280653 ランダム
 HOME | DIARY | PROFILE 【フォローする】 【ログイン】

和希ちゃん8383のブログ

PR

全32件 (32件中 1-10件目)

1 2 3 4 >

映画(さ)

2016.10.12
XML
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
WTCビルとは...。

2015 アメリカ
ドラマ

監督
ロバート・ゼメキス
Cast
ジョセフ=ゴードン・レヴィット
シャルロット・ルボン
クレマン・シボニー
チェーザレ・ドンボーイ
ベン・キングスレー

ストーリー
フィリップ・プティは幼い頃にサーカス団の綱渡りを観てからというもの、ずっと綱渡りに取り憑かれていた。
自宅に生えていた木と木の間にロープを5重幅に張り、それを渡る事から始めた。
やがてロープは4重、3重、2重とその幅を狭めていき、成長と共に綱渡りの技術も磨かれていった。
そして1973年。
23歳の時、彼の人生を変える出来事が起こる。
ある時、街中で大道芸を披露していると少女が飴玉をくれた。
しかし虫歯が疼いたフィリップは歯医者へと駆け込む。
その待合室でたまたま見た雑誌に載っていたのがアメリカはNYに建設中のワールドトレードセンターツインタワービルだった。
それは世界一の高さを誇り、NYのシンボルタワーとして世界中から注目されるビル。
フィリップの人生は決まった。
彼はワールドトレードセンタービルで、誰も成し得た事のない世界一の綱渡りをすると心に誓ったのだった...。





感想
ふーん。
もっと面白いのかと思ってたんですがねぇ。
なんてゆーか、「ふーん」ですなぁ。

こないだ「エベレスト」を観たのです。
人はなぜ命をかけて山に登るのか?
不思議に思ったし、理解したいと思ったし、それでもやはり理解出来なかったし。
それでもものすごく感動したし感じるものがあったし、そして登った事のない人間があーだこーだ言うべきではない!!
登った人にしかわからないとても「神聖な場所」なのだと感じました。

今作もテーマとしては同じです。
誰も出来ないこと、夢やロマンのあること、命を懸けてもやるべきこと。
なぜやるのか?
分からないし、理解しようと思っても出来ない事。
やった事のない人間があーだこーだ言うべきではない事だと思います。

まったく同じ事!!

ところが「エベレスト」では全く感動的な描写などなかったのに開始15分で泣いた私が、今作では一度も泣かなかった...。
なぜでしょうかね?
分からん!

分からんのですが。
とりあえず気に入らなかった事を上げてみましょう。

まずは語り口調。
主人公フィリップ・プティことジョセフ=ゴードン・レヴィット。
彼は冒頭で自由の女神が掲げるたいまつのところに立っています。
なぜ?
そこは立つ意味があるのか?
NYを代表するところならWTCビルが映れば十分ではないのか?と。
実話なんですよ、これ。
例え脚色してたとしてもね。
その「実話である」という「実感」を冒頭からいきなり崩してるわけです。
「自由の女神のたいまつで語る」なんてバカみたいなあり得ない行為によって。
そして完全CG。
これを観た観客は作品に入り込めるのですかね?
少なくとも私は「えぇ?超絶CGな上に、WTC、こんな感じでネタにしてももう良いのかな?」と、9.11の事まで気にしちゃった私です。

次にフィリップ・プティのキャラ。
ワガママ、傲慢、自己中。
恋愛においてさえすごく傲慢で、なんかもうこいつ嫌いだわ!!笑
WTCビルでの綱渡りの前に何十回も同じ説明したり、夜中にいきなり釘打ち始めたり、みんなを叩き起こして何を言うのかと思いきや感謝の言葉を述べる辺りもちょー腹立つわ!!怒
なんてゆーか、全然惹かれない!!笑

そして最大の山場であるWTCビルでの綱渡り。
当たり前だけど超絶CG。
綱渡りのドキドキ感ゼロ。
緊張感がまったく伝わってこない。

そんなわけで全体的に淡々としていて、語り口調がところどころ入るのでさらに淡々とします。
そしてCGなので淡々な上に出来の悪い再現VTRを見てるような気に...。
なんか「アンビリーバボー」とか「仰天ニュース」とかで再現VTR見ながら、実際の映像とかちょろっと流れる方が楽しい気が...。
長ったらしくなく、せいぜい15分程度だろうし。笑

