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スコシフシギな世界-藤子・F・不二雄ブログ

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『藤子・F・不二雄 先生』 SF短篇 Perfect

2016年08月18日
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前回の日記で
「神」の話をしましたが
「ピン!ときた」といったのは
神様(福の神)が出てくる
SF短編を思い出したからです。

それでは
藤子・F・不二雄先生の
スコシフシギなSF短編
『福来たる』を
紹介したいと思います。

・・・と、その前に。
本日の日記タイトルには
『アメブロver.』と入っています。
実は、『福来たる』は以前にも
紹介したことがあるためです。

私は今、楽天ブログを引っ越ししまして
アメブロで活動をしていますが
SF短編の日記だけは、楽天とアメブロ
両方で公開しようと考えました。
内容に、全く変わりはありませんが
アメブロ~藤子・F・不二雄ブログ
↑こちらでも読むことができます。
コメントは、こちら楽天でも
アメブロでも、どちらでも大歓迎です。

< ストーリー >

職場の仲間と仕事帰りに
酒を飲み、かなりよっぱらった
ごく普通の平凡なオジサン

■よっぱらったおじさんが見たものは!?



■ オジサンは神様らしき者に声をかける



■ 正体は福の神だった!!


福の神は、今の世の中に
うんざりしていました。
福の神は「昔はよかった」と昔の話を
始めます。たった1匹の干し魚で
大喜びされた時代もあったといいます。


■ 福の神と話すオジサン


しかし、オジサンは酔っているせいもあり
迷信は信じる、UFOとかマユツバの話が
好きであるとか、余計なことをいってしまいます。
そして、福の神のご機嫌を損ねてしまい
その場から去ってしまいました。


■ 戻ってきた福の神
福来たる 藤子・F・不二雄 SF短編 福の神 枕元 神通力

布団に入り、オジサンが
寝ようとしたところ
福の神が戻ってきてくれました。


■ 福の神は現代社会に驚く
福来たる 藤子・F・不二雄 SF短編 福の神 蛇口の水 ウォークマン

昔は水にさえ苦しむ時代がありました。
そんな時代を知っている福の神にとっては
蛇口からの水は、驚きの光景でした。


■ 現代人は食べ物を粗末にする


食べ物を捨てる光景に
福の神は絶句してしまいます・・・

■ 福の神は理解に苦しむ


水にも、食べ物にも、お金にも
現代人は、困っていない・・・
そんなオジサン家族を見ていて
福の神は「あんなに豊かに暮らしながら
その上、何を望むのだ」と語ります。


■ 涙が出るほどの幸福感とは何なのか・・・



オジサンは、宝くじの1等を
福の神の力で当ててほしいと
欲望をぶつけます。
しかし、福の神が
そんなことはできないというと
オジサンは激怒し「貧乏神」と文句をいいます。

それに怒った福の神は、オジサンを
タイムスリップで遠い昔の時代に送って
しまうのでした・・・

福の神はこう考えるのです。
食べ物などもろくになく
暮らしの不便さなど
昔の世界で身に染みるほど苦労すれば
オジサンが現代に戻ったとき
涙が出るほどの幸福を感じるであろうと。


『福来たる』は、このようあらすじです。
↓こちらの本に収録されています。
 SF短編PERFECT版 7巻 または
 藤子・F・不二雄 SF短篇集 3巻(下記)で読むことができます。


藤子・F・不二雄SF短篇集(3) [ 藤子・F・不二雄 ]

福の神が、オジサン家族の食べ物が
捨てられる光景に「命の綱の食べ物を」と
目をくらませる描写がありますが
戦後間もない頃、私たち日本人は
皆、お腹をすかし食べ物がない時代を
過ごしてきました。
これは、遠い昔話ではありません。
私も、祖父母から、むかしの日本は
「食べ物がなく昆虫を食べていた」
という話はよく聞きました。
F先生が子供の頃も、まだまだ日本は
豊かではありませんでした。
福の神が、現代の豊かな生活に驚く場面も
F先生の経験、体験からにじみ出ている
のではないでしょうか。

食べ物も食べたい時にある
水も欲しいときにいつでも得られます
そんな幸せで贅沢な環境にあることを
私たちは忘れてしまっているかもしれませんね。

幸せとは、高望みをすることではなく
欲望を満たすことでも
他人と比較することでもなく
感謝の気持ち、ありがたみの心を
持つことなのかもしれませんね。

「豊かに暮らしながら
その上、何を望むのだ」
という福の神のセリフは、F先生からの
現代人への問いかけなのではないでしょうか






最終更新日  2016年08月26日 00時59分11秒
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2014年10月17日
ノーベル物理学賞になんと
日本人3名の方が、受賞されましたね。
日本人として嬉しく思いますし
3人も同時ということに、驚きもありました。

それからノーベル平和賞の授賞式とスピーチもありました。
受賞したのは史上最年少という
弱冠17歳のマララ・ユサフザイさんです。
女性そして子供の人権を世に訴えました。
授賞式のスピーチには、私は胸が熱くなりました。
本当に素晴らしいスピーチでした。

マララさんは母国のパキスタンで、
過激派集団に襲われ、銃で頭と首を撃たれるという
悲惨な事件に遭ってしまいました。
パキスタンでは、女性の勉強など
教育が全く許されていません。

学校に通い、勉強をする、私たちには
ごくごく当たり前のことが
マララさんの国では許されていませんでした。
それに反発する声も行動も、許されていません。
女性や子供に人権がないのです。
そんな背景があり、隠れながら勉強を続けていたマララさんに
対し、襲撃事件が起こってしまったのです。

銃で頭と首に2箇所も撃たれたら、まず助かりません。
しかし、マララさんは奇跡的に一命を取りとめ
後遺症もなく回復しました。
そして今では、安全のためイギリスで暮らしています。
マララさんは、きっとどんなことがあっても
生かされる運命だったのでしょう。
この奇跡は偶然ではないように思えます。

マララさんは、母国を動かし、世の中の子供たちや女性たちに
大いなる希望を与え、世界を動かすことでしょう。
いや、もうすでに動かしました。
彼女の未来は光り輝いています。その光は
彼女一人だけではなく、世界中を輝かせることでしょう。

こういったニュースを見ると、私たちも何かをしなければと
心を動かされます。

以前、国際自然保護連合(IUCN)と世界動物園水族館協会(WAZA)が
提唱する『国際カエル年』(2008年)というものを知り
両生類が絶滅の危機にあると知ってから、胸が痛み
心から両生類を、カエルたちを、なんとかして守りたいと
切実に思うようになりました。

でも、心で思っているだけではダメだと思い
定期的に街中のゴミ拾いを始めました。
一番の大きな原因は自然環境の悪化だからです。
私一人のゴミ拾いなど、やってもやらなくても
両生類の救いにはならないでしょう。
他人からは意味がないといわれることでしょう。
それでも、やはり「行動」が大事ではないかと思います。
行動せずに物事を期待しても何も変わりません。
口だけで理想を語るのは、誰にでも出来ることです。
「何かやっても、どうせ…」と、行動を避けるのは言い訳です。

さて、突然ですが
藤子・F・不二雄先生のSF短編『未来ドロボウ』の
TV実写化放映が決定し、放送が近づいてきました!!

