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エッセーのすすめ

エッセーのすすめ

清水英雄さんに学ぶありがとう

「ありがとう」は強力な言霊(ことだま)エネルギー数限りなくある日本語の中で、「ありがとう」ほど、多くの人々に、好まれ、愛され、使われている言葉を、私は他に知りません。
 「ありがとう」は、その言葉のもつ、音域のすばらしさのみにとどまらず、そこに内包されている「ありがとう」の英智の精神が、またすばらしい。人は自分の存在が認められた時、つまり、人や世のために役立ち、何かしらの影響を与え、感動され、感激され、感謝された時、最高にして最大の喜びと充実感を味わうことができます。その時、生命の喜びをあらわすような言葉が「ありがとう」です。また、「ありがとう」は単なる言葉の範囲を超えています。私達の存在全般にかかわる、宇宙の如き極めて偉大で強力なエネルギーの総体でもあるのです。それは言葉を超えた存在である言霊(ことだま)と言った方がよいでしょう。言霊とは、言葉に宿っている不思議な霊威としてのエネルギーで、古代よりそのパワーが強力に作用して、言葉どおりの事象がもたらされると信じられてきました。わが国日本は「言葉の幸ふ国」と言われ、言霊の霊妙な働きによって、祝福をもたらす国とも言われます。このようなすばらしい言霊の国に生まれて、真の言霊を使わない手はありません。
 「ありがとう」は、その言霊の代表選手のような存在。しかし、この言霊エネルギーの総体である「ありがとう」を心から発するためには、本人がそのありがたさを信じていないと、その作用であるエネルギーが、十分相手に伝わりません。私達が日頃なにげなく使っている「ありがとう」が、人生においてこのように作用していくと認識した時から、日常生活は確実に変革に向っていきます。
 私の、言葉としてではなく、言霊としての「ありがとう」との出会いは、私自身が大ピンチに遭遇していた、そんな時でした。「幸福だから感謝をするのではない感謝をしているから幸福なのだ」この言霊との出会いの瞬間、これが内包する強烈なエネルギーが、まばゆいばかりの輝きを放ちながら、私の魂の奥底へと入ってきました。私はそれ以来、世のあらゆるものに、感謝し、感動し、感激していこうと決心、覚悟を堅めています。その志が「ありがとう」となって表現されていきます。声高らかに、明るく、勢いよく、元氣に、快い響きをもたせながら、笑顔で、その言霊エネルギーを、あらゆる存在に対して発していきました。今まで大ピンチだとばかり思ってきたことが、よく見たり、考えると、決してそうではなく、むしろ、私自身を大きくしてくれる素材であると氣づくのです。
 困難・失敗・苦難・ピンチの根本であると思われてきたことが、実は己を高める、進歩発展・現状打破する礎だと。そして、真の「ありがとう」の志は、この人生をどう生きるのかという根本的なところに、その原理原則があることも。それはとどのつまり、楽しく、喜び、健やかで―<楽喜健>ラッキーけん―、明るく、元氣で、素直で―く明元素)めいげんそ―人生をおくるかどうかにかかってきます。これは言うは易く、行うは難し。人生とは、そんなに思うようにはいかないもの。が、なかなか思うようにはいかないからこそ、できるだけ己の描いた人生に近づけていこうと努力する姿が美しい。「ありがとう」を<楽喜健>で(明元素)に言えるコツは、日常のチョットしたことにでも感謝・感動・感激(三感現象大発揮)していくことです。できれば、その<楽喜健>ぶりや<明元素>ぶりを、日記や手帳に書き留めておく。葉書や手紙に書いてもよい。重要なポイントは書き留めることです。おもしろいことに、日を追ってその内容と種類の質と量が豊かになり充実していきます。ある程度まとまったら、あなたにとっての三感現象大発揮集『ありがとう』を出版してみませんか……。あなたは改めてこう氣づくことこでしょう。「なぜ、もっと早くやらなかったのだろう。人生には、こんなにすばらしいことが、こんなにたくさんあるなんて考えられなかった」そうなのです。この人生、捨てたもんじやない。物の見方、考え方、生きる姿勢をほんの少し、良い方へ、楽しい方へ、明るい方へ、素直な方へ変えていくだけで(陽転思考)、こんなにも変化していきます。
