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BJだいち

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Comments

イチコ@ Re:優越感に浸ったことがあるだろう。きみも。(10/17) まさにご意見的を得ている部分があるなぁ…
たっき~@ Re:ベビーフェイスでね(02/06) 同感でごじゃぁますだ。 なんかスラン…
あきら@ なんと。//感謝。。 二回もやるのかぁぁ。 たしか。。 前日…
BJだいち@ Re:たのしかったよー。(02/06) あきらさん >1/27。たのしかったよー。 …
BJだいち@ Re[1]:バカ バカ(02/08) エミさんさん >ごめんなさい > >ご…
2004/07/28
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カテゴリ:現代詩
制限されたバイキングのように
ぼくらは
狭い丸テーブルを囲んで
一枚の皿に取った
はんぺん状の食物を食う

量や時間が制限されている
ぼくは
立って
食う

あなたは座って
食う
または
ぼくと同じように
立って
食う
ひともいる

制限された
この食うという行為に
ぼくらはだんだん
追い込まれ

正当な空腹感を
失ってしまった

ぼくらは
食うことが
義務づけられ

制限だけが
存在を主張している

ぼくは
思う

ぼくらは
母乳で育てられた

母の乳房の豊かな重みを
手で触り感じ
母の肌の匂いを嗅ぎ味わい
ぼくは
母の乳を吸い
思いっきり
堪能してきたんだ

母のぬくもりと
母の乳を

ぼくは
思いっきり
堪能してきたんだ

ああ

制限されたバイキングのように
ぼくらに与えられた
食物は
ぼくらを
地獄に突き落とす

立っても
座っても
正当な空腹感のない
ぼくらに
満足感はやってこない

立っても
座っても

制限されたバイキングのように
ぼくらは
狭い丸テーブルを囲んで
一枚の皿に取った
はんぺん状の食物を食っている





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Last updated  2004/07/28 06:22:05 AM
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