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カテゴリ:『エスパー魔美』
エスパー魔美が
藤子F先生の、他のマンガと違うところは いくつかありますが 女の子主人公という、珍しさだけでなく 大人の世界が多く登場するところかもしれません。 ■ エスパー魔美 大全集 2巻 「エスパーコック」「スランプ」「弾丸よりもはやく」「エスパークリスマス」収録 ■ エスパー魔美 大全集 3巻 「雪の降る街を」収録 それでは、大全集2冊から、魔美の活躍をのぞいてみましょう~ ■ 料理中に爆発が起こる(笑) 親友の高畑くんのために、料理を作ると張り切る魔美だが… ■ 臭いも怪しい… ■ 自分で味見をすると… マズい… マズ過ぎる… 以上の話は、『エスパーコック』より。 ■ パンダの赤ちゃんが欲しいとせがまれる魔美 おもちゃ屋のアルバイトで、サンタの服を着ていた魔美に 幼い女の子がやってくる。その子は、本気でサンタを信じていた。 貧しい家に住んでいる、その子の夢をかなえようとする魔美。 『エスパークリスマス』より ■ 世界の殺し屋vs魔美 いつも、楽な事件ばかりではありません。 殺し屋が来日したというニュースを聞いた魔美は 高畑くんに止められるも、果敢に殺し屋に挑む… しかし、殺し屋の気迫に圧倒された魔美は、固まってしまう。 『弾丸よりもはやく』より ■ 若かりし日の魔美の父 魔美の父が、独身時代。 雪が降る街の中を、歌いながら歩いていた。 しかし、今も昔も、彼は非常にオンチだった(笑) ■ オンチな歌を笑う人がいた ■ 彼女はなんと、魔美の母(になる人)だった ■ 同じ道で、絵を描き始める 一目惚れして、運命を感じた女性に会うために 魔美の父は、彼女が通るのを見計らって 毎日、毎日、絵を描き続けた。 魔美の父と母の出会いを描いた作品『雪の降る街を』より 今日のメインは、『スランプ』という作品です。 魔美の超能力が、上手く働かず、スランプを迎える話です。 < ストーリー > テレポートも、テレキネシスも、失敗ばかりが続く。 深く落ち込む魔美を、高畑くんは上手く励ます。 ■ 魔美は犯人を追う ピストルを奪った犯人を、魔美は追いかけるが 超能力が失敗して、犯人にぶつかってしまう。 ■ 人質になってしまった魔美 超能力を発揮できなかった魔美は ピストルを持つ犯人の人質になってしまう。 そして、犯人は、ひと気のない豪邸に隠れようとする。 ■ かつて人気歌手だった任紀高志という男がいた かつては、大人気の売れっ子歌手だったが 悪い人間に騙され、多額の借金を負っていた。 落ち目になった彼は、生きる気力をなくしていた。 ■ ピストルを持つ犯人と出くわす 馴れ馴れしく声をかける任紀に、犯人は「撃つぞ」というが 任紀は、撃ってくれと頼む。彼は死ぬ気でいた。 ■ 魔美は聞く ■ 人生というドラマは終わった 彼は、常に第一線でスポットライトを浴びていた。 脇役の仕事はする気がなかった。 ■ かつての人気歌手が歌う 彼は、歌を歌い始めた。 そうすると、犯人も、昔の人気歌手であった、任紀だと気づく。 ■ 犯人は、心を動かされる ■ 犯人の母親も好きな歌だった。 自分の過去を思い出し、泣き始める。 そして、犯人は自首するといい出した… 任紀という男は、歌で犯人の心を動かした。 犯人が涙を流して、自首するといった姿に 今度は、任紀自身が、心を動かされた。 彼は、自分の歌を見つめなおした。 そして、人生をやり直すことを決意した。 この話に限らず、エスパー魔美では 時々「自殺」の話が出てきます。 F先生の、難題への挑戦のようにも思えます。 この作品は、子供の頃にも読みましたが 大人になって読んだときの感想とは、全然違います。 今では、深く心に残ります。渋みがあります。 感動というのは、生きる力なのかもしれませんね お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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こんにちは、マツケンです。
エスパー魔美も、大好きな作品のひとつです。初出連載時(まんがくん→少年ビックコミック)から読んでました。 おっしゃるように、年齢層が若干高く、小学生時代にドラえもんを読んだ子供がそのままスライドして読む体裁だったと思います。 それだけに、深い話も多く、後味が必ずしもいいものでないこともありましたよね。映画監督がセットごと役者を燃やそうとする話とか。これらのテイストの発展型が、SFシリーズだったり、青年コミックシリーズなんでしょう。 (2010.08.12 08:38:02)
任紀高志さんも思いなおすというダブルチャンスのいい話でした。
(2010.08.12 11:44:24)
ホームと背景が変わったことは皆さんスルーですか?(笑)