前回の日記でもお伝えしましたが
ついに、明日 10月18日(土)の夜9時です。

実は、すでに2010年9月24日の日記で一度紹介していますが
実写化放映記念としてもう一度、別の視点から考察してみたいと思います。

< 『未来ドロボウ』 あらすじ>

勉強に熱心な中学生の少年。
脇目も振らず、夜遅くまで勉強をしていた。
彼は人生の成功者を目指していた。

■ ところがある日・・・

少し不思議 SF短編 未来ドロボウ 藤子・F・不二雄 学 両親 話

しかし、父の働く工場が倒産をしてしまう。
父から、高校進学は諦めるようにいわれる。
自分の人生を閉ざされた少年は激怒し家を飛び出してしまう。

少年は、近所にある豪邸のそばまで来ていた。
裏口のドアが開いており、何気なく入り込んでしまう

少し不思議 SF短編 未来ドロボウ 藤子・F・不二雄 豪邸 裏口 戸

大きい家に驚き、広々としたプールに圧倒される。

少し不思議 SF短編 未来ドロボウ 藤子・F・不二雄 広い豪邸

そして、家主に会うこととなる。
家主は、まさに少年が夢見ていた成功者であった。
脳の研究で大成功を収め、大富豪となっていた。
少年が高校へも進学が出来ず、未来を絶望していることを語ると
高齢者である家主は「羨ましい」という。

そこで、家主は脳を取り替えないかと少年に申し出る。
脳の交換・・・ つまりは、体の交換だった。

少年は全くの冗談だととらえ、承諾するが
脳の研究で成功を収めた、まさにその技術で
本当に脳の交換が現実に行われてしまった・・・

■ 老人の体になってしまった少年は 脳の交換に満足していない

少し不思議 SF短編 未来ドロボウ 藤子・F・不二雄 人体交換 老人 老体


■ 体がいうことをきかず まともにいい返すこともできない

少し不思議 SF短編 未来ドロボウ 藤子・F・不二雄 老人 老体 腰痛 リュウマチ リウマチ

若さを得た老人(体は少年)と
巨万の富を得た少年(体は老人)に訪れる運命とは・・・!?

詳しくは以前の日記を見ていただけると嬉しいです。

進学が出来ないから・・・
物事が自分の思うようにいかないから・・・
そんなことで(本人にはたとえ重大なことであっても)
未来を決め付けたり、嘆いたりするなんてもったいない。
未来とは、そんな幅の狭いものではない。
もっともっと、かけがえのないものなのです。

F先生は、そんなメッセージを
読者に(特に若者に)贈りたかったのではないでしょうか。
少年少女たちには、もっと未来を大きく見てほしいと伝え
大人には、過去を振り返り
若かりし日々の思い出へと誘(いざな)います。

本作品は、年を取れば取るほど
じんわりと心に染み入りますね~
私は、どの短編も数百回は読んでいますが
『未来ドロボウ』に関しては、読むたびに、そして
時間の経過と共に「少年時代の未来」がどんどん輝きを増してきます。
巨万の富を得た老人の言葉が分かるようになってきました。

私が小さかった頃、父と母は
私が将来、どんな職業に就くのか、とても楽しみにしていたのを
覚えています。特に父は、ずっと野球部であり甲子園を夢見ながら
出場を果たせなかったこともあり、子供の私には
野球選手になってほしかったようです。
「ようです」というのは、父の口からは直接聞いたことがなく
母から聞いたからです。
でも父は、無理強いをすることはありませんでした。
父も母も、私を縛り付けることはなく、自由奔放でいてくれました。
そのことにはとても感謝しています。

私が野球選手への道へ進まなかったことは、父は残念に
思っているかもしれませんが、幼かった私の未来は
「もしかしたら野球選手になるかもしれない」などと
「あらゆる可能性のある未来」を
楽しみに感じていたかもしれません。
子供を授かった両親などには、自分たちの子供の未来に
ときめきを与えるものなのかもしれませんね。

母に至っては、私が小学生の時は
「(幼稚園を卒園した)これからが人生楽しい時よ」といい
中学の時は「(小学校を卒業した)これからが人生楽しい時よ」といい
高校、大学、社会人となっても変わらず
いつも「これからが人生楽しい時よ」といってました(笑)
母にとっては、人生ずっと「未来がある限り楽しい」ものなのでしょう。

大人になる前には、未来や若さのことなど何も考えることなく
時が過ぎてから、そのありがたみを感じるものなのでしょう。

さて、物語の続きですが・・・
やがて 少年の身体を得た老人が自分の屋敷に帰ってきます。

少し不思議 SF短編 未来ドロボウ 藤子・F・不二雄 人体交換 屋敷 老人 少年 わし だんなさま

老人(身体は少年)は、元に戻ることを申し出る。
若さは「世界中の富を持ってきてもつり合わない」と語る。

少し不思議 SF短編 未来ドロボウ 藤子・F・不二雄 若いということは想像以上にすばらしい

『未来ドロボウ』の中で私の好きなセリフが出てきます。
明るく希望に溢れるまぶしい言葉です。


■ 家を飛び出した少年に 老人が語った言葉

少し不思議 SF短編 未来ドロボウ 藤子・F・不二雄 未来はただそれがあるだけですばらしい

「未来は、ただそれがあるだけですばらしい」

いいセリフですね。SF短編では名セリフが度々出てきますが
このセリフもお気に入りの1つです。
放送される「世にも奇妙な物語」の中で、このセリフが聞きたいなあ~

それでは、再び放送日のお知らせです。
■ 10月18日(土)21時~23時10分


詳細は『世にも奇妙な物語’14秋の特別編』(フジテレビ公式サイト)をご覧下さい。

約2時間の番組ですが、複数の短編が放送され
その1つが『未来ドロボウ』となりますので
時間はおそらく20分前後でしょうか。元の原作も短編ですから
無理に長編になるよりかは、短い方がいいと思います。
実写版の出来はどうなるか分かりませんが、とにかく
F先生のスコシフシギなSF短編が
取り上げられるというのが嬉しいです






最終更新日  2014年10月17日 01時04分54秒
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2014年01月13日
遅いあいさつになりますが
明けましておめでとうございます。
今年も、よろしくお願いします。

お正月といえば、よく映画を見に行きました。
元旦は、友達と劇場へ行くこともありました。
多くの映画館では、毎月1日は\1000で
見られる「サービスデー」を、実施しているので
元旦はお得です。意外と混んでないのもいいです。

藤子・F・不二雄先生は
「男はつらいよ」が、好きだったという話を
聞いたことがあります。もしかしたら
お正月には、寅さんを見に
行っていたかもしれないですね。


主人公が、ぶらり出かけたところに
ひっそりとたたずむ映画館があった。
辺ぴな場所で、まさかの新作映画の上映が・・・!?
いつものダークなストーリーとは一転変わった
映画(パロディ)を題材にした
藤子・F・不二雄先生のスコシフシギな
SF短編『裏町裏通り名画館』を読んでみましょう。


■ 男は 裏日本の裏町の裏通りへ




■ なんと映画館があった


入口にある、公衆電話が時代を感じますね~


■ 『スター・ウォーズ』と『南極物語』・・・かとおもいきや?


