スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

2011/02/06(日)22:19

パーマン最終回 ~みつ夫は宇宙へ留学をする~

『パーマン』(11)

パーマンは’67年に 一番最初の白黒アニメ放送がありました。 それから’84年に カラーになってアニメ再登場しました。 連載が終わっていたパーマンでしたが アニメ2回目の登場に伴って F先生は、少し設定を変えて 連載をスタートさせました。 ○最初のマンガ連載 宇宙から来たパーマンセットを渡す人物→「スーパーマン」 パーマンは全員で5人→「パーマン5号登場」 ○2回目のマンガ連載(カラーアニメ放送時) 「スーパーマン」→「バードマン」 パーマンは全員で4人→「5号の登場はなし」 テレビの影響は大きいので おそらく、パーマンを知っている多くの方は 「バードマン」で覚えていることでしょう。 現在発売中のコミックでは 最終話は『バード星への道』というタイトルですが 初期は、『スーパー星への道』となってます。 大全集でも、貴重な初期バージョンを 収録してくれています。ありがたいことです。 ■ 「スーパー星への道」扉絵 パーマン5号については またいつかお話したいと思います。 ■ 『スーパー星への道』収録 藤子・F・不二雄大全集 パーマン 2巻 コミックやアニメで広まっているのは 「バードマン」の呼称なので、日記では とりあえず「バードマン」と書き進めていきます。 ややこしくなったらスミマセン。  < パーマン最終話 『スーパー星への道』 > ■ みつ夫には超小型レコーダーがつけられていた ■ 優秀者はバードマンの星へ行ける 自分の分身とはいえ コピーの発言は、ちょっと冷たい・・・ ■ みつ夫の想像するスーパー星 ■ バッジが鳴る レコーダーがついているので みつ夫は、なんとしても活躍しておきたい。 ■ ブービーとパー子がすでに片付けていた みつ夫は、いい活躍を残すことができなかった。 ■ そして発表の日がやってくる ■ 審査が始まる ■ みつ夫は興味がない みつ夫は、自分が選ばれるとは思ってないので 「どうでもいいや」という気持ちだった。 ■ 最優秀パーマンは・・・!! ■ みつ夫が選ばれた!! ■ 喜ぶよりも怒ってしまうみつ夫 パーやんは頭がよく賢くて、パー子は果敢で勇気もある。 なので、みつ夫はいつも劣等感を感じていた。 ■ バードマンが説明を始める ■ みつ夫は勇気があり 頭を使いしっかり活躍した みつ夫は、普段は臆病者だが、勇気を出していた。 頭のよさは、関係ない。みつ夫は立派だったと称えられる。 ■ みんなに褒められるみつ夫 一番左のパーマンが 赤ちゃんパーマンの5号です。 ■ 出発は翌日と早い・・・ ■ 嬉しいはずなのだが・・・ いざ、地球を離れるとなると 心細く感じてきてしまった・・・ ■ パパ、ママ、ガンコとの食事もこれが最後 ■ そして翌朝・・・ みつ夫は、怖じ気づいてしまう。 ■ 思わずママに助けを求めてしまう ■ ママは固まっていた・・・ 時の流れが止まっていた。 バードマンが迎えにやって来ていた。 ■ 世界中から集まったパーマンが円盤に・・・ 各国から選ばれた優秀なパーマンたちが 一斉に集まっていた。 ■ みつ夫は着替えパーマンに変身する 不安もあるし、寂しさもある。後悔もあるかもしれないが みつ夫は、行くことを決意する。 ■ 仲間全員が外で待っていた 目の前には、円盤が用意されていた。 ■ 「さよならはいわないよ」 みつ夫は、立派なパーマンになることを みんなに約束する。そして再び帰ってくると・・・ ■ みつ夫は円盤に乗り込んだ みつ夫は「行ってきます」という言葉を残し 円盤は宇宙へ向かった。  < 完 > 初めて最終話を読んだときは てんコミの7巻でした。 私が、まだ小学生の時でした。 あの時のことは、今でもはっきりと覚えています。 全く予想もつかなかった突然の最終回に 終わって残念という気持ちと 宇宙へ羽ばたくみつ夫への祝福と 多くの複雑な気持ちが入り混じり 何か、1つの時代が終わってしまったと 思ってしまったほどです。 まだ小学生でありながら、そんな風に思うのは 皆さんに、笑われるかもしれませんが 本当に、心にポッカリと穴が開いてしまったような 大きな区切りを感じていました。 パーマンが熱烈に大好きだったので いつまでも続いてほしかったですし ずっとずっと終わらないものだと 勝手に信じてもいました。 個人的な話ですが 私は、高校卒業後、アメリカへ留学しました。 知り合った留学生に話を聞いてみると 皆「大いに悩んで」とか「人生の一大決心」など 特別な思いを抱いて留学してきた、ということです。 でも、私は全くといっていいほど悩みませんでした。 悩んだこといいますか、考えたことは 親への心配くらいでしょうか。 (自分の心配はありません) もしかしたら、みつ夫くんが 宇宙へ留学したことを考えれば いつでも飛行機で帰ってこられるアメリカへ 行くことなど、「ちょっと遠くへ行くこと」だと 思っていたような気がします。 宇宙へ留学したみつ夫くん・・・ 元気に頑張ってるかなあ・・・ 地球に、また新しいパーマン候補を 見つけにやってくるのかなあ~

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