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カテゴリ:『ドラえもん』
以前、大全集「ドラえもん」8巻を
前編(9/7)と後編(9/13)の二回に渡って、たっぷり紹介しましたが その中で、特にお気に入りでありながら あえて紹介しなかった作品があります。 それは、「単独で紹介したい」と思っていたからです。 大全集 ドラえもん 8巻 それでは、大全集8巻収録の 『ぼくよりダメなやつがきた』を紹介します。 < ストーリー > ■ のび太が笑顔で帰ってくる のび太は、「転校生が来た」と話す。 ドラえもんは、女の子が入ってきたのかと思いきや・・・ ■ 男の子の転校生 ■ 転校生は自分より0点が多かった のび太は、5回に1回の割りで0点ですが どんぐりの背比べであり、レベルの低い話だった・・・ ■ 転校生はスポーツも全然ダメ ■ 転校生が家にやってくる その転校生の多目くんを のび太は、家に呼んだ。 ■ 多目くんを歓迎するのび太 ■ 多目くんを指摘するのび太 ■ 二人はかけっこをする ■ 浮かれるのび太 のび太は、優越感に浸る。しかし、それは努力によるものでなく ただ単に、相手が自分よりも劣っているからであった。 ■ 野球に誘われるのび太 ■ ヘマをしたらげんこつ30発!! ■ 自分は野球に出たくない・・・ のび太は、げんこつを恐れて、いい訳をして断わる。 代わりに、多目くんを出させる。 ■ のび太は他目くんを笑ってしまう ドラえもんは、のび太の態度にがっかりし そして悲しげな表情を浮かべる。 ■ 配役入れかえビデオ ■ 今までの行動を振り返る・・・ 今まで、のび太がやってきたことを スネ夫に置き換えて、ドラえもんはのび太に見せる。 ■ それはいつもの自分の姿だった・・・ ■ だんだん見るのが辛くなるのび太 ■ 自分のやってることに気づく・・・ ■ 反省するのび太 ■ カンカンに怒るジャイアン ■ なぐりかかるジャイアンとスネ夫 ■ のび太は足がすくむ ■ やめろっ!! ■ のび太が多目くんをかばう ■ ボコボコになぐられるのび太 相手が、自分よりも弱者であると 私たちは、つい上から出てしまうことはないでしょうか。 これは、のび太を通じて見えてくる 人間の弱さ、醜さ、恥の部分ではないでしょうか。 この話の、最大の見せ場は のび太が「やめろっ!!」といって 多目くんの前に、出て行くところでしょう。 そして、見逃してはいけないポイントは、その直前にあります。 のび太は、止めに入る前に 「ド、ドラえもんに・・・」と、足がすくんでしまいます。 それは、なぜか? のび太が、弱く、臆病で、勇気がないからです。 しかし、多目くんが殴られた瞬間に 弱く、臆病で、勇気がないのび太が スネ夫とジャイアンの前に、立ちはだかるのです。 これは、のび太が振り絞って出した強さでしょう。 最後、多目くんは また転校することになってしまいます。 多目くんは、涙を浮かべながら 「きみのこと、わすれない」と のび太と別れを告げて終わります てんコミ ドラえもん 23巻 【ぼくよりダメなやつがきた】収録 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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