公開したての映画が2作同時上映。
これには、男も大喜び。


■ 男が気づくのは映画を見終わってからのこと


「北極物語」というネーミングはありですが
「ヌター・ウォーズ」って・・・
F先生!この無理やり感、好きです(笑)


■ 映画が始まります


「北極物語」は、架空の映画(パロディ)ですが
元になった映画『南極物語』は、私の母は見たことがあり
ノンフィクションを基に作られた、大ヒットした作品です。


※ おまけ情報
○ 『南極物語』1983年公開&高倉健主演 北極でのロケあり
○ 『スター・ウォーズ』1983年公開 SF映画の頂点ともいえる超大作
○ この短編も1983年の作品です。



■ 何かがおかしい・・・


高倉健が出てくるはずなのだが・・・


■ 主役はアザラシ母子



高倉健の登場を待っていた主人公が
いつの間にか、アザラシ母子に
感情移入をしてしまうという展開が
なんとも笑えてしまいます。


■ 次の映画が始まる


ようやく大作SF映画がスタート
男の胸も高鳴る。


■ ヨサーク少年にオハナ少女・・・?


またしても、何かが違う。


■ 違和感再び・・・




■ ヨサークは戦場へ行くことに・・・




■ ヨサークに友達ができる



チバタマという造語は
おそらく千葉と埼玉を組み合わせたものでしょう(笑)


■ 思わぬ展開が・・・


友人のタゴーサクを失い、涙を流すヨサーク
そして、ヨサークは覚悟を決める。
特攻隊のごとく、敵の戦艦へ玉砕するのでした・・・


あれ? これは、まるで
日本の戦争映画のような流れでは・・・?

なんとも、ズッコケSF短編です。


『スターウォーズ 』はいくつもエピソードが
ありますが、このSF短編が発表された1983年は
『スターウォーズ /ジェダイの帰還』が
公開されています。


主人公が見た映画は、全然『名画』ではなかったのに
タイトルが『名画館』という
なんとも皮肉というか、ユーモアというか
F先生の遊び心がうかがえます






最終更新日  2014年01月13日 18時08分26秒
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2011年11月01日
10月31日、世界の人口が
ついに70億人を超えました。
その日に生まれた赤ちゃん全員に
「70億人目の赤ちゃんの1人」として認定し
祝福を送るというニュースがありました。
少子化の日本では、微笑ましいニュースではありますが
世界的には、喜ばしいことばかりではありません。

アフリカでは、500万人の子供たちが5歳未満で亡くなっています。
幼稚園に通える年齢にも満たず、人生を終えてしまうのです。
他にも、学校にも通えず虐待を受け働かせられる子供や
自国の無政府状態のため、貧困や病気で苦しむ人々が
70億の大半に含まれていることを見過ごしてはいけません。

さて、人口増加について少し考えて見ましょう。
『季報 エネルギー総合工学』というサイトで
分かりやすいグラフを見つけました。





1600年代から1800年代は、なだらかに上昇しています。
ところが、1900年代に入ると、異常ともいえるスピードで
人口が爆発的に増加しています。
人類の生態系に悪影響は起きてないでしょうか?

世界人口増加に潜む問題に目を向けた
藤子・F・不二雄先生のスコシフシギな
SF短編『間引き』を読んでみましょう。


 < 『間引き』 ストーリー >

主人公の年配の男性は、妻と二人暮しであった。
そして、いつものように仕事へ出かける。


■ 満員電車で通勤する男性
SF短編 間引き 電車 通勤ラッシュ.jpg


■ 人がどんどん増えているように感じる
SF短編 間引き 人口が増えた 駅階段.jpg


■ 臭いのチェックは日課だった
SF短編 間引き コインロッカー においをかぐ.jpg


■ 男性の仕事はコインロッカーの管理人だった
SF短編 間引き コインロッカーの管理人.jpg


■ 辺りをキョロキョロとうろつく人物がやってくる
SF短編 間引き コインロッカー キョロキョロ うろつく.jpg


■ 新聞記者であった
SF短編 間引き 新聞記者 取材.jpg


■ 特ダネ写真を狙っている
SF短編 間引き コインロッカー 流行の事件 現場写真.jpg

コインロッカーに赤ちゃんが捨てられる事件が多発していた。
しかし男性は、写真を撮るのは簡単ではないという。


■ 赤ん坊が捨てられる事件は日常茶飯事だった
SF短編 間引き コインロッカー 赤ん坊を捨てる.jpg


■ 赤ん坊を捨てる事件は 救いの手になっている!?
SF短編 間引き 救いの手 新しい面.jpg

記者は、不思議な発言をする。


■ 問題は氷山の一角でしかない
SF短編 間引き 氷山の一角 巨大な存在.jpg

人間は、もしかしたら見えないものによって
操られているのかもしれないと、記者は推測する。


■ これらの事件の根源は 人口爆発だと記者は指摘する
SF短編 間引き 人口爆発 45億.jpg


■ 人口増加に伴い 食糧が足らなくなる問題も・・・
SF短編 間引き 人口増加率 食糧の増産.jpg

本作品では、日本でも食糧不足が起こり
多くの人々が食に困っているという設定になってます。


■ 記者は 人口増加について語る
SF短編 間引き 個体数上限 平均増殖率.jpg

動物などは、人間が手出しをしない限り
極端な増減は起こらず、個体数のバランスが保たれている。


■ しかし人間の数は 調節されていないのでは・・・
SF短編 間引き 生物界の異端児 調節機構.jpg

人間だけが、生き物の中で均衡を破り
どんどん増殖している状態にある。


■ 今まで 病気 飢え 戦争などが人工調節を取ってきた
SF短編 間引き 疫病 飢饉 戦争 新薬 農業 増殖率.jpg

命を奪うウイルスや、大飢饉、そして戦争などが
人口の増加を抑えてきた。


■ 男性は 笑って反対する
SF短編 間引き 人口抑制 コインロッカー.jpg


■ まだ見えない問題が潜んでいる・・・
SF短編 間引き コインロッカー 赤ん坊殺し 氷山の一角.jpg


■ この世から愛が失われている・・・
SF短編 間引き 異性愛 肉親愛 隣人愛 友情.jpg

男性は、何もいい返せなくなる。
そして夜になり、記者は去っていった。


■ 男性の妻が差し入れを持ってきてくれた
SF短編 間引き 夜食 奥さん.jpg


■ 男性は嬉しそうにおにぎりを食べ始めた
SF短編 間引き おにぎり サイレン.jpg


■ ついに世界人口が45億人に!!
SF短編 間引き 総人口 45億 サイレン.jpg


45億人到達を知らせるサイレンが、日本中、そして世界中に響き渡る。
そして、1つの事件が起きます。
思いもよらない恐ろしい犯罪が・・・
しかし、それは世界的に見れば小さな事件なのかもしれません。
地球規模で見れば、なんでもないことなのかもしれません・・・


