ネオ、リアルタイムなコトつぶやくってよ

2016/08/25(木)16:10

吉田沙保里

スポーツ(18)

吉田沙保里って誰? 吉田沙保里(よしだ さおり、女性、1982年10月5日 - )は、日本のレスリング選手。中京女子大学(現・至学館大学)卒業。三重県津市出身。 2015年の世界選手権では決勝で前年に続いてマットソンと対戦。ポイントを先取されるがその後逆転して2-1で勝利を収めて、世界大会16連覇、個人戦200連勝を達成。 リオ五輪レスリング女子全ての階級の試合が終了したのでコメントします。。。 イヤー今オリンピックで一番号泣しました。何かこんなに泣いたのも久しぶりかなって。 まずレスリング女子の結果についてですが、全階級でメダルを期待されてリオにやって来た彼女達、その初日に登坂絵莉選手、土性沙羅選手、伊調馨選手3人が全員金メダル獲得という快挙。 しかも全員決勝戦では残り数秒からの逆転勝利というミラクルを起こしました。 個人的には土性選手は地元が同じ松阪市出身という事で応援していましたのでホント嬉しかったなー。 そして2日目は吉田沙保里選手、川井梨紗子選手、渡利璃穏選手の試合があり、川井選手が金メダル、吉田選手が銀メダル、渡利選手が初戦敗退という結果でした。 個人競技ではありますが団体戦のようなチームジャパンという一体感を感じましたねー。 そしてその中でも一番のインパクトを残したのが吉田選手の試合でした。 吉田選手は8ヵ月の実戦無しの空白期間を経て今回のリオ五輪に挑みました。亡き父栄勝さんと約束したオリンピック4連覇を目指した決勝戦では、対戦相手のヘレン・マルーリス選手。 こちらの選手は2004年に吉田選手がアテネ五輪で優勝した時12歳でした。そこから吉田に勝つという想いでレスリングを続けて来ました。2011年、2012年と吉田選手とマルーリス選手は世界選手権で戦って、いずれも吉田選手がフォール勝ちしていました。そして2015年の世界選手権では55キロ級で優勝し世界の頂点についに立ちましたが吉田選手は53キロ級で優勝しており、吉田選手に勝った訳ではありませんでした。 打倒吉田をテーマにレスリングを続けて来た選手だけに研究し尽くされた感があり、吉田選手の得意技高速タックル封じを徹底し反則ギリギリの手を組むという対抗策で決して自分からは攻撃しない作戦でした。 吉田選手はこうした相手の作戦で第1ピリオドで1ポイント先取するも、第2ピリオドでは普段あまり見られない首投げをしようと攻めた所に技を返されポイント奪われ逆転負けという結果になりました。 勝った選手と負けた選手、それぞれの涙は越えたい壁を越えた時の嬉し泣きと自分自身を責め立てる悔し泣きに分かれましたが、それぞれ美しい涙でした。 ここからマルーリス選手は世界からマークされる側に立ちます。このプレッシャーに負けず、これまで以上に練習して強くなって王者たる強さをぜひ発揮していただきたいと思います。 そして吉田選手は試合後のインタビューでは「たくさんの方に応援してもらったのに銀メダルで終わってしまって申し訳ないです。日本選手の主将として金メダルを取らないといけないところだったのに、ごめんなさい。自分の気持ちが最後は勝てるだろうと思ってたのですが、取り返しのつかないことになってしまいました」と号泣していました。 しかし感動したのは「たくさんの方にこんなに遠い所まで来てもらったので、日の丸の多さや声援もすごい聞こえてきたんですけど、最後自分の力が出しきれなくて申し訳無いです」とお詫びした事です。 敗戦直後で心の整理もままならない状況での自分の事より応援してくれた方々への気遣い、これが”霊長類最強”と言われる所以だと思います。ただの力強さだけでは無く人間力の強さと豊かさだと感じました。 今回のオリンピックでは主将としての責任も果たしました。 後に卓球の石川佳純選手が語っていましたがシングルスの初戦で敗退した後落ち込んでいた時にハイパフォーマンスサポート・センターから選手村へ向かうバスの中で、偶然隣に座った吉田選手から声をかけられ「オリンピックの難しさや何が起こるかわからない大変さを、あれだけチャンピオンになっていても感じているんだなと。シングルス終わった後にお話することができて、自分自身気持ちも切り替えられましたし、お話できたことはすごく大きかったかなと思います」と述べて、その後の団体戦では無敗でメダル獲得の立役者になりました。 金メダルを獲得したレスリングの選手達からも尊敬され、中でも姉のように慕われていた登坂選手は人目を憚る事無く号泣しているシーンが映し出されました。 他の選手にも多大なる影響を及ぼした吉田選手に心から拍手を送りたいです。しばらくは放心状態で涙が止まらない事と思いますが、今後の去就についてはゆっくりと考えていただき、堂々と胸を張って帰国してもらいたいです。本当にお疲れ様でした。

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る