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カテゴリ:現代詩
琉球の紫外線
危ない 日中 出歩いているだけで ズル 剥けちゃう 顔の皮膚 ズル 剥けごっそり 表面もって行かれちゃう ズル 剥けちゃう 厚さ 数ミリ ズル 剥けちゃって あの顔 エイリアン顔 ズル 剥けちゃった 骸骨の顔 しかも エイリアン生きている 顔 顎はずれたの その顔 どど どうしたの その顔 顎のストッパー はずれたの ネジ穴 2ヶ所で ぶんらりこ でも あんた なんて顔しているの 叫んでるの 怒っているの 笑っているの その歯 牙みたいに 尖がって 尖がって ツララみたいに 尖がって 尖がって 上顎から下に向かって 下顎から上に向かって どうしたの どうしたの しかもその涎 だらだら 唾液だらだら 胃液だらだら エイリアンなの その顔 ぼくに 向かってきている エイリアン 顔 向かってきている ぼくに がぱーとあけて 口のように がぱーとあけて ああ あああ すいこまれるうう すいこまれるうう 気が付いたら 地の底だった ここは どこ そういえば旧盆の時期 黄色の点滅は たましい のひかり 地の底では 四角いビードロでできた たましいのひかり すぐわかったんだ なぜだか そこは 黄色の点滅してるんだもの そこだけ だから ぼく言ったでしょう たましいの ひかりが あるんだから だからね エイリアン顔 迫ってきてもね きっとだよ きっと きっと あるんだからね ぼく信じているんだからね エイリアン顔 怖くなんか ないんだよ その牙の 涎だらだら かっぱと開けられた 口から ぼくはいっていくんだ だいじょいぶだってば さあ さあ 入っていくんだから ねえってばねって 黄色の点滅 いっぱいあるんだ あちこち いっぱいあるんだからね ねえってば 闇の中の 地の底に いっぱい いっぱい あるんだから ねえってば ズル 剥けちゃってる やまとぅんちゅーのかわいいひと ズル 剥けちゃってる ああ あ 紫外線強いのに 琉球の 紫外線 やまとぅんちゅー のかわいいひとよ ズル 剥けちゃってる エイリアン顔 叫んでるの 顎はずれちゃってるの 泣いてるの 笑っているの どうしているの ズル ぼく 怖くないからね うちなーちゅ だからね ズル お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/08/10 06:48:16 AM
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