テーマ:最近観た映画。(40124)
カテゴリ:映画(な)
今回の一言 昔にNHKで放送してそう...。 1964 スウェーデン アニマル、ヒューマン 監督 オーレ・ヘルボム Cast マリア・ヨハンソン クリスティーナ・イェムトマイク ステファン・リンドホルム ストーリー スウェーデン、バルト海に囲まれた美しい島、ウミガラス島。 この島にすむチョルベンは、元気いっぱいでちょっとドジ、そしてちょっと生意気で、ちょっとおデブな女の子。 チョルベンのペットはセントバーナードの水夫さん。 水夫さんは、海に落ちては溺れるチョルベンをいつも助けていた。 友達は、おとぎ話と歌が大好きなチョルベンより小さな体のスティーナ。 それと、動物大好きなわんぱく少年ヨッケ。 ある日、チョルベンとスティーナは「王子様はカエルでお姫様がキスをすると、王子様に戻る」というおとぎ話を信じ、実際に試してみる事にした。 カエルを捕まえ、島1番の美人でヨッケの姉、マーリンに持って行こうとする。 しかしマーリンが見当たらなかった為、2人は「私達がキスをして王子様にしてからマーリンの元へ連れて行こう」と話し、カエルにキスをした。 するとそこへ、一隻のヨットが来て乗っていた青年が降りてきた。 2人は「本当にカエルが人間になった」と信じ、マーリンを呼び寄せる。 青年の名はペーテル。 本当はペーテルは動物研究所で働く普通の青年だったのだが、2人は彼がカエルだったと信じていた。 その後、チョルベンは島の狩人ヴェステルマンから、アザラシの赤ちゃんをもらう。 アザラシの赤ちゃんに「モーセ」と名前をつけ、村の子供達、皆で世話をする事に。 しばらく経ち、気候が暖かくなった頃、またペーテルがやって来た。 そんなペーテルは、モーセを見て研究の為に売ってくれないか?と言い出す。 もちろん断るチョルベンと子供達を見て、ペーテルはすぐに諦めた。 しかしそれをたまたま聞いていたヴェステルマンは、金に目がくらみ、チョルベンに「アザラシを返せ」と言い出す。 ペーテルのせいで、モーセが奪われそうになったチョルベンとスティーナは、もう一度彼にキスをして、カエルに戻してしまおうと考え、ペーテルにキスをするのだった...。 感想 まさか1964年の作品だと思っていなくて観ていたので「なんかこの映画、やたら古い感じだけど大丈夫かしら?」と思ってました。 内容もそうですが、詳しい事はわからずとも映像技術が古そうだったので。笑 洗濯シーンや入浴シーンもやたらと古くて、いつの時代の話だよ!と思ってました。 そのわりに「19◯◯年」みたいな文字も出てこないし!! クソ映画かもとか思っちゃいました。笑 もしかして、スウェーデンの田舎は未だにこんな暮らしなの?!とか思ったり。笑 しかし、後で1964年の作品だと分かって、まぁ色々な場所で腑に落ちました。 良かった、良かった。 とにかくどう撮影したのかは分からないんですが、本物の動物達が沢山出てるので凄いなぁと感心します。 アザラシも本物みたいだし。 アニマル物は毎度の事ながら、私の評価の目が厳しめです。 しかし、今作は「動物と人間の友情」ではなく「動物達とのふれあいを通して、成長してゆく子供達」の話であり、「動物は動物」「人間は人間」と割と分かれていたのでその点は、良かったのではないかと思います。 特にヨッケは、3人の中で1番成長を見せていて良かったです。 男の子らしくちょっとたくましくなったね!と微笑ましくなります。 逆にチョルベンとスティーナは、夢見がちでいながら生意気で、まだまだ子供です。笑 ヨッケに「私とスティーナのどっちが可愛い?」みたいなシーンもあり、ああ、子供の女の子ってこうだなぁと、納得したり。 スティーナが大きな岩の上から陸地に戻れなくなるシーンで、スティーナをバカにするチョルベンに対し、ヨッケは板を元に戻せと指示して助けるシーンがあります。 この辺が女の子同士の友達と、女の子と男の子友達の差ではないか?と思いました。 マジでヤバイと思ったら、女の子同士では助けようとせず、周りの大人を呼ぶかも? 助けに行くところが男の子らしいというか。 そこでちょっとチョルベンが不満気な顔をするところとかも、子供らしいですね。笑 あーこーゆーの、自分にもあったかも知れないなぁとか思ったり。笑 よく描けていると思います。 それとたくさんの動物達の中で、私は水夫さん推しです!! あーんなでっかくて優しくて大人しい犬は私の憧れです。 上に覆いかぶさってバフッとしたい!! 枕みたいに頭を乗せて一緒に寝たい!! そこで、小さな猫も飼って、3人一緒に寝たいんです。 あー素敵っ!! 残念ながら日本の住宅事情と、うちの金銭事情ではなかなか実現が大変だと、やたらとリアルな悩みが出てくるのであまり考えたくないですが。笑 「古い」というところが引っかからなければそれなりに楽しめると思います。 あとなんか教育番組的な雰囲気もあるので、そこも大丈夫なら。笑 なので、子供でも楽しめる作品です。 my評価4点(10点満点中) 概要 原作はスウェーデン人女流児童文学作家、アストリッド・リンドグレーンの「わたしたちの島で」。 主人公チョルベンと水夫さん、そしてモーセを中心に島に住む人々や動物達を描いたハートフルストーリー。 元々は2005年に「わたしたちの島で わんぱくアザラシのモーセ」という題名でDVD、ビデオ発売のみされた作品だったが、2014年に製作50周年を迎え「なまいきチョルベンと水夫さん」と改題され、デジタルリマスター版として劇場公開され、DVD発売された。 ★DVD/洋画/なまいきチョルベンと水夫さん/MPF-11865 【新品】なまいきチョルベンと水夫さん DVD なまいきチョルベンと水夫さん お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2015.07.23 12:31:56
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