ママ友達と恋愛的修羅場なのか?と自作小説
はい!今日はちゃんと修羅場載せます。朝からダークです。呆れちゃったらゴメンなさいです!で、ですね。私もう疲れちゃいまして…。子供のためだと思って、平気なフリして何とかこなしてた役員のことでも疲れてて、誰も私が苦労してること知らなくて、誤解だらけで、仲良くしてると思っていた彼女にもそんなこと言われて、メッチャ落ち込んだんですよ。もうこんな思いするなら、幼稚園やめちゃおうかと…。お母さんたちと関わりの無い保育園に変えようかと…。泣いてましたね。そしたら、「私のせいで辞めるつもりなの?!」「いや、アナタのせいじゃないから。私の問題だから。」「あのさあ、りらっくちゃんて、子供みたいだよね。なんかいっしょにいると、すっごい私が嫌な人みたいで嫌なんだけど。」「そうなんだ?ごめんなさい。」「何で感情的になってんの?私は冷静に話してるんだけど。だいたいりらっくちゃんって八方美人だし、いっしょにいると疲れる。空気読まないし、無神経だよね。もっと気を使ってよ。」軽くめまいを覚えました。もうどうでもいいや~と。自分の中で何かがスッと冷めたのがわかりました。「ふうん。そうなんだ?それはこっちのセリフだよ。私も疲れるから。」「何?!そうなの?やっぱりさあ、私たちって合わないと思うんだよね!他の友達探してよ!」「はあ、友達?もういいや。別に私には、いらないし。大体今までいっしょに過ごしてて楽しかったんじゃないの?」「楽しかったけどさ…。だって、あるでしょ?私にだって直して欲しいとこって。」「えー、別に、んなの長所も短所もあってアナタなんだから、そのまんまでいいんじゃないの?でもさ、アナタは私をマンマで受け入れられないんでしょ?んじゃ、しょうがないじゃん。」「うん…、そうだね…。でもさ、コリラックくんが可哀想だと思わないの?親の都合で幼稚園辞めたりして。」「そうだね…。うん、やめないわ。」「そう?それなら良かったけど。ねえ、アナタさあ、友達いるの?」「うん。いるよ~。遠くに行っちゃったけどね。お互い大事にしてる大切なヤツがいるよ。」「ふうん。みんなから嫌われてるからいないかと思った。」「うん。でもいるんだよ。アナタもいるんでしょ?そういうはっきりモノ言うとこ好きだから、きっと友達もそういうとこ好きなんでしょ?」「いるわよ。そうかもしれない…。」「うん。」「ねえ、私がここまで言ってるのに、何で怒って電話切らないのよ?普通怒ってガチャンて切るでしょ?」「普通って、何が普通なのよ?」ってな感じの話を延々と1時間しゃべった…ねえ、この会話ってどうよ?なんだか、彼氏と彼女の別れ話みたいでしょ~???(でもない?ただの女同士の修羅場?)言い返すと思ってなかったらしく、ビックリしてました。まあ、私はこういうヤツですよ。でもさぁ~、ここまで本音さらけだされて、辞めないとしたらさ、残りの幼稚園半年をどうすんだよ?!って、聞いてて思ったワケだ。コレがもしも私が男で彼氏だったりしたら、「うるせえよ!わかったよ!あばよっ!」って感じで、速攻別れます!!!めんどくせーっ!!!でもさ、お母さん同士が仲悪くなったら子供にも伝わるんだよ。幼稚園でしょっちゅう会うし、幼稚園ってさ、終わってから遊ぶの保護者同伴がほとんどだし、母親が「あの子とはもう遊ばない」って言ったら終わりなんだよね。子供のこと考えると、頑張りたいし、修復したかった。(何だこのコメント。妻に三行半叩きつきつけられた旦那みたいだな…。)向こうもそう思ってたのかもしれない。でもさ、一時期仲良かっただけに、気分は別れた彼女を持った男の気分!!!も~、会う度に、気まずくて気まずくて。でも大人だから、ちゃんと挨拶したりしゃべったりしてたよ。何もなかったようにね!(きっとこうやって世の中、仮面夫婦ができてくんだよ!怖っ!!)流して、そのうちまた仲良くできれば、それはそれでいっかーって思ってた。それに、私が辞めたりしたら、彼女は自分のせいだと思うだろうし、そう思われるのは嫌だし、コリラックも幼稚園好きだから可哀想だし。長期休みは、遠距離友達が助けてくれたりして、んで、最後まで幼稚園残った!その後は幼稚園でママ友ってやつ、できませんでしたね。怖くて。いい人たちもいたけど、もうグループできてたし、深入りしなかった。私は私でやって行こう。独りでもいいや!って思ったね。預け保育できたし、子供同士は遊べてたから。でも独りでいると、かな~り、風当たりキツかったけどね!あ~、そんなことがあったんだよな~!もうね、ホント、大変!すぐ近所じゃなくて良かった!過ぎ去って良かった!!!