作品の中で、記者が「40年代後半から・・・」という言葉は
「昭和40年代」を指しています。私はまだ生まれていませんが
コインロッカーに赤ちゃんを捨てるという事件が、当時
社会問題になっていたと聞きます。
F先生はいち早く、このネタを作品の題材にしました。

『コインロッカー・ベイビーズ』という
当時ベストセラーになった本などもあります。
こちらの小説は、1984年出版ですが
F先生の『間引き』の発表は、1974(昭和49)年です。
そして、作中では、時代が「昭和55年」となってますが
少し先の未来、という設定で描かれたのだと思います。

作品では、赤子の置き去りはいけないだとか
そんなことをする両親は悪人であるとか
ありきたりな批判や評論は出てきません。
F先生は、社会問題から人類の問題へ
さらには人口問題から地球規模の目線へと結びついていきます。

短編が描かれた時代、コインロッカー事件に人々が騒いでいる頃
F先生だけは、社会問題を超越した、大いなる想像を
めぐらしていたのですね~ 『間引き』も感嘆してしまいますが
F先生の想像の飛躍にも感嘆してしまいます。

30年後には、世界人口は100億を超える計算になります。
そのとき私たちは、一体どこへ向かうのでしょうか・・・


■ SF短編『間引き』収録


藤子・F・不二雄「異色短編集」1巻ミノタウロスの皿






最終更新日  2011年11月01日 22時41分08秒
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2011年09月18日
NHKの朝ドラ『おひさま』も
いよいよ大詰めになってきましたね。
10/1が最終回のようです。

以前、主人公の陽子ちゃん(井上真央さん)が
祖母についてお話しするシーンが出てきました。

「おばあさまは どんな人?」と聞かれ
陽子は「とってもオシャレで、帽子が似合って
靴も素敵で・・・」と褒めちぎります。
実はその時、陽子の所へ訪ねてきていたおばあさまが
ドアの前まで来ていました。

おばあさまは、陽子の声に気づき
褒められて嬉しい気分になります。
「でも・・・」と陽子は続けます。
「怒ると怖くて、頑固で負けず嫌いで・・・」と
困った面も、思わず漏らしてしまいます。

陽子に会ったおばあさまは
「怒ると怖くて頑固で負けず嫌いの桐野でございます」と
陽子の家族に挨拶します。
(「桐野」は、おばあさまの苗字です)
一同は、話を聞かれていたことにビックリします。

さて、もしも
他人が心の中で思っていることを
全て分かってしまったら・・・?

そんなテレパシーの能力を持ってしまった少年の物語。
藤子・F・不二雄先生のスコシフシギな
SF短編 『耳太郎』を紹介したいと思います。


 < 『耳太郎』 ストーリー >

■ 明日テストがある 耳太郎


机に向かうも、勉強に集中できない。
つまらないとぼやく。


■ 誘惑に負けてしまう


マンガを描くのが好きな耳太郎くんは
勉強をやめてしまう。


■ そして翌日


勉強をやってこなかったので
テストが、さっぱり分からない。


■ もうダメだと思った その時・・・


なぜか問題がスラスラ解けるように。
頭にどんどん計算式が浮かんできた。


■ テストは満点かもしれないと 友だちの女の子に話す


女の子は、ニコニコと笑うだけで無言なのに
怒り出す耳太郎くん。


■ クラスメイトが答え合わせをしている


答えを出しているのは、メガネをかけている少年。
彼は、テストの時となりにいた・・・


■ 彼の声が聞こえていたのだった!!


耳太郎くんは、テレパシーを
使えるようになったのか!?


■ 帰宅後 母親にテストのことを聞かれる


母が思っていることも
耳太郎くんには分かってしまう。


■ 家の中で大喜びする耳太郎



■ 人の心は誰だって分かってしまう


灰皿を探している父親も
耳太郎くんの見事な察知に驚いてしまう。


■ どんどんテレパシーの能力が発揮されていく


テレパシーで知りえた情報を
得意げに、周りに話し出す耳太郎くん。


■ マンガを描く友達との集まりに いつもの場所へ向かう


林の奥に、使われなくなった事務所があった。
耳太郎くんたちは、いつもそこを利用していた。


■ 「へんなやつさ」という声が聞こえる


それは、耳太郎くんが薄気味悪いという、うわさ話であった。
人の秘密を何でも知っているので、怪しく思われていた。



■ 友だちと 描いたマンガを見せ合うことに

メガネをかけた少年のマンガを読んでみると・・・


■ 耳太郎のマンガは友だちとソックリであった・・・


自分で思い浮かんだアイデアと思っていたが
友だちのアイデアをテレパシーで受け取っていたのだった・・・


■ でも それは故意ではなかった



■ 耳太郎には みんなの疑いの声が聞こえてくる・・・


みんなは静かにしているけれど、否応なしに
どんどん聞こえてきてしまう。


■ 家に帰ってからも落ち着けない耳太郎



■ 耳をふさいでも 周りの声が嵐のように襲いかかる


周りの声がひっきりなしに聞こえてきてノイローゼ寸前だった。
テレパシーの能力は、もう耐えられなくなっていた・・・


■ 家を飛び出し 林の中のマンガを描く場所へ向かった


誰もいない場所に行きたかった。


■ 「完璧な人間なんていないんだ」 どこからともなく声が聞こえる



■ サングラスにマスクの謎のおじいさんも同じ能力を持っていた


人がどう思っているかより、それを無理やり聞き出すことの方が
悪いことではないかと、おじいさんは考える。


■ 視力も聴力も失ったおじいさんだったが・・・


見えなくても、聞こえなくても、それ故に
世の中が見えるようになったという・・・


■ 耳太郎くんは おじいさんに救いを求める


耳太郎くんは、屋根にいることを忘れ、足を滑らせてしまう。
屋根から落ちた耳太郎くんは気を失ってしまうが・・・

気絶はしたけれど、大した怪我はなく
無事に助かった耳太郎くん。
そして・・・ テレパシーの力は、なくなっていた・・・
耳太郎くんは、能力が消えて大喜びをする。


例えテレパシーを使わなくても
何でもかんでも、本心を聞き出すことが正しいことではない・・・
そんな「嘘と誠」を考える作品になってます。


私たちは、幼い子供の描いた絵を見たら
上手い下手は関係なく、誰もが褒めるでしょう。
なぜ、私たちは「ウソはいけない」と思っているのに
「上手いね」とウソをつき褒めるのでしょう。
傷つけないようにという配慮や、優しさの表れではないでしょうか。
本心を伝えることよりも、大切なことがあるということでしょう。


