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カテゴリ:詩
出そうか出すまいか迷っている手紙があります。
もうずいぶん長いこと書いては消ししているもの。 随分前に似たようなことをやっていたのをふと思い出しました。 そっちの宛先は二つ目に勤めてた会社=某商社の(年下だけど)先輩で、顎を長めにしてからあく抜き・漂白した小池徹平って感じの、ちょっとかわいい小柄の兄ちゃん(人形で言うとシャルル=リカちゃんの従兄弟に似てたぞ)。あ、偶然、今迷っている手紙の宛先の人と誕生日が一緒だったな、そう言えば。 昔、その手紙を書く前に妙な夢を見たんですよね。 ....そのSさんという人と一緒にバスに乗ってるんですよ。で、揺れた拍子によろけた私をSさんが咄嗟に肩を抱えて支えてくれて。 私はうろたえたまま言った。 「Sさん、私はあなたのことが好きだったのよ」 私の方を見ないままでSさんは返事をした「...知ってたよ」 ここで目が覚めました。 結局そのSさんに宛てて書いた手紙は投函されることなく、今もフロッピーの中に眠っている、はず。この人とは結局何も起きなかった。起きてはいけなかった。夢を見た当時Sさんは婚約中で、数ヶ月後に挙式を控えていたから。正確に言うと、転職してSさんの居る部署に配属された日の午後に、彼の結婚話が本決まりになったことを知りました.....最初から終わっていたんですよ。ああもう。 あれからほぼ18年。ザ・ジャムのポール・ウェラーに憧れてモッズ風のスーツをわざわざ誂えていた小粋なSさんもすっかり人の父、いいオヤジでしょうねえ(でも小柄)。 夢の中で見たような、ごみごみしたビル街を縫って走るバスに乗ると今でもたまに思い出します。 緊張のあまり押しつぶした声になった、夢の中での告白と一緒に。 こんなことがあったからではなく、あくまでも「P-MODEL」というバンドの同じ名前の曲へのオマージュとして書いたのが以下に載せた詩。 こんな目に遭うのは1回で十分なんだけどなあ。 potpourri(ポプリ) 行くあてのない花束が 月の窓辺に吊るされて 朝を待つ 茎の水気の 床をしみじみ濡らすとも 歌声は天に届かず 香気は土に還らず 追記: その「二番目の会社」は半年しか居ませんでした。Sさんの夢を見たのも辞めたあとのこと。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2007年08月02日 09時48分30秒
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