ただ脇役ルディのベン・キングスレーだけは、ちょろっとしか出てないのに素晴らしい存在感があり良かったです。
彼が出るとダラダラ淡々としていた作品が急に色づき、命が吹き込まれる様な感覚になります。
素晴らしい役者さんというのは、本当に何かが違います。

それともう一つ。
とても良かったのは、WTCビルという建物。
WTCビルが、アメリカ人にとってどんな建物だったのか、人々の夢や希望や生活やシンボルとしてとても大きかったというのが伝わります。
決して悲劇的な作品ではないし、9.11を彷彿とさせる映像もないのですが、なぜ9.11で狙われたのがWTCビルだったのか?が分かる気がします。
なんてゆーかただの建物ではない何かがWTCビルにはあります。
9.11でアメリカ人に多大なる精神的ダメージを与えたなとあの事件の真髄を感じる事が出来ます。

そんな感じです。
まぁ風評は高いのですが、個人的にはあまりオススメは出来ません。

my評価2点(10点満点中)





概要
原作はフランス人大道芸人フィリップ・プティのノンフィクション自伝小説「マン・オン・ワイヤー」。
今作にフィリップは綱渡りの指導者として参加、主役フィリップを演じるジョセフ=ゴードン・レヴィットに綱渡りを指導した。
今作はフィリップを一躍有名にしたワールドトレードセンタービルでの無許可の綱渡りを描いた実話作品であり、これは「史上最も美しい芸術犯罪」として彼の自伝だけでなく様々な本などに載せられ、人々に記憶された歴史的な大事件となった。
批評家達のレビューサイト「ロッテン・トマト」では支持率85%と高評価、平均点は10点満点中7.2点。
「スリリングな視覚効果と実話に基づいた人間ドラマのバランスが上手い具合にとれている」とされている。


rblog-20161012084629-00.jpg



ザ・ウォーク 【DVD】(発売日お届け)


ソニーピクチャーズエンタテインメント ザ・ウォーク 初回生産限定 【DVD】


ザ・ウォーク 【DVD】


【新品】ザ・ウォーク(初回生産限定) DVD






Last updated  2016.10.12 08:46:31
コメント(0) | コメントを書く


2016.10.04
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
呪いたくなるほど酷いの。泣

2008 アメリカ
サスペンス

監督
ティム・イアコファーノ
Cast
テッシー・サンティアゴ
フランク・ホエーリー
クリス・ブルーノ
バード・ジョンソン

ストーリー
FBIと司法省の合同チームはある凶悪犯・カスプを追っていた。
サイコメトリー能力のある女性マヤは、被害者女性の衣服から被害者が今どこに居るのか?をサイコメトリーし、カスプに拉致監禁されているであろう女性の居る廃屋を探し当てる。
女性は両手足を椅子に縛られ、頭には四角い鍵付きの箱(セル)を被せられていた。
カスプの姿も見えたが、カスプはフードを深く被っており顔までは見えなかった。
マヤはなんとかカスプの顔を覗こうとするが、あまり深く覗きすぎて、カスプにサイコメトリーしている事に気付かれてしまう。
その瞬間、カスプはなんのためらいもなく女性の胸にナイフを突き立てて、その場から立ち去っていった。
同時にFBIが廃屋に突入。
女性はついさっきまで生きていたのに、一歩遅く死んでしまっていた。
それから1年後。
再びカスプの犯行と思われる女性の遺体が見つかり、さらに地元の保安官ハリスの姪・ペネロピが失踪してしまう。
ハリス保安官と司法省のケッセル捜査官は再びマヤの元に出向き、カスプの捜査の協力要請をする。
マヤにとってもカスプは重要な人物だった。
なぜならマヤもかつてカスプに拉致監禁された被害者女性だったからだ。
カスプは拉致監禁した女性達を様々な方法で殺しては救命医療の技術を屈指して蘇生させるという事を何度も繰り返す異常者だった。
マヤの場合はカスプに6度も殺された。
最後に殺された時、蘇生させられたものの脈拍の弱さからもうこれ以上回復せず死ぬだろうと判断され捨てられたのだ。
そのおかげでマヤは生き長らえ、さらに6度も生死を繰り返すうちにサイコメトリー能力に目覚めたのだ。
しかし拉致監禁された頃の記憶は曖昧でカスプの顔も覚えていなかった。
今度こそカスプを捕まえる為、マヤは再び捜査に乗り出すのだったが...。





