カテゴリ:教育、子育て、自転車旅行
昨年の末から今年の春先にかけて、ラッキーなことに、いくつかのエッセイで賞をいただいたので、既にこのブログで紹介したものもありますが、まだのものもあるので、載せておこうと思います。
岩手県滝沢村、ありがとうの手紙コンサート入賞作品 私達は出席できなかったのですが、コンサートのトリで、声優さんが朗読してくださったそうです。 娘へ 父より いじめにあって小学校を不登校になったキミと、ホームスクーリングで頑張ってきたね。 算数も国語も一生懸命にやったキミ。おとうさんの教え方は不器用だっただろう? 体育は公園で頑張ったね。跳び箱はないから、キミはおとうさんの背中を跳んだね。冬は白い息を吐きながら一緒に走ったね。 おとうさんの教える家庭科は役に立ったのかな? 「あっ! いてっ!」「大丈夫? おとうさん?」 そんな会話をしながらの針仕事だったものね。 そんなキミに達成感を味わってもらうには、おとうさんには自転車旅行しか思いつかなかったんだ。 体力もあまりなくて、運動も苦手な女の子のキミにとっては辛い道のりだっただろう。 でも、キミが、真っ黒に日焼けして、それでも頬を真っ赤にして、キツい上り坂を歯を食いしばって上ってくる姿を見て、おとうさんは涙が出るほどうれしかったんだ。 激しい雨の中も、霧の立ち込める中も、頑張ったね。 キミは猿山岬にも、龍飛崎にも、潮岬にも、自分の脚でたどり着いたんだよ。 一緒に走ってくれて、ありがとう。 ホームスクーリングで頑張ってくれて、ありがとう。 そして、おとうさんの子どもでいてくれて、ありがとう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
こちらのブログへのメッセージ有難うございました。
良い文章ですね。泣けました。一緒に頑張ってこられたのですね。うちの父は僕に対してはかなり悲観的なことしか言いませんでした。でも不登校になってすぐアメリカ旅行に連れていってくれたりもしましたね。娘さんも逞しく育っておられる事だと思います。 今不登校を経験されている方も前向きに生きてほしいと切に願います。 (2013年07月17日 08時36分27秒)
宮坂さん、ありがとうございます。
理解されるかされないか、で人間の態度や行動は大きく変わってしまうのが、常だと思います。 なるべく周りに流されずに、とは思いますが、そのこと自体、理解されないということが影響していると思いますしね。 (2013年07月17日 11時16分11秒) |
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