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【東京カロリー散歩】
『キッチンカロリー』で「ポークカツと大盛りカロリー焼き」を。 その名前にシビレてフラフラと入店してしまった。 食券機をみればズラリと並ぶカロリーの文字。 ポークカツ、ハンバーグ、唐揚げとハイカロリーオールスターだ。 カロリーといえば低カロリーを指すこの時代に堂々のカロリー賛美。 聞けば本店は創業55年だという。 55年前の日本といえば戦後からの復興を果たし高度成長へ向おうという時期。 がむしゃらに働く労働者にとってはハイカロリーこそ美徳だったのだろう。 メタボなんて言葉を知るはずもなくガッツリカロリー摂取しては明日への鋭気を養ったのであろう。 仙台の西多賀にも「カロリー食堂」という店があるが、その名の所以は同じと思われる。 なんだか俄然「カロリー食堂」にも行きたくなってきた。 「ポークカツと大盛りカロリー焼き」(910円) 奥にみえる牛肉の炒め物がカロリー焼き。 多くのメニューはこのカロリー焼きが基本となり、 カロリー焼きとハンバーグ、カロリー焼きと唐揚げなどハイカロリーなアリアージュが展開される。 ポークカツと大盛りカロリー焼きはなかでも王道をいく一品ではなかろうか。 カツは切らずにまるごと。テーブルにナイフ、フォークの用意はなく、 かぶりつくことでより強力なハイカロリー感を演出。 カロリー焼きの下にはたっぷりのパスタ。W炭水化物でしっかりカロリー摂取だ。 メタボを気にし万歩計さえ装着している身の上としては、この背徳感が堪らない。 戦後昭和史を噛みしめるひと時。 その感動は若干の胃もたれとともにしばらく私の体にとどまった。 ★川鉄ネオンの短歌アトリエ。ときどき漫画。『今週の俺が俺が。』はコチラ! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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