本音を言って、絆が深まる人もいますが、今その彼女とは会ってません。時間が経てばいい思い出とかってやつになるんでしょうか?それは時間だけが知ってるような気がします~!-----「ある女の話:アヤカ」そう言ってくれたのに、ツカちゃんからの電話は無くて、私はやっぱりからかわれたのかな~なんて思った。そう思った翌日にツカちゃんから電話が来たので、ビックリした。「あのさ、良かったら、二人でどっか行かない?」それってデートになるのかな?一瞬迷ったけど、遊びに行く位いいかと思った。「二人で?どこに?」「う~ん…遊園地とかは?」「え?遊園地?」「え?変?」「ううん。ツカちゃんが遊園地って、何だか意外な気がしたから。」「ライブばっか行ってそう?」「うん。何かそんな感じ。家にいて音楽ばっか聴いてそう。」ツカちゃんの笑い声が聞こえた。「あのさ、その日バイクで行こうかと思うんだけど。」「え?バイク乗れるの?」「うん。中型。気持ちいいよ。だから乗れる格好してきて。」「うん。」私は初めてのことにドキドキしていた。男の子のバイクの後ろに乗るってことも意外で、ワクワクした。前日のスタジオで、ツカちゃんは特にいつもと変わらない感じで私に接してた。私もエリにからかわれそうなのが何となく嫌で、ちょっと黙っていた。ツカちゃんも話していなさそうだった。当日に私の家の近くのコンビニの駐車場でツカちゃんが待ってた。私の分までヘルメットを持ってきていて、はい、って渡してきた。何だか男の子と二人で出かけるってだけでドキドキしてるのに、バイクの後ろに乗るってことは、ツカちゃんの背中につかまるってことだよな~って、今更思って更に緊張した。落ちないようにしっかりつかまってね、って言われて、ちょっと抱きつく感じになってしまったので、コレじゃあ、まるで付き合ってるみたいじゃない?って思った。すっかりツカちゃんのペースだ。でも、ツカちゃんは無口だから、バイクの方がいいのかもしれない。私も、そんなにしゃべらなくてもいいし。ツカちゃんの言う通り、風が気持ち良かった。「どうだった?怖くなかった?」「うん。ホントに風が気持ちいいね。ビュンビュン飛ばせるのって気持ちいい!」ツカちゃんは、そうでしょ?って感じで笑った。二人でいろんな乗り物に乗って、遊園地で売ってる、安っぽいラーメンを食べたけど、意外にもコレが美味しかった!ツカちゃんがラーメンを奢ってくれたので、私は缶ジュースを奢ってみた。ツカちゃんが楽しそうに、嬉しそうに笑うので、私もとっても楽しかった。お化け屋敷の乗り物に乗る。私は実はお化け苦手。本物がいそうな気がして。並んでる間そう言ったら、いるかもね~ってツカちゃんが笑った。「アヤちゃん何してんの?」「え、夜寝る時見たもの思い出したくないから、目つぶってんの。」「乗る意味ないじゃん。」「だって、何か怖いもの見たさって言うか。入る前のドキドキする感じが面白いじゃない?」「でも、見てないじゃん。あっ!すげっ!」「え、何?!」私がつい目を開けたら、人形がいきなり飛び出してきた。慌てて下を向いた。あはは!ってツカちゃんが笑った。ひどい~。ひどい~。って私が嘆く。大丈夫だって、襲って来ないから。って、ツカちゃんが私の肩を抱くから、ドキっとする。ツカちゃんはさりげなく私の肩に手をまわして、列に並ばせたりする。そのままベタベタしたりしないので、女の子はコレで参っちゃうのかもしれない。慣れてるんだろうな、こんなのきっと。「ねえ、こんなふうに女の子といつもデートしてるの?」ソフトクリームを食べながら私が言った。「何で?」「ううん。そうかな~って思ったから。」「気になる?」「少しね。」「ふ~ん。」「何?ふーんって。」「別に。」「別に~。」「何でマネすんの?」「だって、何でも、何で?か別に。なんだもん」「そう?気付かなかった。」ツカちゃんはそう言って笑った。そっか俺、そうなんだ…とか自分で自分に言ってる感じだった。私は気付いてなかったんだ?と思って笑った。夕ご飯前位にツカちゃんは家に送ってくれた。「また出かけようよ。」「うん。行きたい!」「また連絡するね。」「うん。待ってるね。またスタジオでね。」私はツカちゃんがバイクで去ってくのをずっと手を振って見てた。あ~マズイな~って思った。バイクでツカちゃんにつかまってる間、ずっとこうしてたいな…ってちょっと思ってしまってたから。でも、ツカちゃんは何にも言わなかったし、そのままお別れしちゃった。すぐに会いたいなって思うのは、もう好きってことなのかな?そんなことツカちゃんの姿が小さくなって、見えなくなるまで、ずっと思っていた。こんな始まりもあるのかな…って。