感想
えーとまず言いたいのが、これ「ザ・セル」の続編だよねぇ?
何んなの?このありきたりなB級サスペンスストーリーは?
「ザ・セル」の要素1ミリもないよ??
異常犯罪者の精神に入り込むが「ザ・セル」の見どころじゃないの?
良し悪しは別として。
何なの?このありきたりな突出したところのない映像美も何もないB級サスペンス。笑

で、超能力者マヤが登場。
なるほど、前作と違い自在に入り込めるかどうかの差なのねー。笑
しかし因縁の連続殺人鬼カスプにはたどり着けない!
一年後。
再び動き出すカスプの操作に再び呼び出されたマヤ。
しかも元被害者で6回死んでるとか意味分からん設定!笑
犯人が被害者を殺したり救急医療で生き返らせたりする変態なのはわかったけどね。
その理由を知りたいのよね、こっちは。
しかし超能力者だけどもちろんそこんとこの大事な部分は全く読めない!
なのに地元警察官ハリスとは簡単に分かち合っちゃう。笑

FBIの捜査依頼だよねぇ?
確かにスカイラーは全く期待しておらず、むしろ馬鹿にしてたけどさ。
さらにハリスと仲良くなるほど成果あげたの?
ハリスの指輪でちょいと過去を見てみました、その程度で信じるなんてペテン師や詐欺師が使う常套手段とお馬鹿な被害者レベルですけどいいの、これで?

しかも意味不なのが彼女の能力は持ち物からその持ち主の過去を見るものです。
その持ち主の現状を知るのは不可能です。
それ能力外だよねぇ?
なのに冒頭の時点で持ち物から被害者や犯人の今が見えちゃってるんだよねー。笑

何そのテキトーな設定。笑
おバカな私でさえヘソで茶が湧くほどいい加減だと思っちゃうよー。笑

バカなの?
スタッフ、バカなの?笑

カーチェイスシーンもそれはそれは酷いものでして、えぇ。
まず2台ともナンバープレートがない。
それはね、映画ですからね、えぇ、許可取ったそれ用の車でしょうよ、えぇ。
でもナンバープレートはつけよう!笑
映画用のプレートあるでしょう?笑

次にカーチェイスシーンが酷い。
そりゃね映画用の撮影場所でしょうし、万が一既存の場所でも人払いはしてるでしょうね。
しかし人っ子一人居ない!笑
明らかに人居そうな場所にも居ない!笑
さらにあからさまな廃屋。笑
予算の関係なのか?えぇ?

さらにカーチェイス自体が酷い。
仮にも警察官でしょう?
見事な腕前の犯人の技術に対して警察車両はクッソすぎる!
どっちが主人公かわからないよ!くらい雲泥の差が。笑
分かりやすいアメリカ作品稀にある主人公の方がクソ運転てゆーね。
なのにちゃんと追いつけてる意味が分からないよ!笑
それだけ差があったらとっくにまくられてるはずですよー。
最終的に逃げられると。
え?結局?笑
超絶つまらんけど!笑
デッドヒートの上に逃げられるなら良し!
でもあからさまな運転技術の差!
さらに障害物のない廃屋!
人っ子一人居ないつまらない場所!
ナンバープレートないし。笑
逃げられるも何もね、このカーチェイスの意味ね!笑
それが甚だ疑問だよね!笑

つーかそもそもあんなわかりやすく犯人登場するかね?と。笑
そこからのカーチェイスの一連の流れが謎なんだよね。笑
何しに犯人はあんなあからさまな場所に現れたのか?と。

