オレとボク:あとがきのようなもの(再)+追記
今日の日記(恐怖の嫁姑ドラマ「となりの芝生(新番組)」感想と息子の乳歯☆)<あとがきのようなもの>金曜に髪を切ってきました。そこの美容師のお兄さんとはいつも他愛無い会話してます。その時に話の流れから、お兄さんは何歳だったかな?って話になりました。25歳になりますね~。髪は派手だけど、しゃべると硬派な感じのお兄さんが答える。25歳かぁ~戻ったらどうするかねぇ。そんな話になる。何しますか?そう聞かれて、そうだなぁ~と考える。やりたいことは一つしかないけど、重い話になるので軽い話に切り替える。とりあえず「合コン」やってみたいな。私が答える。自分が主催じゃない合コン。いつも集める立場だったから~。周りが大人しい真面目タイプの友達が多かったんですよ。私も付き合ってた人がいたんで、そういうのなかったんで。声をかける方。だから、彼氏がいなくて、そういうの呼ばれてみたかったな~。よそで話聞くと楽しそうだから。美容師のおにーさんが答える。え~、そうなんですか?そうですよ。みんな相手が来るの待ってるの。「りらっくちゃんみたいに性格が悪い子に彼氏がいて、何で私にいないかなぁ~?」って、言われてたよ。ひっどいなぁ~。笑いながらおにいさんが私の髪を切っていく。でも、よっぽど仲のイイ友達なんですね。そんなこと言えるのって。あ、わかります?わかりますよ~。仲良くなきゃ、そこまで言えないですって。そんな会話をした。たった一言で、私と彼女の仲ってわかっちゃうんだ?そんなことを思った。で、その友達は今は結婚したんですか?思いもしない質問に言葉が詰まる。ううん、してないよ。この「ひっどい」と言われた言葉をかけてくれた彼女は、27歳の時に悪性腫瘍ってやつで亡くなった。9月半ばに入院して11月14日に。本当に二ヶ月も無い。人生ってあっけないんだな。私のイイところどころか、悪いところも知っている、私の大切な友達だ。もしも25歳に戻れるなら、本当は、やりたいことはたった一つしかない。「身体検査は欠かさずにやってね。バリウム嫌なんて言ってちゃダメだよ。それで、未来で私と思い出を沢山作らないといけないからね。」そう言いたいなぁ。戻れることがあればだけど。それ以外に25歳でやり直したいことなんて、多分何も無い。今も私は、彼女が見るはずだった世界を見ている。グダグダ言いながらね。あ~あ。それでも、貴女がいない世界は何だか物足りないよ。だから勝手な物語作っちゃった。(笑) 今日は結婚記念日。りらっくちゃんにしては、よく奥さんやってるよね~って、あの甘ったるい優しい声で、笑いながら言ってくれてるかもしれないな。2007年 11月 ハッシー 最初から読む目次最近、ギターを始めた。教えてくれることになった先生と顔合わせに飲むことになった。先生と先生の友達は若くて、会話も、まるで昔の私と彼女のようだった。先生と話していたら、驚いたことに私の出身校の後輩だと言うことがわかった。ってことは、彼女の後輩にもなるワケだ。先生と話してるとナゼだか彼女のことを思い出す。先生が親友の話なんかするからかもしれない。ねえ、私も多分貴女がいたらさ、こんな偶然の驚きを真っ先に報告したんだろうね。そんなことを心の中でつぶやく。こういうことがある度、彼女の不在にガックリする。淋しい。それでも普段いなくても、やっぱりまだ彼女が私の中にいる。2009年 7月 ハッシー