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2003.11.23
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カテゴリ:野球
♪ 目と目で 通じ合う かすかに ん 色っぽい
  目と目で 通じ合う そういう 仲になりたいわ~

んん~、この選曲にあまり意味はないのだが、
今日はプロ野球選手の「目」について語りたい。

“史上最強の指名打者”エドガー・マルチネス(SEA)は、
生まれつき目に障害を持っている。まっすぐ前を見た時に
右目が外側を向いてしまう。いわゆる、斜視だ。
視力に問題はないが、左目より右目の筋肉が弱い。
だから、目には人一倍、気を遣っている。

毎日、欠かさず行うのが目の運動だ。
円や四角形などの記号が書き込まれたカードを
様々な角度、距離で見て目の筋肉を動かす。

そして、試合開始15分前には、特製バッティングマシンから
飛び出す時速200kmのテニスボールに書かれた数字を
読み取って動体視力を養う。

首位打者を2回、打点王を1回獲得した実績を持ち、
不惑を迎えた現在も、チームの主軸として活躍する大打者。
その栄光の裏には、このような努力が隠されているのだ。

※ 因みに、元オリックスのカルメロ・マルチネスは、
  エドガーの従兄弟。1984年にはパドレスで
  リーグ最多の10犠飛を打ち、優勝に貢献している。
  翌年には自己最高の21本塁打72打点を稼ぐも、
  日本では不発に終わった。

高速で動く物体を見極める――。

実はこのエクササイズ、打撃の向上に効果覿面である。
テレビ朝日『プロ野球ってナンだ!?』という番組では、
過去にこんな面白い実験を行っている。

<仮説>
どんなに速い球でも、慣れさえすれば打てるようになる。

<方法>
都内少年野球チームに所属する小学生の中から、
数人を選抜し、時速150kmのマシンをひたすら打たせる。
そして、1ヶ月……。

舞台は秋風が肌に冷たい西武ドーム。
小学生に立ちはだかるは、50歳を超えてもなお、
時速140kmの豪速球を投げる“人生先発完投”村田兆治。

勝負は10球。球種はストレートのみで、
予め投げるコースを宣言する。

<結果>
前回の企画で、ソフトボール日本代表の宇津木麗華に
完敗してしまった村田、またしても敗北。
パワーはまだ備わっていないものの、小学生は見事、
村田の直球を外野へ運んだのだった。

∴ 仮説は正しかった。

イチローは子供の頃から、行き交う自動車のナンバーを見て、
右側2桁と左側2桁とを計算して遊んでいたという。
彼の常人離れした動体視力も、そんな幼い頃からの
習慣から養われたのだろう。

「目」に関するネタをもう1つ。
皆さんは、自分の「利き目」がどちらか、知っているだろうか?

人間がなぜ2つの目を持っているか。
それは、それぞれの視線をわずかにずらして、
目標を立体視するためだ。この時、脳では左右どちらかの
目から入る映像を無意識に優先し、もう片方を抑制している。

利き目とは、脳で優先される方の映像を送ってきた目のこと。
では、それを測定するにはどうすればいいか。

<ローゼンバッハ法>
両目を開いて目標を見ながら腕を伸ばし、指先でそれを指す。
そのまま、指は動かさずに左右の目を交互に閉じる。
左目を閉じても目標はずれないが、右目を閉じると指先が
目標から離れる場合は、右が利き目である。

<ホールテスト法>
2人1組で測定するやり方で、トイレットペーパーの芯など
目の大きさほどの穴が開いた道具を使う。
測定者は腕を伸ばし、この穴を通して検査者の顔を見る。
検査者から見て、右の目が見えたなら、利き目は右である。

利き目は多くの場合、利き腕と連動しているらしい。
ただ、アメリカの一部の研究では、利き腕は右なのに
利き目は左(またはその逆)という「交差性」を持つ選手が、
打撃をする上で有利なのでは、という報告がある。

例えば、利き目と打席がいずれも右という打者の場合、
バッターボックスに立ったとき、右目の視界は
鼻柱に邪魔され、狭くなってしまう。

片岡篤史は昔、こんなことを言っていた。

ガニ股で極端なオープンスタンスが印象的なツル。
これには理由があって、彼は利き目が左目なので、
視界が狭まらないように、体を開いて構えているのだとか。

※ 因みに、片岡の「ツル」というニックネーム。
  PL時代から呼ばれていたそうだが、これは片岡鶴太郎は
  全く関係なく、首が長いことから付けられたらしい。

ここで、自分のことを考えてみる。
利き腕=右、利き目=左。交差性を持っている。
しかし、片岡と同じ右投左打。構えはオープンスタンス。
1996年後半のイチローに近い。

……一応、理に適っているのかな?

そういえば、昨日、歌舞伎町のバッティングセンターに
行ったのだが、面白いエピソードがあった。どうやら、
順番待ちの連中が、いろいろと批評してくれていたらしいのだ。

「あの肌の白さは北海道出身だよ」
「あるいは、白血病にかかっているんだよ」
「結構(バットに)当たっているなあ」
「あんなに軽く打っているのに、よく飛ぶなあ」
「オレも人生、あれくらい軽く生きたいよ」
「きっと野球をやっている人なんだよ」
「フォームが日本にいた頃のイチローみたいだね」

などなど。連れが教えてくれたのだが、
なかなか好き勝手なことを言ってくれる。

北海道出身というのは惜しい。住んだことはないが、
本籍は札幌だ。しかし、白血病ではない。

そして、軽くスイングしているように見えるかもしれないが、
実はそうでもない。あれを見て、人生を軽く生きていると
思われるのもどうか。

しかも、野球をやっている人でもない。
中学生のとき、1年だけ部活に入っていたが、右打ちだった。
左打ちを覚えたのは、大学生になってからだ。
面白いことに、左に転向してしばらくすると、
夢の中でも、いつの間にかその姿が定着してしまう。

「日本にいた頃のイチロー」というのも、甘い。
評論家ぶっている割には、アバウトな情報である。
イチローは毎年、マイナーチェンジを重ねているため、
マニアックなファンならば「○○年のフォーム」と
分析するはず。

まあ、しかし……、だ。
久しぶりに新鮮な笑いを提供してもらった。
クソ評論家ども、グッドラック。





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Last updated  2008.02.13 00:00:25
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キジー@ Re:進撃(06/01) むしろ今シーズンの展開で更新しないほう…
キジー@ Re:乱戦(06/09) 完全に油断していた。ご無沙汰である。 こ…

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