているみたいだな~って思った。 そういったものと違うのは、 医者が思ったよりも優しい口調だと言うこと。 それから、説明を受けるには明るい場所だなぁ…とか。 他人事みたいに思っていた。 私、本当に死ぬのかなぁ? そんな感じだった。 何か、私の中で感情が麻痺してるのかもしれないけど。 これが防衛本能ってヤツなんだろうか? 私はアルバムを出した。 いつかキチンと整理しようと思ってたけど、 整理してあるのは、結婚式の時と、新婚旅行。 それと、マナが赤ちゃんから幼稚園の頃と、かろうじてユウトの赤ちゃんの頃が少し。 私は結婚式の頃のアルバムをパラパラとめくった。 この頃の私の顔って本当に若くて、 自分で言うのも何だけど、幸せそうで綺麗に見える。 赤木くんとマッシーが司会をしてくれた二次会は、本当に楽しくて、 みんながオナカを抱えて笑ってたっけ。 写真を見ることで、自分たちがどんなに幸福だったかも蘇ってきた。 私は気に入った写真を数枚、 病院に持って行こうと思っていた。 自分が幸福だと思った瞬間の写真を数枚。 そこで、あれ?って思った。 何枚か写真が抜かれた跡がある。 「ねえ、ノボル~!」 私はリビングでテレビを見ているノボルに声をかけた。 「ほら、このアルバム、ここ、ぬけてるみたいなの。 取った?」 「え?あ、ホントだね。 ううん、取ってないけど… どんな写真だ~?」 ノボルはパラパラとアルバムを見た。 「ねえ、何か懐かしいよね? この時、赤木くんが弾き語りしてくれたよね~」 「そうそう。 カリナはウットリしてた。」 「え~?そんなことないよ~! そうだった?そう見えた?」 「ウソウソ! それに僕は結構飲まされて、そこまで見てる余裕無かったよ。 それに、まぁ~、 アイツはカッコ良かったしな。 僕の自慢だった。」 私はフフって笑った。 「でも、私はアナタが好き~!」 そうして抱きついてみる。 ノボルも笑って、私を抱きしめる。 何だろう、このノリは? 新婚カップルみたいじゃない? ずいぶん歳をとった新婚カップル。 「ん~、何が抜けてるのかな?どうしたっけ?」 ノボルは抜けた箇所を見て考え込んでいた。 「まあ、いいかな。 私、コレを病院に持って行っておこうと思って。 もらってくね?」 「うん。いいよ。」 ノボルは、ちょっと淋しそうに、 でも何でも無さそうに頷いた。 「あ、あとコレあげる。」 「何~?何コレ?」 「ラブレター!」 「うっそ?!」 ノボルが大袈裟に驚いた顔をしてみせた。 私はそれを楽しみながら言う。 「うん。嘘~! 昔の私から届いた手紙。 さっき、引き出し片付けてたら出てきたの。 他の手紙と混ざって。」 「へぇ~、面白いね。 僕も昔出したような気がしたけど、 あれ、どうなっちゃったんだろうなぁ~。」 ノボルはそう言いながら昔の私が読んだ手紙を読んでいた。 私もノボルの横から、 いっしょになって、もう一度読む。 「ね、面白いよね、こういうのって。 捨てちゃっていいよ。」 「いや… せっかくくれたんだから、持ってるよ。」 ノボルはそれを折りたたんで、ポケットにしまった。 「結構、思った通りになってるから、 少し嬉しくなっちゃった。」 ノボルはすぐにそれを手紙の内容だとわかったみたいだった。 「そうなの? 全然違うんじゃない?」 「ううん。最後が。 終わり良ければ全て良し。」 ノボルは落ち着いた声で真っ直ぐ私を見て言った。 「まだ終わりじゃないよ。」 そして私の手を取って、 ギュっと握った。 「そうね…。」 私は何かを誤魔化したくて、軽く笑った。

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