■ 少年SF短篇 2巻 『耳太郎』収録

藤子・F・不二雄大全集 少年SF短篇 2巻 






最終更新日  2012年04月17日 21時58分58秒
コメント(22) | コメントを書く
2011年07月01日
  < 前回までのあらすじ >

民話でいい伝えられている
幻の蝶「ユメカゲロウ」だが
浅野という男性は
存在しているはずだと強く信じていた。


 < 『ユメカゲロウ 』 ストーリー 後編 >

■ 少年は疑う
ユメカゲロウ おかしい 見逃すはずがない

この少年は、村長の孫であった。
ユメカゲロウは、まったく信じていなかった。


■ 浅野氏は聞き返す
ユメカゲロウ シリアゲムシ 標本箱 パノルパ・ヤポニカ ありふれた虫


■ どこにでもいる昆虫だった
ユメカゲロウ 馴染みの薄い虫 シリアゲムシ

知られていないから存在しない、とは
かんたんには決め付けられない。


■ 発見されない理由には仮説がある
ユメカゲロウ 地味な虫 発見されない 仮説

ユメカゲロウは、危険を察知するのが鋭く早いのでは。
光を嫌いで、真夜中しか現れないのでは・・・ などなど。

そして、死ぬときには酵素が働き
たんぱく質が分解され、消えてしまうのかもしれない。
浅野氏は、そうした仮説を述べる。


■ 決定的証拠を出す
ユメカゲロウ 大きな秘密 写真

浅野氏は、1枚の写真を出した。


■ この羽は まさしくユメカゲロウ
ユメカゲロウ 暗闇 写真 羽

昆虫博士の少年には、この羽を持つ虫(蝶)は
今まで見たことがなかった。そして信じ始めたのだった。


■ ユメカゲロウ捕獲作戦
ユメカゲロウ 考え 殺虫剤 風下 捕まえる

少年は、殺虫剤を使い
ユメカゲロウを林から、煽り出そうと考えた。


■ しかし 浅野氏に反対されてしまう
ユメカゲロウ 無茶苦茶 駄目ならよそへ行く

やり方が荒っぽいので
浅野氏は賛成できなかった。


■ 気が収まらない少年
ユメカゲロウ 気がすまない リュック アミ


■ 山火事が起こってしまう
ユメカゲロウ 殺虫剤 山火事 火の海

少年が殺虫剤に火をつけようとしたのが
辺りに燃え移ってしまった・・・


■ 3人は火の海に囲まれてしまった
ユメカゲロウ 山火事 煙 歩けない

炎は燃えさかり
やがて、少女は歩けなくなってしまう・・・


■ 呼吸が苦しくなる
ユメカゲロウ 山火事 意識が薄れる 一酸化炭素


■ もう逃げ場がなくなってしまった・・・
ユメカゲロウ 火の海 残念

辺り一面が炎に包まれ
もう、なす術がなかった・・・


■ 少女に異変が・・・
ユメカゲロウ 何かに引き寄せられる

気を失っていた少女が、突如、起き出し
引き寄せられるように歩き出した。


■ 抜け道に出た!!
ユメカゲロウ 助かる 逃げ道

3人は火の海を抜け
無事、脱出に成功した。


■ 少女は夢を見ていたという
ユメカゲロウ 夢を見た 女の人 手招き

少女は、抜け道を知っていたわけではなかった。
夢の中で、手招きされていたという・・・


■ 夢の中に髪の長い女性が現れて・・・
ユメカゲロウ きれいな人 長い髪 紫の着物 民話

彼女の見た夢こそ、長く伝わる
民話のユメカゲロウと同じ現象だった。


■ ユメカゲロウは人の夢の中に現れる
ユメカゲロウ 心を読む 神秘な力 最大の秘密


■ 空に美しく舞う 無数のユメカゲロウ
ユメカゲロウ 群れをなす 美しい 紫の炎

3人は、捕まえることなく、静かに
夜空に舞うユメカゲロウを見つめたのだった・・・


美しく、そして切ないこの物語は
まさに「真夏の夜の夢」というのにふさわしいでしょう。

世界遺産に決定した小笠原諸島なら
こんな美しい幻の蝶も、いるかもしれませんね


■ 『ユメカゲロウ 』収録


少年SF短編集 第2巻 (藤子・F・不二雄大全集) / 藤子・F・不二雄 著

少年SF短編 2巻 藤子・F・不二雄大全集






最終更新日  2011年07月02日 00時45分49秒
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2011年06月29日
小笠原諸島が
世界遺産に登録されましたね!!
困難の多い日本に
嬉しいニュースです。
世界遺産決定おめでとうございます。

私は、三宅島へ行ったことがあります。
中学の頃、家族旅行で夏休みに行きました。
もちろん、小笠原諸島とは違いますが
本州を離れた南の島は、のどかで穏やかで
虫なども多く、自然が豊かで
海が青々としているのが印象的でした。
「こんなにキレイな海は見たことがない」と
その美しさに感動したのを今でも覚えています。

小笠原諸島も、きっと自然の魅力にあふれた
素晴らしい所なのだと思います。

小笠原諸島の特色の1つに
独自の進化を遂げた生態系があるようですね。
まさに、自然の神秘といえますね。


■ スゴク小さな虫

不思議な虫 スゴク小さい

ここからは、小笠原諸島とは関係なく
私の近所のお話です。

ごく普通の平凡な草むらに、スゴク小さな虫がいます。
体長は、0.5ミリ以下だと思います。


■ クローズアップ

不思議な虫 スゴク小さい 接写 拡大

写真で見ると赤っぽいですが
天気がいい日は、ピンクっぽくも見えます。


■ 動画です  小さいけれど動きは素早い!!




撮影日は今月です。つい最近の出来事です。
さて、この虫ですが、私はさっぱり分かりません。
どなたか、名前の分かる方いませんか~~~
求む!昆虫博士!!


