消化試合3
関東での試合は今季最後ということで、千葉遠征を思い立ったのである。ここまでの生観戦成績は5勝4敗。シーズン勝ち越しか、それとも……?Bs 100 000 600 000 7M 111 400 000 000 7ギリギリ防衛(*´∇`*)……まァ、チームの最下位は決まったようだが。ってか、我が家の子供たち、今年は8試合中3試合が延長戦とはイヤハヤ。では、このよくわからん消化試合を振り返ろう。1回表、オリックス先制は遅刻して見逃した。坂口、北川の安打からローズが犠飛を打ったようだ。んで、到着した1回裏。いきなり堀に被弾。2回裏は、ベニーに被弾。日本最後の花道を飾られる。3回裏は、西岡が福浦の三邪飛犠飛にする好走塁。北川の捕球態勢が崩れたのを見逃してはくれなかった。この試合、西岡への声援は凄かった。昨日の試合後、フロント批判の横断幕を張っていた一部のファンに対し、抗議のマイクアピールをしたことが原因だった。「子供たちの夢を崩さないで欲しい。 本当にロッテを愛しているなら、横断幕を下げて」そしたら、今日は……。偽善者。他にも誹謗中傷の横断幕がズラリ。この一角が応援ボイコットをしたため、自主的にTSUYOSHIコールが起こり、あの大合唱となったそうだ。右翼席は観客同士で何度か揉めており、戦々恐々。子供を連れて行きたくない場所、断トツ1位。ロッテとは、こんなにも空中分解なチームなのだ。それなのに。4回裏、先発の山本省はまだ立ち直れない。一死から今江に初球を叩かれると、南、田中には共に0-3から連打。しかし、交代はなし。続く西岡にも、0-3とボールが先行。結果、アウトカウントは稼いだが、犠飛で1点献上。しかし、交代はなし。ロッテは容赦なく攻め続けてくる。西岡盗塁後、堀と福浦が連続二塁打で7点目。ここで、ようやく清水に交代。オリックスベンチ、我慢強いのか鈍感なのか。それとも、勝つつもりがないのか。2時間以上かけてやって来て、こんな駄試合を見せられるのかと怒りを覚えた。打線も5回、6回と併殺打で唐川の完投勝利を全力でアシストする体たらく。後ろに座っていた熱心なロッテファンたちの有頂天っぷりに、不快感は高まるばかり。もともと、体調万全ではなかった妻。更にここで電話が鳴り、仕事上のトラブルが発覚。もう、本気で帰ろうと思ったのである。ところが、壮一朗が頑として「残る」と言う。「まァ、仕方がないか」と思いつつ、時間を無駄にするつもりもなかったので、その場でトラブルの事情聴取と対策を行うことにした。すると、風向きが変わり始めた。6回裏から登板したボーグルソンが、外国人特有の「帳尻合わせ」を発動し、3者連続三振!7回表には、打線も怒涛の反撃を始めた。二死から山崎、坂口が連打で出ると、大村、北川、ローズは外野の前へポトリと落ちる適時打。そして、代わった根本に対し、後藤が流し打ちで繋ぐと、「消化試合采配」で途中出場していた2人が、大きな仕事をやってのける。まず、下山に代わりライトに入っていた小瀬が、イチローばりの一塁内野安打(1点差)!更に、日高の代わりマスクを被っていた横山が、レフトオーバーの二塁打(同点)!なんと、6点差を追いついてみせた!追いついたのだが、唯ひとつ残念だったのが……。電話をしていて、その猛攻に集中できず┏(|||。 。)┓……盛り上がりたかったなァ。。。(o;_;)o7対7。試合はいきなり引き締まった。7回裏、ボーグルソンが3連続Kの快投。8回裏は、香月が無難に抑える。そして、勝ち越せないまま9回裏、オリックスは“癒し系”エースを投入した。一瞬、サヨナラ被弾の悪夢が過ったが、今日の金子は完璧だった。延長戦突入。しかし、10回表は“大砲候補”岡田の犠打も……。山崎、坂口が得点に結びつけることはできず。そして、とても惜しかったのは12回表。一死から打席に入った小瀬からドラマは始まる。田口の応援歌を継承したこの男、こういう場面では、レフトへの流し打ちがパターン。と思って見ていたら……。やはり流し打った! 西岡が飛び込む!……抜けない! すぐさま起き上がって送球!一塁……、セーフ! 更に。横山が一二塁間を抜く3安打目。一死一・二塁。妻は岡田の一発を期待していたが、今のところ、彼に「ここぞ」の安打はない。案の定、岡田は邪飛に倒れる。二死一・二塁。ここで、打席には1週間前の日ハム戦で、びっくり決勝3ランを放った山崎。伊藤が投じた1-2からの4球目を叩くと、決して鋭くはない当たりが三遊間を抜ける。レフトは代わったばかりの角中!タイミングはアウトである。それでも、三塁コーチャーの馬場は腕を回した!送球が少しでも逸れれば、小瀬の足ならわからない!しかし……、バックホームはストライク。勝ち越しは、ならなかった。チャンス⇔ピンチ理論は周知の事実。12回裏、金子はとうとう4イニング目に突入。ここまで、全く打たれる気配はなかったのだが、一死から西岡の当たりはレフトを越えていく。西岡は走って走って走って三塁へ。渾身のガッツポーズ。球場を揺るがす大歓声。ピィィィイィンチ。次の打者は堀である。流石、周囲のロッテファンは皆、スクイズを見抜いていらっしゃった。なるほど、ボビーならスクイズだ。そして。……やっぱりか。しかし、1球目はファール。なんか、これを見て安心しちゃった。堀は2球目もスクイズを試みるが、一飛併殺。呆気ない幕切れであった。こんなんで、いいの?それにしても、今日はギスギスしていたなァ。昨日なんて、勝負所で荻野の帽子にトンボが止まり続け、緊張感の欠片もない消化試合だったのに。☆☆☆余談だが、先月、千葉マリンを訪れた時、どんな情報も曖昧なファンのやりとりに、ツッコみたくて仕方がなかったという話を書いたが、今回もまた同じ目に遭ったのである。「この岡田ってのは、確か智弁和歌山ですよ」……履正社ァァァァア! どこでそんな誤変換が? 「登録名は一輝だけど……、柴田?」……嶋村ァァァアァ! 応援団の声、しっかり聞いて!「ボーグルソンが敗戦処理でいいの?」……当たり前だァァアァァ! どれだけ不安定か!ってか、今のオリックスは中継ぎ全員が敗戦処理なの!何だかなァ。彼ら、ウチの4歳児と応援合戦を繰り広げていたし。面白い連中だったなァ。Please crick here !!