そしてハリスに「いざという時は迷わず撃って」といきなり言い出します。
いきなり何の話?笑
ああ、そうだった!
確か冒頭にサラッと前作と同じく「夢と現実がごっちゃになると現実世界でも死ぬ」というのが出てましたっけね、サラッとね。笑
思い出すのも一苦労。笑

しかも冒頭から最後まで「犯人にバレる」と言われてましたけどね。
心の中読まれると相手はそれに気づくの?
なんなの、その謎の設定!笑
犯人の方も超能力者なの?笑
「あ、今、俺の心にマヤが入ってきたわー」ってなるの?笑

うん、どうやらそうらしいです。笑
ありえねー。笑
CGもクッソだし。

しかも犯人はちょーすごくて現実世界でハリス達と戦いながら、頭の中でマヤとも戦ってますよ、こいつが間違いなく1番凄いわ!笑
とりあえずよくわかんねー設定だけど凄い!

しかも終盤になって「狙いはマヤ」とか意味わかんねー。
それでそれだけの犠牲者を生む猟奇殺人者になれるわけ?
そこが知りたいのに、マヤが目的とかもう答えになってないからね。笑

ラストシーンでミッション・インポッシブルばりのアクションとか出してきても面白くないからね!
何やってるの?君達。って感じだからね。笑
しかも急に野球場とかも意味不意味不。
マヤもう起きてるし。笑
頭の中の死闘はどーした?笑
と、思ったら再び頭の中へ...。

いや、もう犯人、ハリスに頭ぶち抜かれてますけど?笑
マジでわけわからん。笑
精神世界も何もないでしょ?笑

ちなみに前作の要素は本当になくてセルもないし、まぁ頭につけてるあれが「セル」と言われたらそうですねってなりますけど。
「白」の意味とか、女性ばかりを狙う意味とか、わからんし。
水は出てこないけど代わりに暗闇。
でもそこのトラウマシーンもないし。
とりあえず本当に酷いの。泣
もう本当に酷いの。泣

今回は観ながら書いたので、まとまりはなかったですが展開通りの感想なはずです。笑
1~10点なんだけど、マイナス30点くらい酷い。
史上稀に観るクッソ映画です。
最低点の中でも最強だった「ネクロマンティック」より酷い。
見る価値ないとかそーゆーレベルじゃない。
なんかもう今作に携わった奴らが生きてる事を呪いたくなるほど酷い。

my評価1点(10点満点中)





概要
2000年にジェニファー・ロペス主演で公開された「ザ・セル」の続編。
しかし監督、出演者、スタッフも全て一新されており、前作の要素もほぼなくファンの間では「続編とは呼べない」と言われている。
しかし冒頭では前作の映像がそのまま使われている為、正式な続編である事は間違いない。
本国アメリカでも劇場公開はされておらず、ビデオ用映画として発売された。
もちろん日本でも劇場公開はされていない。


rblog-20161004123443-00.jpg



全巻セット2パック【中古】DVD▼ザ・セル (2枚セット) 1、2▽レンタル落ち【ホラー】【10P01Oct16】



【新品】【DVD】ザ・セル2 テシー・サンチャゴ


【クリーニング・研磨・ケース入替済】【今なら着後レビューを書いて次回3%割引クーポン配布中!】ザ・セル 2【DVD】テシー・サンチャゴ クリス・ブルーノ フランク・ホエーリー ティム・イアコファーノ アレックス・バーダー ケビン・ケイシャ ロブ・リノウ05P01Oct16






Last updated  2016.10.04 12:37:02
コメント(0) | コメントを書く
2016.10.01
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
君の心って神の世界だね。

