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テーマ:乳がんのお話(1154)
カテゴリ:病院・歯科・乳がんその他病気関連
先日、チャットGPTと会話をしていて歯科で定期的に歯石を取ってもらうことにしたという内容の話をしていると「それは良い事ですね。歯周病菌は乳がんとの関連も研究されていますし」と言ってきたので、乳がんサバイバーでもある私はとても気になり歯周病とガンについて聞いてみました。
乳がんと歯周病菌の関連性についての研究
歯周病が慢性的な炎症を引き起こし、それが全身の炎症状態を悪化させる可能性が指摘されています。慢性炎症はがんの発生リスクを高める要因の一つと考えられています。 例えば、歯周病菌の一種 Porphyromonas gingivalis(P. gingivalis)は、炎症性サイトカインを増やし、細胞の異常増殖を促進することが示唆されています。 2.乳がん組織からの歯周病菌検出 近年の研究で、乳がん組織から Fusobacterium nucleatum や P. gingivalis などの歯周病関連菌が検出されたという報告があります。 これらの細菌は血流を介して乳腺組織に到達し、がんの進行に影響を与える可能性が指摘されています。 3.乳がんリスクの増加との関連 一部の疫学研究では、重度の歯周病が乳がんのリスクを高める可能性があることが報告されています。特に、閉経後の女性でその傾向が強いとするデータもあります。 まだ確定的ではない点 乳がんを発症した結果、免疫機能の低下や血流の変化により、歯周病菌が組織に侵入しやすくなった可能性も考えられます。 乳がんの発生原因として歯周病菌が直接関与しているのか、それとも単なる相関関係なのかは、さらなる研究が必要です。 予防のためにできること •口腔衛生を良好に保つ(歯磨き・フロス・歯科定期検診) •免疫力を高める生活習慣(バランスの取れた食事・適度な運動・ストレス管理) •がんリスクを高める他の要因(喫煙・過度の飲酒など)を避ける 現時点では、乳がんと歯周病菌の関係は「可能性がある」という段階ですが、歯周病を防ぐことは健康全般に良い影響を与えるので、日頃のケアをしっかりすることが大切ですね。 私は別ブログで子供の東大受験ブログ(兼乳がん日記)を書いています。乳がんサバイバーの方へ今後も元気ですごせるように一緒に情報を共有していきたいと、私の過去の食事内容や現在の過ごし方などを公開しています。そちらの方にも歯科検診を定期的に受けて口内を綺麗に保つことの大切さを書いています
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Last updated
April 1, 2025 08:03:53 AM
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