 「ありがとう」を魂の芯から発することができると、成功・自己実現しやすく、人生をすてきにおくることができます。「ありがとう」の言霊に内包されるエネルギーの質が極めて良く、量も多いからです。故に、この「ありがとう」の言霊エネルギーが、世の森羅万象のすばらしさ、おもしろさ、楽しさを新たなアングルから知らせてくれます。当たり前のことを当たり前に思っていると、三感現象は大発揮されません。実は私達が当たり前だと思っていること自体、少しも当たり前ではないのです。例えば、毎日吸っている空氣・酸素。安静時には成人男性で一呼吸500ミリリットル。1日で1万800リットル。それをもし買うとすれば約6,500円、1ヶ月で19万5,000円、1年だと243万円にもなります。呼吸疾患でもない限り、私達はタダで酸素を吸っています。そして、酸素ができるまでのこの地球のメカニズムやシステムを知ると、もう三感現象大発揮。もっと凄まじい数というか、連続があります。それは私達が今、生きている、存在していられるのは、その背後に膨大な数のご先祖様がひかえていること。100年前が16人。200年前が256人、500年前が104万8,576人。800年前が42億9,496万7,296人。1,000年前、平安時代中期まで遡ると、なんと1兆995億1,162万7,776人ものご先祖様がかかわっているのです。生まれてから死ぬまでのこの生命。一見一過性の生命のようにみえますが、実のところ、こんなにも途方もない数の生命の連続が、今のこの私達の生命を育んでくださっているのです。この基調な生命を支えている全てのものに、敬虔なる感謝の念を強く覚えるのは、無論、私だけではありません。こうして私達は、あらゆることによって生かされているということに、深いところで氣づきます。この生かされているという氣づきが、人としての人格・品格をより高尚なものとしていきます。この宇宙森羅万象のおかげで生かされているという氣づきはまた、チャンスの時よりピンチの時の方がピンときます。順風満帆―チャンスの連続は、むしろ人間を悪くします。慢心・傲慢・自惚れが前面に出て、人を侮り、自らの墓穴を掘り易い。「得意絶頂の時に崩壊の兆しあり」中国史書・十八史略の含蓄ある成句です。ピンチ―逆境―の時にこそ、人の情けや恩が、日頃日常な時の何百倍、何千倍ものありがたさとしてとらえることができます。それは、ピンチのときは四面楚歌に陥り易いし、日頃の交友関係がここにきてプツリと切れてしまうことが、往々にして起こるからです。しかし、人生の成功者は例外なく、こうしたピンチを逆手にとらえて、それをチャンスにしてしまうのが実にうまい。ピンチを天が与え給うた貴重な試練として、「ありがとう」の精神と英智で、受けとめてしまう。従って、成功者、自己実現した人が、最後にいきつく言葉、いや言葉が、「ありがとう」なのです。感謝報恩の精神―注目に値すべき現象です。こうした考え方、見方、氣持、少しおおげさに言うと志で、人生を送っていきますと、「ありがとう」が、快くロからでてくるようになってきます。ごく自然に軽やかにです。その時、あなたは自分に感謝するにちがいない。自分自身に感謝することができる。なんとすばらしい境地ではありませんか。この二度とない、お一人様一回限りの、かけがえのない人生において、人からどれだけの「ありがとう」を受け、また、人にどれだけ多くの「ありがとう」を発することができるか……。これが人生じゃないか……。と、最近、特に感じるのです。「ありがとう」に含まれているこれだけのエネルギーに、今更ながら驚きと感動を覚えざるを得ません。「ありがとう」の言葉を超え言霊に迫り、事象を趨えて本質に迫り、そこに湧くエネルギーをして、使命を越えて天命に迫る生き方をしていきたいものです。ピンチピンチの連続人生。ピンチピンチの連続仕事。逆境・困難・失敗・苦難・苦悩などがはびこるこの人生。そんな中で、「ありがとう」は、まさに一隅を照らす、ピンチをチャンスに大変革する、すてきですばらしい、強烈で良質のエネルギーの発生源にほかなりません。


ヒューマンウェア研究所 清水英雄

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