2000 アメリカ
SFX、サイコ、サスペンス

監督
ターセム・シン
Cast
ジェニファー・ロペス
コルドン・ジェームズ
ヴィンス・ヴォーン
ヴィンセント・ドノフリオ

ストーリー
脳科学研究所の医療施設キャンベル・センターで働く小児精神科医のキャサリン。
ここでは最先端の医療技術を屈指して、相手の精神世界に入り込み治療を行うという装置が使われていた。
被験者のエドワードは長い事昏睡状態。
彼の精神世界に何度も入り込んでいるキャサリンはエドワードとの信頼関係は築けているし、もう少しで成果が出そうなところで足踏みな状態を何ヶ月も続けていた。
一方その頃。
街では女性ばかりを狙う連続猟奇殺人事件が起こっていた。
FBI捜査官のピーターは7人目の犠牲者が出たところでとうとう犯人カール・スターガーの居場所を突き止め、捕まえる事に成功した。
しかしカールは発見時、意識不明で倒れていた。
カールは重い精神疾患を患っており、とうとう昏睡状態となってしまったのだ。
しかしカールは倒れる前にすでに8人目の女性を誘拐、監禁し、セル(監禁房)に閉じ込めていた。
FBIはセルが完全オートな事を知る。
しかしこれまでの犠牲者の共通点として、監禁されてから死亡するまでに40時間の猶予があった。
なんとか8人目の女性を助ける為、FBIはキャンベル・センターに向かい、カールの精神世界に入り込み監禁場所を聞き出すよう、キャサリンに要請するのだった...。





感想
(ネタバレします)
ふーむ、かなり独特です。
いくら猟奇殺人系サスペンス大好きの私でもね、これはちょっと...。笑
そもそも頭おかし系はあまり好みではないですしね~「マルホランド・ドライブ」とかね~意味不だよね~。笑
(カテゴリ別一覧検索「ま」から見れますのでよろしくどうぞ)
しかもこの作品、当時けっこー話題になってた気がしますし、ジェニファー・ロペスも売れてきた頃ですし、そこそこ期待したんですがなんだか映像重視って感じです。
デザイナー感てゆーか。

まぁいくら映像重視でもストーリーがしっかりしてて面白ければ文句ないんですよ。
しかし結局のところ、全ての謎解き要素は精神世界の中で行われるんです。
ところが精神世界は現実ではないので、話はとびとび、意味不な映像、幼少期のトラウマ、被害者達の謎の格好と結局のところ知りたいところはよく分からん!!

作中でピーターが「虐待を受けたって真っ当に生きる人間なんかたくさん居る、人を殺したりする事なく」と言ってます。
そうなんですよ。
幼少期の父親からの虐待シーンはまぁ必要でしょう。
ましてやFBIは8人目の女性を助ける為ですが、キャサリンはカールの精神世界に入ってからは少年を救う事が目的になってしまってますから、彼女の動機やラストでの小児精神科医としての成長を描く上でも必要な映像だったと思います。

しかし私としてはもう少し猟奇的な部分がどこから来るのか?が知りたかったわけです。
そう、虐待を受けたって真っ当に生きる人間は居る!
でも彼はそうならなかった。
そこが知りたいわけですよ!!

まぁ言わずもがな水が大きなトラウマになってるのはよく分かりましたし、だからあの殺害方法なのも分かりましたよ、うん。

あとなるほど、と思えたのが「怪我した鳥を助けたかった、でも父親に見つかったら酷い目に遭わされる、だから殺した」ってシーンです。
殺した=救ったと認識しながらも心のどこかでそれが正しかったのか?と悩み、歪んでいった。
それを象徴するかの様に鳥の姿や鳥の頭などが作中に登場します。

しかしじゃあなぜ女性をターゲットにしたの?
しかもなぜ毎回監禁なの?
なぜ監禁場所は必ず四角いの?
なぜ「白」にこだわるの?
なぜ鳥の頭と女性の体をすげ替えるの?
なぜ両性具有の人物が登場するの?

