なにかを観るとなにかを思い出す

2010/03/04(木)07:20

行くオスカー、来るオスカー。受け継がれるオスカーのバトン―スタジオライフ「トーマ―の心臓」@紀伊国屋ホール

スタジオライフ(20)

スタジオライフ「トーマの心臓」Blauチームの初日。 こちらは青木隆敏君がどんな新しいユリスモールを演じるか?岩崎オスカーがどんな風にそれを受けるとめるかが見どころ。岩崎大ちゃんが初役でこんなにも素敵なオスカーを演じていることに拍手。これからもこの作品はクオリティの高い作品として継続的に上演されるなと予感させるような、オスカーらしい、オスカーを演じていた。なんだか、上級生とかユーリのお母さんとか、違う意味で今までチャンレンジしてきていたけれど、今回はズバッと直球。見事ストライク。青木ユーリを見るとマージナルのメイヤードの青木君を思い出す。青木君は新キャストだけに山本ユーリのような高い完成度は感じられなかったが、秘めたる熱情を発散させることなく、内の中で燃焼させる役がらをひたむきに演じているように見えた。これからの公演で成長していくことを期待。それから、初役といえば、バッカスを牧島進一君が演じていたが、なんだか、とっても良かったぞ。スタジオライフのバッカスは原作とはちょっと違って、オスカーと対等に学園を見守る素敵なお兄さんと言った風情なのだが、今回のバッカスは理知的な素敵なお兄さんでした。 サイフリートについては、別の日に書きます。なにはともあれ両初日があいたこと、おめでとうございます。完全版「トーマの心臓」はこちら→ 映画情報サイト【ミニシアターに行こう。】でも記事を書いています。  http://mini-theater.com/

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