夢見る暮らし

教えてgooとgooブログなどのサービスが終了する主な理由は、以下のような背景があります。

1. 利用者の減少

かつては人気だったQ&Aサイトやブログサービスも、SNS（Twitter / X、Instagram、YouTubeなど）の台頭によって利用者が大幅に減っています。

特に若年層がブログよりも動画や短文SNSに移行しているのが顕著です。

2. 広告収入の減少

多くの無料サービスは広告収入で運営されていますが、アクセスが減ると広告収益も減少します。

加えて、広告単価そのものも年々下がっているため、維持する価値が下がってきています。

3. 維持コストとのバランス

古いシステムを維持・管理するにはコストがかかります。利用者が減って収益が減ると、そのコストが割に合わなくなります。

特にセキュリティ面の対応やサーバー運営費がかさむ中、リターンが少ないと「撤退」が合理的な判断になります。

4. 競争環境の変化

Q&Aサービスは「Yahoo!知恵袋」や「Quora」、ブログは「note」や「はてなブログ」などにユーザーが流れており、競争が激化しています。

また、個人がブログを書く代わりに「SNSで日常を共有する」流れが加速しています。

5. 企業の事業戦略の見直し

gooを運営するNTTレゾナント（現NTTドコモに統合）は、近年サービスを縮小・再編しています。より収益性の高い事業にリソースを集中させる動きが強まっています。

2025年にサービス終了が発表された主なサイトやアプリは以下の通りです。

ウェブサービス・ブログ関連

• 魔法のiらんど（KADOKAWA）

1999年から続いた小説投稿サイトが、2025年3月31日をもって単独サービスを終了し、「カクヨム」と統合されました。  

• ファンブログ（A8.net）

アフィリエイト会員向けの無料ブログサービスが、SNSの普及などを背景に2025年4月22日に終了しました。
  

• ぷらら ホームページ公開サービス

NTTドコモが提供していた個人向けホームページ公開サービスが、2025年3月31日に終了しました。  

ゲーム・アプリ関連

• この素晴らしい世界に祝福を！ファンタスティックデイズ（このファン）

人気アニメ「このすば」初のスマホゲームが、2025年1月30日に約5年の歴史に幕を下ろしました。オフライン版の制作も決定しています。
  

• デッドバイデイライト・モバイル（NetEase）

非対称型対戦ホラーゲームのモバイル版が、2025年3月20日にサービスを終了しました。PC/コンソール版へのロイヤルティ報酬も提供されました。  

• メギド72（DeNA）

2017年から続いたRPGが、2025年3月9日にオンラインサービスを終了しました。オフライン版が同日に配信され、プレイデータの引き継ぎが可能です。  

 その他のサービス

• ドコモ光ミニ

NTTドコモのインターネット接続サービスが、2025年3月31日に終了しました。  

• 文化放送ネットラジオ「超！A&G+」

アニメ・ゲーム関連のネットラジオサービスが、2025年3月31日に終了しました。
  

• RyuRyumall（ベルーナ）

ファッションECモールが、広告宣伝費と手数料収入のバランスが悪く赤字体質になっていたことを理由に、2025年3月末に終了しました。  

これらのサービス終了は、利用者数の減少、収益性の低下、運営コストの増加、そして市場環境の変化などが主な要因とされています。