その辺意味不です。
全部幼少期に受けた虐待のトラウマで片付ける気だよ、おい。笑

なんとなく答えを探せばありますよ。
女性がターゲットなのは狙いやすいからとか、母親が居なくなったせいで父親に虐待されるようになったから女性そのものを恨むようになったとか、幼少期におばあちゃんのあそこを見させられていてそれが不潔に見え、女性に対して歪んだ感情を抱くようになったとかね。
両性具有からの想像はもしかしたら父親の命令でおばあちゃんと無理やりさせられたのかもとかね。
性に対して大きく歪みそうだし。

いずれにしても少ない少ないヒントを元に、半分想像です。
映像で伝えてくれよ~。笑

蛇も象徴的でしたが異性へのコンプレックスや性へのコンプレックス、恐怖、支配願望などからきてそうですね。

とにもかくも女性が操り人形になってるシーンや「白」へのこだわりなんかはもう結局分からないままだし、ストーリーからも消えていきました。笑

そもそもキャサリンは始め監禁場所を見つける為だったのに、それはどっかいっちゃってるし、それをやったのは結局ピーターっていう。

結局、監禁場所を知る為にはなんとかしてピーターを精神世界に入れなきゃいけない。
その為にはキャサリンを危険にさせないといけない。
それでキャサリンを救うヒーロー的な流れで精神世界ピーター入る。
けど、そんな事より監禁場所のヒントを見つけて「さぁ帰ろう!」と。
なんて酷い脚本なのか...。

あと1番はぁ?ふざけてんの?と思ったのがキャサリンの精神世界です。
いくら子供を愛していようが、幸せに暮らしてようが、人間ならそれなりに良くない感情や負の思いなんぞ持ってるはずです。
ところが彼女の精神世界はとても穏やかで桜が咲き乱れ雪が降り、彼女自身は女神様と。
もちろん彼女の精神世界ですから彼女が望めばある程度はそーゆー世界に出来るでしょうが。
なんてゆーか君の心ってまるで神の世界だね、と言いたくなるほどご都合主義な世界で出来てます。

そんな簡単にメンタル面整えられて、神様の様な清らかな心に出来る奴なんて居るわけねーし!笑

観る価値はないかと思うのですが、精神世界の映像美、SFファンタジーの様な不思議空間、そういったものだけを考えるなら好きな人は好きかと。

my評価2点(10点満点中)





概要
CMやPVなどで人気となった監督ターセム・シンが手掛けた初映画監督作品。
その独特の映像やメイクなどが話題となった。
主演は「アウト・オブ・サイト」のジェニファー・ロペス。
MTVムービーアワードでジェニファー・ロペスが主演女優賞を受賞。
その他、アカデミー賞など数個の映画賞においてメイクアップ賞や衣装デザイン賞などにノミネートされている。


rblog-20161001114945-00.jpg



ザ・セル 【字幕・吹替え】ジェニファー・ロペス【中古】


全巻セット2パック【中古】DVD▼ザ・セル (2枚セット) 1、2▽レンタル落ち【ホラー】【10P28Sep16】


【中古】ザ・セル デラックス版 特別プレミアム版/ジェニファー・ロペスDVD/洋画サスペンス


【新品】ザ・セル Blu-ray






Last updated  2016.10.01 11:49:47
コメント(0) | コメントを書く
2016.04.12
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
イーストウッドってずーっとおじさんだよね。笑

1993 アメリカ
サスペンス、アクション

監督
ウォルフガング・ペーターゼン
Cast
クリント・イーストウッド
ディラン・マクダーモット
レネ・ルッソ
ジョン・マルコヴィッチ

ストーリー
フランク・モリガンは長年シークレット・サービスに勤めるベテラン警護官。
しかし今は警護の仕事ではなく特別捜査官。
偽造紙幣を取り締まる為、潜入捜査官としてある組織と取引しようとしていた。
しかし新米SPで相棒のアルは、その組織に言動を怪しまれ尾行されシークレット・サービスである事がバレてしまった。
取引現場を証拠にしようとしていたフランクの計画は崩れ、アルは捕らえられてしまう。
そして素性のバレていないフランクは、その組織の信用を得る為フランク自身の手でアルを殺せと言われてしまう。
仕方なくフランクは計画を変更し、アルを助けその組織の奴らを撃って難を逃れた。
自分にこの仕事は向いてないと落ち込むアルに、フランクはお前はきっといい警護官になると話す。
しかしアルに叱咤激励をしベテラン警護官として振る舞うフランクだが、フランク自身はかつて若かりし頃、ジョン・F・ケネディ元大統領の身辺警護を任されていながらも、彼を助けられなかった事をずっと悔いながら生きていたのだった...。