家を出て、すぐの草むらに
こんなに虫たちが住み着いていたとは・・・

動画に映っている大きなアリ(体長約1cm)は
クロオオアリだと思います。
それよりも小さいのも2種類見かけました。
ミミズの兄弟と思えるような
ニョロニョロしたものや
ダンゴ虫やてんとう虫など
種類は少ないですが、見ていて本当に面白いです。

偉大なるファーブルさんが、どうして昆虫に
夢中になったのかが分かるような気がしました。
ウォーキングに出たのに、1時間も座り込んで
昆虫観察してました。
おかげで、蚊に刺されてしまいましたが・・・

ダンゴ虫に触ると、死んだフリをします。
小学校のとき以来のダンゴ虫の再会です。
懐かしかったですね~
ダンゴ虫も「演技」までして生きていると思うと
何だか、可愛らしくもあり、けなげだなあ~と感じますね。

みなさん、昆虫観察オススメですよ~
自然の少ない、空気の汚れた都内でも
それなりに虫たちがいるんですから
全国どこでも、観察できる場所が見つかるはずです。


さてさて、前置きが長くなってしまいましたが
半透明で薄紫色の「ユメカゲロウ」なる
民話に出てくる蝶は、果たして実在するのか?
藤子・F・不二雄先生のスコシフシギな
SF短編 『ユメカゲロウ 』を紹介したいと思います。


 < 『ユメカゲロウ 』 ストーリー >

■ セミがかえるところだった
ユメカゲロウ セミの脱皮 夜中


■ 少年と少女が見つめている
ユメカゲロウ セミの脱皮 抜け殻

少年は、昆虫博士で標本も持っている。
少女も、虫が大好きだった。


■ 「ユメカゲロウ」とは・・・
ユメカゲロウ 図鑑 ユメカゲロウの幻

少年少女の2人は、たまたま会ったおじさんから
「ユメカゲロウ」という名を聞いた。


■ 少女は父親に聞いてみた
ユメカゲロウ 父親 パジャマ


■ 父親は民話の本を開いた
ユメカゲロウ 民話 きれいな虫 夢の中 長者

若者が、クモの巣にかかった虫を助けたら
「ユメカゲロウ」と名乗る女性が夢に現れたという・・・


■ 民話だけに出てくる架空の存在
ユメカゲロウ 民話 パターン 夢の中に出る

必ず夢の中に出てくる、というのが定説であるが
いい伝えだけであり、実在はしないという。


■ 虫取りに出る少女
ユメカゲロウ 虫取り アミ 嬉しい

アミを持って、虫を捕まえて楽しむ少女。
とにかく虫が大好き。


■ 再びおじさんに出会う
ユメカゲロウ 女の子 おじさん 麦わら帽子


■ ユメカゲロウはいる!?
ユメカゲロウ 本当 信じる

民話でしか語られてないユメカゲロウだが
浅野というおじさんは、捕まえようとしていた。


■ 浅野氏のおじいさんは民話に興味を持った
ユメカゲロウ 民間伝承 小学校の先生 学者 昆虫の研究

浅野氏のおじいさんは昆虫の研究をしていた。
ユメカゲロウは実在するのでは、と考えていた。


■ ユメカゲロウを捕まえた!!
ユメカゲロウ 奇説 取り合わない 採取 実物

ユメカゲロウの研究は、周りからは相手にされなかった。
しかし、浅野氏のおじいさんは採取に成功したのだった。


■ その話に少女もビックリ
ユメカゲロウ 大正 採取 林 スケッチ

なんと、ユメカゲロウの
スケッチが残されているという・・・


■ 脈翅目ユメカゲロウ科 体長25~30mm
ユメカゲロウ スケッチ 薄紫で透明 ユメカゲロウ科

  はねはうすむらさきで透明
  触角は糸状で長く、複眼は
  光沢ある純黒色


■ 大学の偉い先生方もやって来た
ユメカゲロウ 大評判 書き立てる 村の名誉 大公開

大きな話題となり、新聞雑誌でも大盛り上がり。
カメラマンも大勢つめかけた。


■ しかし ユメカゲロウは消えていた
ユメカゲロウ 標本箱 空っぽ 消えた 事件の真相

おじいさんは、有名になりたかっただけだろう。
ホラふきだ。ペテン師だなどと
新聞雑誌からは非難が殺到した。

村長からも、村の恥さらしだといわれ
村にいられなくなってしまった・・・

その後も、ユメカゲロウを追い続けたが
願い叶わず亡くなってしまう・・・


■ 浅野氏は おじいさんの意志を継いでいた
ユメカゲロウ 志 やり遂げる

浅野氏は、趣味ではなく
自分の人生をかけて、追い求めていた。


無念のまま亡くなってしまった
おじいさんの意志を引き継いだ浅野氏は
果たして、ユメカゲロウを捕まえることができるのか・・・

「ユメカゲロウ後編」へ続きます






最終更新日  2011年06月30日 00時38分53秒
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2011年06月22日
地球以外にも
生命が存在していると
いわれている惑星
「グリーゼ581c」の発見などで
世界的に、宇宙人の話が
盛り上がっているように思えます。

■ 俗に「宇宙人の恋人」と呼ばれている壁画

エルサルバドル 宇宙人の恋人

中米のエルサルバドルにある洞窟の壁画です。
二人仲良く手をつないでいるようなイラストですね。
頭の部分は、ツノというよりも
宇宙服の一部のようにも見えますね。
(画像はエルサルバドルの洞窟壁画・公式サイトより)

この洞窟の壁画は、およそ
紀元前400~1200年頃といわれてますが
一部の専門家からは、紀元前7000年頃ともいわれてます。
一体どのような意味を持って描かれたのでしょう・・・
そして、宇宙人は昔からいたのでしょうか?


地球から宇宙へ旅立ち
生命のいる惑星を探し
宇宙人との遭遇を求める地球人たちの物語。
藤子・F・不二雄先生のスコシフシギな
SF短編 『宇宙人』を紹介したいと思います。


