000000 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

りらっくママの日々

りらっくママの日々

【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! --/--
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X
2009年10月07日
XML
今日の日記(「誰かが嘘をついている」で痴漢冤罪怖し☆ )




「ある女の話:アヤカ50」


赤木くんが他の女の子と…
ヤダな、
そんなこと全く気付かなかった。

心がどうにも落ち着かない。
ほぼ毎日話してたのに、
こんな淋しい話ってあるだろうか?

でも何て?
彼女のこと忘れたいから、
いろんな女と寝てますよ…って?
そんなメール書くワケ無いじゃん。

なのに、
なのに、
そんなことも、
打ち明けて欲しかったような気がしてしまう。

彼はずっと、あの彼女のことを想ってるって、
心のどこかで思っていた。

もしも他に好きな人ができたとしても、
私には、一番先に報告してくれるんじゃないか?って、
そんなこと思ってた。

私も同じようなことしてたから、
彼の気持ちが何となくわかるような気がして…。

でも赤木くんは大丈夫なのだろうか?

体の魔力は怖いから、
好きだって抱かれたら、
心にも入ってきそうな気がする。

だから私は本気になりそうになると、
つい相手を避けてきた。
また傷つくのが怖いから…。

彼はそうならないんだろうか?
男は違うんだろうか?
それとも、そんな相手を探しているんだろうか?

傷つけたいのかな…
自分のこと…。

何もかもがどうでもいいの…?

彼がどんなに彼女を好きだったのか、
わかったような気がした。

どこかへ行っちゃいたいような、
いなくなっちゃいたいような、
そんな空虚感。

自分に自信が無くなる、
投げやりな気持ち。

誰でもいいのに、
誰でもいいワケじゃなくて、
誰かに側にいてもらって、
背中を抱いてもらいたい。
満たされたい。

その場だけでも、
今の気持ちを忘れたいんだ。

違うだろうか?

空っぽ。

乾いていく。

心が渇く。

満たされずに求める。

その繰り返し。

あの頃の気持ちが蘇ってきて、
痛い。

見てるしかない。
彼が自分でやめるしか無いんだ…。


ふっと、彼を抱き締めたい気持ちになった。

独りでいる彼を抱き締めて、
頭を撫でてあげたい。

もう大丈夫だよ、って、
言ってあげたい。

そんなことできるワケも無いのに…。


部署に戻ったら、赤木くんからメールが来ていた。
彼の噂を聞いたばかりだっただけに、
ドキンとする。


  もうすぐライブやるから、
  練習に力が入りますよ~。
  早く週末来い!って感じ。
  
  仕事も何だかやる気入ります。
  さっさと終わらせないと!って。
  メリハリができるって言うか…。

  あ、でもそんなこと言いながらも、
  実はちょっとサボって詞に手を加えてたりして…。
  うわっ!意識がライブに飛びそうでダメだ~!
  って、渇入れてます!


昼休みに書いてくれたのかな…。
何だか、何て返事を書いたらいいのかわからない。

私はさっきの話を聞かなかったことにした。

知らないフリして、
いつもみたいにメール書かなくちゃ。

だって、
多分それが彼が望んでいることだから。


  赤木くんが、すっごいウキウキしてるのが伝わってくるね!
  楽しそうで、こっちも嬉しくなってきます!

  その日は行かれないけど、
  誘ってくれて本当にありがとう!
  楽しんできて下さい!
  うまく行きますように~!


実はライブに誘われてた。
旦那さんも興味があれば…って。

でも、ヒロトは飲むのは好きだけど、
あまり社交性があるタイプじゃないし、
ライブハウスも若者の溜まり場ってイメージがあるらしくて、
全くノッてこなかった。

知らない人ばっかだろうしな~、って。
正直私もそう。

私も、もしも行ったら、
赤木くんが女の子とベタベタしてるのを見るのかと思うと、
やっぱり見に行かなくて良かったかもしれないと思った。

ホントは彼の歌う曲が聴いてみたくて、
ちょっと行きたかったから、
ガッカリしていたのだけど。

正直言えば、
自分が何となく好きだと思ってる赤木くんと、
夫であるヒロトを会わせたくないな~って気持ちもあったりして、
私ってばヒドイよな~って思ってたりしたから、
コレはコレで良かったのかもしれない。

それに、
今回の噂を聞いて思った。

今の赤木さんは、
女の子とヤケで付き合ってるところもあるかもしれないけど、
そのうち本気になる子が出てきて、
やっぱり遠い存在になってしまうんだろうな…。
と。

この距離が一番良くて、
これ以上近づくことも、離れることも無ければ、
毎日楽しくていいのかもしれない。

これ以上縮めないようにしようと思った。
縮まることも無いだろうけど。

早目に自覚できて良かったと思った。
これ以上、赤木くんを好きになってしまったら、
やっぱりヤバいでしょう。

もしも私が独身だとしたら、
赤木くんに選んでもらえたんじゃないか?って、
きっと期待してしまう。

そして選んでもらえなかったら、
きっと、かなり傷つくだろう。

振り向かれることも無いだろうけど、
失恋するようなことも無い。

私は自分が結婚していることに安堵した。









続きはまた明日

前の話を読む

目次





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2009年10月07日 18時30分19秒
コメント(2) | コメントを書く
[ある女の話:アヤカ] カテゴリの最新記事


PR

プロフィール

りらっくままハッシー!^o^

りらっくままハッシー!^o^

カテゴリ

フリーページ

お気に入りブログ

銀の海金の大地 3 氷… New! 千菊丸2151さん

カレンダー

コメント新着

 りらっくままハッシー!^o^@ Re[2]:アカデミー賞授賞式(03/11) ゆうけんのままさんへ 一年ぶりになってし…

バックナンバー

ニューストピックス

キーワードサーチ

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
X