|
カテゴリ:現代詩
日々戦局は変化し
最前線のぼくは 闘いの鳥肌を 休めることなく 居を移し 移しながらも 変化の先の先の先まで 察知しながら 鉾を収めることなく 明確に ぼくは生き抜いてやるんだ 敵とは たぶんぼく自身の怠慢さだろう その怠慢を駆逐するんだ 戦局が悪化すれば どうしても ぼくじゃないって叫びたくもなるんだ しかしここで叫んじゃ すべて水の泡 戦争状態は ぼくに課せられた欠くべからざるステップ 戦争状態を歓迎し 戦争状態でいかに生き抜くのか ぼくは明確にわかっている 逃げるな ぼくは 父の子である 父の子としてぼくは戦争に立ち向かう 豊かに見える 人々は享楽している ほんとうにそうだろうか そのように演技しているだけなんじゃないだろうか 断面は年輪のように整っているわけじゃない 幻想の平和に生活している 幻想の幻想に巻き込まれているだけなんじゃないだろうか 日々戦局は変化し 最前線のぼくは 闘いの鳥肌を 休めることなく 居を移し 移しながらも 変化の先の先の先まで 察知しながら 鉾を収めることなく 明確に ぼくは生き抜いてやるんだ ぼくの闘いの鳥肌は 撫ぜても 抑えても 押さえつけても ビンビンだ 闘いの鳥肌が立っている お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2004/09/10 06:48:30 AM
|