2010/09/24(金)00:58
秋分の日とドラえもん
私が漫画家になっていたら
締め切りに間に合わず
やっていけなかったかもしれませんね…
火曜の更新予定が
ずいぶん、遅れてしまいました…
皆さんは、藤子A先生の自伝的漫画『まんが道』
という作品をご存知でしょうか。
別名『藤子不二雄物語』ともいえる感動青春マンガです。
この作品を読んでマンガ家になった現役マンガ家も
いるくらい、心揺さぶられる作品です。
■ 『愛…しりそめし頃に…』 2巻 by 藤子不二雄A先生
その『まんが道』の続編が
『愛…しりそめし頃に…』というマンガです。
手塚先生やトキワ荘の仲間と過ごした時代を描いています。
■ 2巻の帯
今回、「愛…しりそめし頃に…」2巻を紹介したのは
特別な作品が収録されているからです。
■ 目次 「さらば友よ」
今から、14年前、F先生は亡くなられました。
その時に、追悼作品として描かれたのが
この「さらば友よ」という話です。
< ストーリー >
■ 1996年 藤子A先生宅
平成8年9月23日、A先生の自宅に電話が掛かる。
訃報が届けられる。
■ 藤子・F・不二雄先生が亡くなる
F先生は、搬送された病院先で息を引き取りました。
■ はじめて会った時のこと
A先生は、F先生との思い出を振り返る。
■ A先生は転校してきたばかりだった
転校したばかりのA先生には、友達がいませんでした。
誰も話し相手がいないので、好きな絵を描き始めます。
A先生は、その時、流行っていたチャンバラの絵を描いていると…
■ 昭和19年富山県の小学校で藤本少年(F先生)と出会う
A先生の絵を「うまいのう」と(富山弁で)話しかけてきてくれたのが
50年の人生を共に歩むことになる、F先生との出会いでした。
■ 親友となる
学校の行きも帰りもいつも一緒だった。
■ F先生は子供の頃から絵が上手かった
A先生は、絵を褒めてもらいましたが
F先生も、かなり上手い絵を描いていました。
■ 「藤子不二雄」を振り返る
決して楽ではなかった「まんが道」ですが
ついにヒットを生み出しすことができました。
漫画もアニメも大人気となった『オバケのQ太郎』です。
■ F先生のライフワーク「ドラえもん」の誕生
■ F先生宅を訪れる
訃報があった日の夜、A先生は
F先生宅を訪れます。
そして、仕事部屋に入ると…
■ 机の上には描きかけの原稿が…
亡くなる直前まで握られていた鉛筆が、そこにありました。
30代から、40代、50代…
そして、亡くなる62歳まで、ドラえもんを書き続けました。
A先生は、30代で「児童マンガを描くのがムリになった」と
おっしゃっていました。
いつまでも童心を持ち続けたF先生でした。
先週から、この日の日記をまとめていたのに
結局、書いては消して、書いては消しての
繰り返しになってしまいました…
藤子・F・不二雄先生のことを、日記で書くのに
力を入れすぎてしまうと、どうやら空回りばかり
してしまうみたいです。
さて、一番下の写真ですが、知る人ぞ知る
映画ドラえもんの『ねじ巻き都市(シティ)冒険記』の
原稿です。ドラえもん第18作目の映画です。
来週、ネオの選ぶ『ドラえもん映画 Top10』を発表したいと思います。
ず~っと前から企画しているのですが、予告しておかないと
いつまでも延びてしまいそうなので、ここで宣言しておきます(笑)
ドラえもん映画を、まだ見てない方は、来年のリメークが
公開される前に『のび太と鉄人兵団』を、ぜひ見ておきましょう。
ほとんどのレンタルショップにも、ドラ映画は置いてあります。
よろしければ私の『鉄人兵団』レビューをどうぞ~
ドラ映画は、人生で一度は見ておきましょう~