■ 宇宙空間を飛ぶ宇宙船
藤子・F・不二雄 宇宙人 宇宙船 次元転移 宇宙

地球から飛び立った宇宙船に
3人の男たちが乗っている。


■ 目的の星が見つかる
藤子・F・不二雄 宇宙人 宇宙船 出発 目的の星

生命反応があると思われる惑星を発見。


■ 生命体に期待を寄せる3人
藤子・F・不二雄 宇宙人 第三惑星 生物


■ もしかしたら人類か!?
藤子・F・不二雄 宇宙人 人類


■ 外見はどうあれ とにかく宇宙人に会いたい
藤子・F・不二雄 宇宙人 怪物 巡り会う 生物の進化



■ モニタから外を眺める福島氏
藤子・F・不二雄 宇宙人 大森林 気配

惑星へ着陸を開始するが
まだ、何の反応もない。


■ 他の生命体(宇宙人)がいる可能性は高いはず
藤子・F・不二雄 宇宙人 生命発生 銀河系

この惑星に、期待が掛かる。


■ モニタに何かが・・・!!
藤子・F・不二雄 宇宙人 光 森林

福島氏は、光を見た。
画面の光は、生命体を表していた。


■ 福島氏は 二人を呼び出す
藤子・F・不二雄 宇宙人 森林 探す

さきほどの画面を見せようと
再び探し出す福島氏。


■ 結局 見つからないまま・・・
藤子・F・不二雄 宇宙人 兆候 地下都市 原始エネルギー 反応

できる限りのことをしてみたが
まったく手がかりがなかった。さっきの光はなんだったのか・・・


■ 明日は降り立って調査することに
藤子・F・不二雄 宇宙人 実地踏査 睡眠


■ 宇宙人を探しに宇宙船から出る
藤子・F・不二雄 宇宙人 探す


■ 何の手がかりもつかめぬまま夜が更ける
藤子・F・不二雄 宇宙人 夜 空 月


■ 戻るように指示が出る
藤子・F・不二雄 宇宙人 帰投

残念ながら、何も得られぬまま
日が暮れてしまった。


■ あれは・・・!?
藤子・F・不二雄 宇宙人 空中


■ ヤリなのか・・・!?
藤子・F・不二雄 宇宙人 ヤリ 発見

福島氏は、ついに
この惑星で最大の発見をした。


■ 磨製石器だった!!
藤子・F・不二雄 宇宙人 磨製石器 石器文化 人類

見るからに手作りである。動物が作ったとは思えない。
人類に似た生き物が作ったものと考えられる。


■ 艇長は 興味を示さない・・・
藤子・F・不二雄 宇宙人 ヤリ 出発

ヤリをほっぽり投げ、この惑星を発つという・・・


■ 人間よりも優れた知性体と巡り会いたい
藤子・F・不二雄 宇宙人 時間がない すぐれた知性体

地球は行き詰っている。それを打開するため
なんとしても、宇宙人に出会いたかった。


■ 出発する前に 語りだす福島氏
藤子・F・不二雄 宇宙人 若い文化を持つ宇宙人

この惑星を去る前に
福島氏が、秘めた想いを語る。


■ 会えなかった宇宙人にメッセージを送る
藤子・F・不二雄 宇宙人 行き詰まり 間違った


■ 宇宙船が飛び立つと・・・!!
藤子・F・不二雄 宇宙人 宇宙船 猿人 原住民

原住民が姿を現した!!


■ 見たものを洞窟の壁に描き出した
藤子・F・不二雄 宇宙人 洞窟 壁画 宇宙人の恋人 中米 エルサルバドル

宇宙人を捜し求めていた、福島氏たち地球人でしたが
彼ら原住民(猿人)には、地球人の方が宇宙人に見えたのでした・・・


F先生は、海外の文化や歴史に興味をもたれていました。
よく海外旅行にも行かれていたことも、知られています。

冒頭で紹介した宇宙人の壁画を
F先生が、エルサルバドルの洞窟で見られたときに
きっと、インスピレーションを感じ取られたのでしょう。

「この壁画を描いた者は、もしかして宇宙人を見たのでは」
F先生は、そんな発想を持たれ
仮説のストーリーを組み立てたのかもしれません。
それが、この「宇宙人」というSF短編というわけです。

もしかしたら、遠い昔(紀元前)にも、すでに
宇宙人は、やってきていたのかもしれませんね。
果たして、私たち人類は、宇宙人と遭遇する日が来るのでしょうか・・・


■ 少年SF短篇集 2巻 「宇宙人」収録

少年SF短編集 第2巻 (藤子・F・不二雄大全集) / 藤子・F・不二雄 著






最終更新日  2011年06月23日 23時34分49秒
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2011年06月14日
生まれ変わりというのは
科学的に説明できるものではなく
理論もなく、証明もできないので
反対されれば、それまでかもしれません。

個人的には、賛成も反対もしないのですが
チベットの最高指導者のダライ・ラマ14世を見ると
生まれ変わりを、信じられるような気もします。

「ダライ・ラマ」というのは名前ではなく称号で
14代も受け継がれています。
今まで、後継者は、ダライ・ラマの生まれ変わりと
認められた子供が選ばれています。

ですが、指導者には誰にでもなれるものではありません。
それに、将来の道は、スポーツ選手や音楽家や会社員など
職業が変わる可能性の方が、はるかに高いのは明らかです。
途中で反抗期を起こす可能性だってあります(笑)

ですが、生まれ変わりと認められた子供たちは
皆、ダライ・ラマとして指導者の道を歩んでいます。
これは、偶然を通り越しているように思えます。

さて、長くなりましたが、本日は転生についてのお話です。
藤子・F・不二雄先生のスコシフシギな
SF短編 『影男』を紹介したいと思います。



 < 『影男』 ストーリー >

■ 生まれくる以前の記憶とは・・・
SF短編 影男 催眠術 古い記憶 少年期 幼年期


■ 世の中に 生まれ変わりの証言は多々ある
SF短編 影男 転生 実例 ピタゴラス

青木は、女の子の友だちに転生の話をしていた。
女の子の名前は、倫子。


■ 皆 誰かの生まれ変わりかもしれない
SF短編 影男 生まれ変わり


■ おじいさんの視線を感じる
SF短編 影男 おじいさん 隣の家


■ おじいさんは 倫子を見ているようだった
SF短編 影男 空き家 越してくる

倫子の隣の家に
いつの間にか、おじいさんが越してきた。


■ 倫子はテスト勉強を始めるが・・・
SF短編 影男 倫子 勉強 マンガ

明日は、テストなのだが
ついついマンガを読み始めてしまう。


■ 電話がかかってきた
SF短編 影男 倫子 電話 勉強

倫子に、今すぐ勉強するようにいってきた。
相手は、誰だか分からない・・・


■ そして翌日 テストは悪い結果に
SF短編 影男 いとこ 遊びに来る テストの結果

電話でいわれたことは当たっていた。
しかし、相手はなぜ倫子の行動を知っていたのだろうか・・・


■ 再び電話がかかってくる
SF短編 影男 電話 倫子 旅行

名前は分からないが、また同じ相手だった。
父親についていくように命令される。


■ 倫子の父親に 電話がかかってくる
SF短編 影男 電話 帰る 夜行

父親は、泊りがけで出かけることになった。


■ 倫子は 青木に相談する
SF短編 影男 怪電話 気になる


電話で命令を受けたが、従いたくなかったので
倫子は、父親についていくのはやめた。


■ 一度 予告を当てたので信じている部分もあった
SF短編 影男 警告 根拠がある 予知能力者

それにしても、電話の主は
いったい誰なのだろう・・・


■ そして倫子は 家に一人になってしまう
SF短編 影男 一人ぼっち 倫子

父親が家を出た後
母親もついていくことになってしまった。


■ 夜中 倫子は人の気配を感じる
SF短編 影男 夜中 寝室 警告

例のおじいさんだった。


■ 家を空けるように忠告される
SF短編 影男 寝室 家を空ける

倫子は狙われているという・・・
鋭い牙が襲いかかるという・・・


■ おじいさんは何でも知っている
SF短編 影男 戸締り カギが壊れている

玄関はカギをかけていたのだが
壊れている場所を知っていたのだった。


■ 青木は おじいさんに直接会うことに
SF短編 影男 青木 嫌がらせ ほっとけない

おじいさんの行動は行き過ぎていると感じ
青木は、文句をいいに行こうと決める。


■ ついに おじいさんと1対1で会う
SF短編 影男 おじいさん 青木 幼なじみ

おじいさんは、青木のことを知っているという。
しかし、幼なじみとは、どういうことなのだろうか。


■ おじいさんは語る
SF短編 影男 いやらしい 家から引き離す

倫子を家から離さねばならないという。


■ 転生の話が始まる
SF短編 影男 超常現象 転生 前世 生まれ変わり

なんと、おじいさんは
倫子の生まれ変わりだという!!