なんか10日あたりから変わったような気がするけど 前回はコメントできなかったからスルーしました エスパー真美は少年ビックコミックでしたかぁ 「エリア88」と同じぐらいの掲載時期かなぁ 「まんがくん」はあまり読んでいなかったのでいつ読んだのか アニメで見たのか 自信なかったけど 少年ビックコミックでも掲載されていたなら見てたはず コンポコがかわいかったな 結構重い内容なのに 魔美ちゃんのドジぶりと軽さが笑えた ネオさんの感想を見ると 藤子・F・不二雄ワールドは 単発で見るよりコミックとしてまとめてみたほうが 先生のメッセージをより深く感じとることができるもかも… (2010.08.12 18:18:53)
背景変ったんですね。
エスパー魔美はテレビで観ました。 子どもにも分かりやすく、でも難しい問題にも にげないで大人の世界を描いていますよね。 すごいなぁ (2010.08.12 19:22:09)
『スランプ』――魔美ちゃん自身のスランプと、人生のスランプに陥ったかのような犯罪者や人気歌手、いろんな意味でのスランプ中の3人が出逢い、感動を与え合って力を高め合い、また力強く人生を踏み出していくのですね。
とても深遠で心揺さぶられるストーリーと感じます! そして、魔美ちゃんの柔らかい雰囲気が、深刻な物語にも柔和さを添えてくれて、いっそう読みやすくしてくれているようにも感じました.:*・☆ それから、新しい背景に変わられたのですね♪ 実際に漫画の世界の中に入っているかのような臨場感があって素敵です(*^-^*) (2010.08.12 22:46:00)
>エスパー魔美も、大好きな作品のひとつです。初出連載時(まんがくん→少年ビックコミック)から読んでました。
↑ 連載時から読まれたのですか!! 何とも貴重な体験をされているんですね。 >映画監督がセットごと役者を燃やそうとする話とか。これらのテイストの発展型が、SFシリーズだったり、青年コミックシリーズなんでしょう。 ↑ F先生は、深く重たい話も描きたいという思いがあったのでしょうね。 それでも、60を過ぎてもドラえもんを描ける 子供心を持ち合わせているスタイルが、スゴイなあと思います (2010.08.13 01:24:32)
>任紀高志さんも思いなおすというダブルチャンスのいい話でした。
↑ ありがとうございます。 2人の人間が、歌をきっかけに 人生を思い直すという大きなストーリーですね (2010.08.13 01:28:08)
>なんか10日あたりから変わったような気がするけど
↑ 本当は、1周年の8日に、間に合わせたかったのですが ちょっと遅れてしまいました(笑) >少年ビックコミックでも掲載されていたなら見てたはず ↑ マンガ雑誌は、わりと読まれているんですね~ 私は、マンガ好きのわりには、あまり読んでません。 > 結構重い内容なのに 魔美ちゃんのドジぶりと軽さが笑えた ↑ 調和がうまいんでしょうね。 これが、男主人公だと、ガチガチに固くなるところですが 女の子の魔美が、和らげている感じがありますね。 > 単発で見るよりコミックとしてまとめてみたほうが > 先生のメッセージをより深く感じとることができるもかも… ↑ そうですね。やはりコミック1冊を通して読んだ方が そのマンガの持ち味が、分かるかもしれませんね~ (2010.08.13 01:40:39)
>背景変ったんですね。
↑ 一応、1周年に合わせました。 ちょっと遅れましたけどね(笑) >子どもにも分かりやすく、でも難しい問題にも >にげないで大人の世界を描いていますよね。 ↑ ドラえもん、パーマンなどで、定番だった子供の世界から 大人の世界へと、大きく移行した作品になりましたね。 SF短編の面影が見えますね (2010.08.13 01:44:57)
>いろんな意味でのスランプ中の3人が出逢い、感動を与え合って力を高め合い、また力強く人生を踏み出していくのですね。
↑ そうですね。タイトルの「スランプ」は、実は魔美だけでなく ピストルを奪ってしまった男も、元人気歌手も、みなスランプといえますね。 >魔美ちゃんの柔らかい雰囲気が、深刻な物語にも柔和さを添えてくれて、いっそう読みやすくしてくれているようにも感じました.:*・☆ ↑ 深刻な展開になる場面でも、女の子主人公の設定が 上手く活かされてますね。 >それから、新しい背景に変わられたのですね♪ ↑ 1周年記念に合わせて、以前から イメージしていたものを作ってみました。 すべて、SF短編から拝借しております (2010.08.13 02:03:13)
>エスパー魔美は、女の子の漫画だと思っていたので、全く見ていませんでした。
> 勿体無いことをしました ^^; ↑ 内容がなかなか深いので、大人でも読めると思いますよ。 もし、機会がありましたら、手に取ってみてください。オススメです (2010.08.14 00:48:04) |