ことばのﾗｲﾌﾞALL WORDS COA

香川県下で初めての「フルオープン・フルメインキャスト」形式のポエトリーリーディングです。2005年4月17日に北浜alleyの黒船屋にてスタートしました。原則、毎月第三日曜日PM5:30～8:00、継続的に開催していきます。

誰もが自由に参加でき、誰もが公平に自己表現できる場を与えられます。そして、自分のこころの深層に仕舞い込まれた「ことば」を声に出して、みなさんにプレゼンテーションをします。

従来の詩の朗読会とは違います。詩の愛好者だけで盛り上がるような閉鎖的なイベントとは、対極に位置します。

たまたま居合わせた人が、自分の内面を吐露したりするのも歓迎します。いわゆるカミングアウトです。自分の内面を吐露するには、安心できる場が必要です。その場は、「誰もが、あるがままで、決して間違ってはいないんだ」という共通の了解事項から創りだせます。

その上で、ポエトリーリーディングを自由参加で、しかも公平に行うのです。最後に、観客からメッセージカードを受け取ります。そのカードには、感動した点について、具体的に書かれています。カードは、見知らぬ観客から、気に入った朗読者に渡されます。そこで、コミュニケーションが成立します。朗読者は、自分の感情が観客に受け取られ、そして、観客は、感動したことのフィードバックをカードに書き、朗読者に渡します。一方、朗読者は、それを見て、励まされ、さらにモチベーションを向上させるのです。

誰もが、自分のことばを朗読することの気持ち良さを味わえる。そんなイベントです。声を出して音読することが、少なくなってきています。コミュニケーションが、うまくいかなくなってきています。自分の姿が、見えなくなってきています。そんな、現代病が蔓延する、この社会に、このイベントが一石を投じることができたら本望です。

愛情溢れる、社会を創りたい。その願いを込めて、このイベントを継続します。誰もが、自分の感情をまわりに受け取ってもらえなくなってきています。誰もが、真剣に、自分のことを聴かれなくなってきています。そして、誰もが、自己表現をあきらめてきています。

そのような鬱屈した、いまのみなさんの精神情況を、このイベントで、巡礼にも似た継続性によって、変革に結びつけていきたいと考えています。

BJだいち
(協力　ALL WORDS COA PROJECT　椿)