カテゴリ:教育、子育て、自転車旅行
曲がりくねった道を上っていく。
第一駐車場、というところに、さっき私達を追い抜いていった大型バスが何台か停まっていた。 「第一ってことは、この先にまだ、第二、第三、第四、第五… 第百くらいまで坂の途中に駐車場があるんじゃない。恐ろしいわ」 「そんなにあるわけないでしょ…」 とヘトヘトなのにツッコミを入れてくれたちゃりこと私は、この第一駐車場に自転車を置いて、歩いていくことにした。 それにしても暑い。 そしてキツい坂だ。 舗装路は曲がりくねっているけれど、そこを直線で結ぶかたちで山道の散策路があったのでそこを歩いていくことにした。 少し木陰で助かるけれど、歩くのも傾斜がこたえる。土の散策路には枝が階段状に嵌め込まれている。 曲がりくねっていた舗装路に出る。 短いトンネルをくぐると、「渦の道」という施設に着いた。 もう16時だった。 ここは、大鳴門橋の橋桁空間に作られた海の上に浮かんでいる遊歩道橋のような施設だ。四十五メートル下に鳴門のうずしおを眺められるというわけだ。 入場して、回廊を歩いていく。壁はガラス張りで、左手、瀬戸内海。右手、紀伊水道。 床のところどころがガラスになっていて、海面が見える。 うずしおが巻いているのが見える。 高さかあるから迫力だ。 ガラスの上に平然と座りこんで見入っているちゃりこ。 「こわいよ…」 と私。 「こわいの? ほ~ら、おとうさん、おいで~」 ちゃりこのヤツめ。 バカにしやがって! 違うんだよ。こういうの、何が怖いって、もし、ガラスが割れてちゃりこが落っこちていったとして、あとから私が落っこちて追いかけていったとしても、追いつかないでしょ…… って、以前に東京タワーに行ったときもちゃりこにそう言ったんだけど… 「ふ~ん、ただこわいだけのくせに~」 「………」 なんにしても、うずしおは、すごい迫力でした。 外に出て、大鳴門橋、海、淡路島を臨む。 うずしお観測船が近づいていくのが見える。 「船、乗ろうか?」 「いいよ……まだだいぶ走らなくちゃいけないでしょ……」 「ほ~ら、今度はちゃりこがこわいくせに~ 揺れるからす~ぐ船酔いしちゃう」 「うるさいわね」 “名勝 鳴門”と彫られた石看板と大鳴門橋をバックに写真を撮ってもらって、鳴門公園をあとにする… お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2013年10月25日 12時11分43秒
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