スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

2011/06/10(金)01:42

「キテレツ大百科」 ~江戸時代から帰れなくなったキテレツ~

『キテレツ大百科』(3)

明るく楽しく活気に 溢れていたといわれる江戸時代。 本などによると、とにかく大らかで愉快で 不思議な魅力に溢れている 時代だという印象があります。 私は、タイムマシンに乗れたら やはりできる限り遠い未来が憧れますが 過去なら、江戸時代に行ってみたいですね。 「きっと、怪しまれて捕まってしまいますよ」 という、お堅い返事はなしでお願いします(笑) さて、キテレツとコロ助が向かったのは 江戸時代ですが、タイムマシン(航時機)が 壊れてしまうという、大きなトラブルが発生してしまいます。 ■ キテレツ大百科 1巻 【送料無料】キテレツ大百科(1)藤子・F・不二雄大全集  < 『片道タイムマシン』 より> 学校で「郷土の歴史」を調べる宿題が出る。 そこで、キテレツは、実際に歴史を見てみようと考える。 ■ コロ助は キテレツのために部品集めを手伝う ゴミ捨て場から、いろいろな部品を拾ってくるのは コロ助のいつもの仕事だった。キテレツの良きパートナーです。 ■ キテレツは強く感心する 1855年という電気製品もない時代に 「トランジスタ」という言葉が書かれていることに驚く。 ■ キテレツ斎様は江戸時代にすでにタイムマシンを考案していた 奇天烈大百科の作者であるキテレツ斎様を 尊敬するキテレツは、その天才ぶりにますます尊敬する。 ■ 夜中 キテレツは外に人がいないことを確認する お出かけ気分のコロ助は たくさんの荷物を積み込んでいた。 ■ 荷物の載せすぎを注意するキテレツ 重くなると帰ってこれなくなると怒るキテレツ。 荷物を降ろすと、何か変な音がした・・・ ■ いよいよ航時機を動かす 10年前、20年前と、少しずつさかのぼっていった。 緑は多くなり、民家は少なくなっていく。 ■ そして50年前に移動 連載された当時は1974年なので 50年前が、大正時代(1924年)になってます。 ■ ついに120年前にまで来てしまった!! 時は、1854年の安政元年。 民家は見当たらず、見渡す限り野山であった。 ■ 昔の時代を眺めて満足するキテレツ ■ 帰るためのボタンが壊れてしまっていた!! さすがのキテレツも、説明が書かれている 大百科が手元にないため、お手上げだった・・・ ■ 航時機は落下してしまう ■ そして航時機は壊れてしまった・・・ ■ あわてふためくコロ助 コロ助とキテレツはケンカを始めてしまう。 ■ とにかく助けを求め 家を探す二人 夜中になってしまったが どうにか、民家が見つかった。 ■ おかしく思われる二人 タイムマシンで来たけれど故障した・・・というのは 信じてもらうほうが、無理なことかもしれなかった・・・ ■ そして翌朝 朝ごはんを出してもらうが、まずいものだった。 しかし、それが当時としては当たり前の食事だった。 ■ 月日が流れること2ヶ月 家族や友だちのことを思い 悲しみにくれるキテレツ。 ■ キテレツの前に旅人が現れた ■ 旅人はキテレツの話に興味を持つ ■ キテレツは何も期待せず航時機を案内する ■ 旅人から質問をたくさん受ける 電池やモーターなど、全てが見知らぬものであるにもかかわらず 旅人は、要領を得てしまう。しまいには直せたというが・・・ ■ 航時機が直った!? キテレツは信じられなかった。 江戸時代の人間には無理だと決め付けていた。 ■ ボタンを押すと・・・ 航時機は、動き始めた!! 帰るためのボタンは直っていた!! ■ 航時機は完全復活した!! ■ 旅人の名は・・・ 旅人と別れの瞬間に、初めて聞いたその名前は・・・ なんと、奇天烈大百科の作者である、キテレツ斎様であった!! キテレツたちは、大いに喜び 無事、現代に戻ったのでした。 こうして、1854年から無事に戻ることが できたキテレツとコロ助ですが、なんと キテレツ斎様が航時機を発明したのは この翌年1855年なのです。 もし、航時機でトラブルが起きてなければ・・・ もし、キテレツ斎様に出会っていなければ・・・ 120年の時を超えて、二人は出会う運命だったのかもしれません。 SF好きの方ですと、ある疑問が浮かぶかもしれませんが まあ、それはそれで、別に楽しんでいただくのがよいと思います

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