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2015.03.17
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カテゴリ:映画(き)

2013 日本
史劇、コメディ

監督
三谷幸喜
Cast
役所広司
大泉洋
佐藤浩市
小日向文世

ストーリー
西暦1582年、天正10年。
本能寺の変で織田信長は、織田家に謀反を起こした明智光秀に討たれた。
信長の長男・織田信忠も討たれた。
そんな明智光秀は羽柴秀吉(後の豊臣秀吉)により討たれた。
残された織田家家臣達は、織田家の跡継ぎと遺領配分(死後に残された領地の事)を評定(会議の事)で決める事にした。
場所はかつての居城、清洲城。
筆頭家老であった柴田勝家は、信長の跡目を継げる男は信長の三男・織田信孝しか居ないと考えていた。
信孝は真面目で几帳面な男であった。
しかし母親の身分が低い事が問題であった。
勝家にはライバルが居た。
それは近年メキメキと力をつけ武功を挙げ、さらに信長の仇・明智光秀を討った羽柴秀吉である。
秀吉は、跡継ぎに信長の次男・織田信雄を推していた。
信雄は生まれは十分であったが、お気楽で阿呆、「大うつけ」と呼ばれていた。
正直、織田家を継げるとは思えない男だ。
しかし秀吉は敢えてその男を将にすえる事で、自らの力を思う存分、発揮出来ると考えていた。
信長・家臣、丹羽長秀は冷静な男で秀吉の思惑に気付いていた。
だからこそ勝家に味方していた。
信長・家臣、池田恒興はどっち付かず。
信長の妹・お市は、夫・浅井長政と息子・万福丸を殺した張本人である秀吉を心の底から恨んでいた。
勝家の事も大嫌いであったが、秀吉憎さゆえ、勝家を応援するのだった。
秀吉は、なんとか勝家に勝つ方法はないかと考えていた...。





原作は2012年に発表された、監督・三谷幸喜自身の同名小説。
題材となっている「清洲会議」は事実であり、今作はコメディながらも史実に基づいている。
キャラクターはデフォルメされているが、その時代の人物達がどんな人間であったかを知る事は出来ないので、果たしてデフォルメかどうかはわからない。
また時代劇でありながらも、合戦の描写は一切なく、舞台も概ね清洲城内部の一画だけと、珍しい作品となっている。





my評価8点(10点満点中)

私、時代劇嫌いなんです。
名前が難しいし、一人の人物だけ見ても、その生涯で名前がコロコロ変わるし、政略結婚だから誰がどこに行ったかよくわからないし。
同盟組んだり、破棄したり、寝返ったり、もうわけわかんなくなるんですよねー。

ですが、三谷幸喜好きとしては、これはぜひ観に行かなくては!と思い、劇場へ足を運んだ作品です。
CMで勝家役の役所広司、秀吉役の大泉洋を観た時、似合ってる!と思ったのも大きなポイントでした。

TVドラマの時代劇は説明されても理解出来ないナレーションが入ったりしますが、今作は余計なものは全て省いています。

何よりも素晴らしいのはキャラクター設定ですね!!
誰をどんな人物像で描くか。
三谷幸喜はこの手腕が本当に素晴らしかったんですよ!!
だから余計なナレーションも、人物の説明も要らないんです!!
そして簡潔!!

勝家は義を重んじた熱い男だが、人の心を読むのは苦手。
秀吉は明るく面白くお喋りで人気者。
しかし、その裏に狡猾さも秘めている。
お市がなぜ秀吉を恨むのかさえ「私の夫と子供を殺した」と本人が一行分語るだけです。
そしてお市の憎しみと女の色香を武器に勝家を手玉に取る描写だけです。
信孝もどこか勝家に似たKY感のある男。
信雄はバカ。
信包は変わり者で傍観者。

全ての人物が簡潔で、キャラがしっかりしており、何を考えているのかがよく分かります。

特に丹羽長秀役の小日向文世のキャラは良かったですねー。
いかにも時代劇らしい人物ですね。
秀吉の思惑を分かったうえで、どう動くのが自分にとって得かを考えています。

そして松姫役の剛力彩芽!
彼女のラスト、顔のアップは最高でしたね!
なかなかいい顔するじゃないの。
ちょっと見直した!って感じです。

お市が障子を足で突き破るシーンも良かったですね!
私はあれは、観客に中で何をしているかを悟らせるだけでなく、あれもお市の計算なんだよ!という意味合いだと考えています。
よく男の人が「女は演技するからわからない」というあれですね。笑
ワザと燃えて燃えて、ゾッコンに見せておいて、手玉に取ろうというね。
(少しネタバレしちゃいましたね、ごめんなさい)

大泉洋も本当に素晴らしかったですね。
豊臣秀吉はこーゆー人物だったのだろうなとついつい納得してしまいます。
てゆーかほぼほぼ大泉洋自身のキャラじゃねぇ?と思いましたけどね。笑
きっと自分と似ていて、演じやすかった事でしょう。笑

三谷幸喜の采配に感服です。

ラストも歴史を知らなくても、後にどうなるのか?が分かるように描く。
つまり観終わった観客が皆、同じ事を感じるというのは素晴らしいです。
よっぽどバカじゃなければ分かるはずです。笑

時代劇嫌いでも楽しめますし、コメディ要素は十分でありながら、歴史も知る事が出来、人物同士のやり取り、思惑なんかも分かりやすくて良いです。

三谷幸喜作品ベスト2でしょうかね!
ちなみに1番は「ザ・マジックアワー」
3番は「素敵な金縛り」です。
この3本はぜひぜひオススメします!!


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清須会議 /三谷幸喜 役所広司 大泉洋


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Last updated  2015.03.17 16:28:20
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