■ おじいさんの話に混乱する青木
SF短編 影男 まだ生きてる 時の流れ 霊の世界

生まれ変わりなら、死んでからのはずだが・・・
時の流れは一定ではないらしい。


■ 真相が明らかに・・・
SF短編 影男 倫子 死を体験 身の毛のよだつ 悲惨な運命 ライオンの牙

倫子は、ライオンに襲われるので
絶対に、家にいてはならない。


■ おじいさんの話を伝える
SF短編 影男 カバみたいな人

倫子は、信じたくもないし、信じられなかった。
それは無理もないことだった。


■ 夜 倫子から電話があり 駆けつける青木
SF短編 影男 夜中 走る

やはり倫子は、おじいさんの話を信じていた。
倫子は、たまらなく不安になった。


■ ライオンは本当にやってくるのか?
SF短編 影男 庭で物音


■ 何かがいる・・・
SF短編 影男 庭にライオン


■ ライオンが倫子の家にやってきてしまった!!
SF短編 影男 絶対にありえない

必死に抵抗するも、あまり効果もなく大ピンチに・・・
果たして、倫子と青木の運命は・・・


ライオンは、家の中にまで侵入してきますが
二人は助かります。

さて、倫子が助かったのなら
生まれ変わりであるおじいさんはどうなってしまうのでしょう・・・

倫子がライオンによって死ななければ
その体験を知る、生まれ変わりのおじいさんも
この世にいないはずですが・・・

少し不思議どころか
すごく不思議な転生ですね






最終更新日  2011年06月15日 00時24分13秒
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2011年05月31日
今さらながら
生き物というのは
驚くべき不思議なことが
いっぱいありますね。

先日、NHKの番組で
イカの生態を取り上げていて
面白いことを知りました。

巨大なイカだったのですが
なんと、複数の脳があるという説明がありました。
生物には脳は1つだと思い込んでいたので
知ってビックリしてしまいました。
まさに 「Oh! 脳!」ですね~


平凡な高校生が、自分の足に
もう1つの頭脳を持ってしまったら・・・!?
藤子・F・不二雄先生のスコシフシギな
SF短編 『考える足』を紹介したいと思います。



■ 『考える足』は「少年SF短編」2巻に収録されてます

少年SF短編 2巻 藤子・F・不二雄大全集


 < 『考える足』 ストーリー >

■ 英才(ひでとし)くんは説教をくらう
考える足 野球 一流大学 名門高校

勉強のために野球はするなと、いわれていたが
こっそり野球で遊んでいたことがバレてしまう。


■ 大学へ行く気はない
考える足 相談 大学 学者の家系

学者の家系を持つ母としては
大学へ行かないことは許せないことだった。


■ しぶしぶ勉強するけれど・・・
考える足 無理なものは無理

英才くんは、できるだけ真面目に勉強するも
どうしても、頭がよくならない・・・


■ 母は家庭教師をつけることにした
考える足 家庭教師

現役大学生の生徒を
家庭教師に招いた。

■ 英才くんは いかに自分が勉強ができないかを語る
考える足 勉強が嫌い 苦手 脳細胞が足りない


■ 足に違和感が・・・
考える足 足がムズムズ イボ ウオノメ

英才くんが靴下を脱ぐと
何だか分からない腫れがあった。


■ しかし痛みなどはない
考える足 痛くもない

気になるものの、困るほどではないので
放っておくことにした。


■ 寝転がっていると うたた寝を始めてしまう
考える足 うつぶせ うたた寝


■ 足が自分の顔を蹴った!!
考える足 自分を蹴る

一体、何が起きたのか
自分自身でも分からない・・・


■ 意識していないのに足がひとりでに!?
考える足 自分の足をたたく

足を叩いてみると
なんと、蹴り返されてしまった!!


■ 英才くんは母と病院へ行くことに
考える足 異常はない 病院

しかし、異常なしと診断され
何の解決にも、つながらなかった。


■ 英才くんはノイローゼに・・・
考える足 ノイローゼ ひどくなる

英才くんの両親から話しを
聞いた家庭教師も、驚いてしまう。


■ 家庭教師は英才くんに会う
考える足 家庭教師 布団の中

英才くんは、家庭教師と将来のことなどを話し
2人の会話は弾む。


■ 雨が降り出していた
考える足 家庭教師 雨 泊まる 玄関

雨も強く、時間も遅くなっていたため
英才くんちに、泊まっていくことになった。


■ そしてその晩・・・
考える足 雨降る夜 布団


■ 「足」が動き始めた!!
考える足 目が出現 フンガー

英才くんは熟睡中で
足の動きはまったく気づかなかった。


■ 「足」は移動しようとしていた
考える足 睡眠中 階段

階段を下りようとするが
英才くんは眠っているので転げ落ちてしまう。


■ 英才くんが起き出すと・・・
考える足 痛い 勝手な行動

はっきりと「足」のせいだと気づいていた。
両手でガッチリと「足」をつかんだ。


■ ついに「足」が話し出した・・・
考える足 放せ 足がしゃべる


■ 「足」が独立宣言をする
考える足 もうたくさん 独立する 自由にはならない


■ 「足」は台所へ向かった
考える足 引きずられる 台所


■ 「足」は包丁で体を切り離そうとした!!
考える足 包丁 台所

英才くんの叫び声に気づいた
家庭教師が駆けつける。


■ 「足」は強く 家庭教師も蹴飛ばされてしまった
考える足 骨が折れる どうなってる

2人とも必死になり、どうにか「足」を
取り押さえることに成功した。


■ 家庭教師が「足」を観察する
考える足 足首の中に脳細胞 脳みそ第二号

英才くんの左足には
もう1つの頭ができたと分析する。


■ 腰に神経球を持つ恐竜を例に挙げる
考える足 恐竜 神経球 頭脳の出張所


■ 無理な勉強が原因か?
考える足 無理な勉強 皮ふを振動させてしゃべる

英才くんにも、頭脳の出張所ができてしまった。
足には、頭脳の他にも、視聴覚も備わっていた。

こうして、完全に1つの生命として独立した「足」と
英才くんの不思議な共存が始まってしまった・・・


英才くんは、独立心を持つ「足」と
果たして上手くやっていけるのでしょうか・・・

物語の流れはホラーっぽいですが
最後はユーモラスな展開で終わります。

英才くんの未来は描かれてませんが
これだけ腕力・・・ ではなく脚力のある足で
視聴覚まで独自に備わった足ならば
英才くんはプロサッカー選手として
スゴイ活躍ができるのでは・・・と
そんなことを考えてしまいました






最終更新日  2011年05月31日 23時39分04秒
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