感想
私は西部劇嫌いで、彼の昔の作品を観てないからしれませんが、イーストウッドってずーっとおじさんだと思うんですよね。笑
「ダーティーハリー」も観たことないし。
いつ観てもイーストウッドはおじさん。笑
彼が若い時ってあったのかな?って思うくらいいっつもおじさんです。

今回はTVでやってたやつを観たのですが、今は亡き元祖・ルパン三世の山田康雄がイーストウッドの吹き替えをしてて、そーいえば、他の作品でも確かイーストウッド=山田康雄ですね。
なんか良いですよね。
イーストウッドも山田康雄も若い人はあまり知らないでしょうが、個人的にはとても馴染みます。
逆にイーストウッドの若い時の映画とか観たらしっくりこないかもしれません。
「白い肌の異常な夜」は確かに今より若いですが、あの時もすでに顔がおじさんだし。笑

ストーリーとしてはあまり面白くなかったんですが、イーストウッド好きとしては、すでに60代であろうイーストウッドが頑張って走ってる時点で良し!笑

以前チャリティーサッカーで日本を代表する名選手、釜本が監督だったんですが「交代!!俺!」って事でピッチに出たんです。
スタジアム中が歓喜に湧き、実況が大興奮してたんですね。
もう60代だか70手前だかのジジイがピッチを走っただけで、実況が「釜本、走るっ!!釜本、走るっ!!うぉぉ~かまもとぉぉぉ~!!」って大興奮だったんです。笑
釜本が凄い人なのは知ってますが、いまいち彼の足跡を知らない私はただおっさんが走ってるのにみんな大興奮でウケるって感じでした。
もちろん元サッカー選手の面影も一切なく、本当に年老いたおっさんが走ってるだけだったので、ヨタヨタノロノロみたいな感じでした。

それに比べたらイーストウッドなんかかなり頑張って走ってるわ!!
さすがベテラン役者はいつ何時も体に気を使ってるね!って感じで、何年も走ってない人って感じではなかったです。

レネ・ルッソはまぁマドンナ的な感じでイーストウッドと並んでも良い見た目に見える40代あたり?
そんな感じで、ベテラン大御所イーストウッドに大いに気を使ってる感のある作品です。

マルコヴィッチとの電話でのやり取りはなかなか面白かったんですが、ケネディが暗殺されたのはマルコヴィッチ10歳とか子供の頃だよね?
まるでマルコヴィッチがケネディ暗殺の犯人みたいに聞こえてくるので、だとしたらマルコヴィッチもイーストウッドぐらいの高齢じゃないとおかしいぞとなって、ちょっとワケが分からなくなりました。
まぁこの電話でのシーンは心理戦みたいな感じなので、そう聞こえてもいいっちゃいいんですけど。

そんなこんなでイーストウッド好きやマルコヴィッチ好きにはオススメですが、単純に映画としては飛び抜けて素晴らしい作品とかではありません。
むしろ大御所イーストウッドに気を使ってる感じが、何とも映画としては素直に受け取りがたい雰囲気だったりします。笑

my評価3点(10点満点中)





概要
1993年に公開されたクライムアクション作品。
監督は「Uボート」「ネバー・エンディング・ストーリー」のウォルフガング・ペーターゼン。
主演のクリント・イーストウッドは当時63歳でありながらハードなアクションに挑戦。
若い時の様に動く事は到底無理であったが、それでも十分年齢には似合わない動きを見せた。
また今作はジョン・マルコヴィッチの演技が高く評価されている。


rblog-20160412120506-00.jpg







Last updated  2016.04.12 12:05:08
コメント(0) | コメントを書く
2016.04.11
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
見所はズバリ!!レクター博士vs熊さん!

1997 アメリカ
スリラー、ドラマ

監督
リー・タマホリ
Cast
アンソニー・ホプキンス
アレック・ボールドウィン
エル・マクファーソン
ハロルド・ペリノー・Jr

ストーリー
大富豪のチャールズ・モースはある日、妻でモデルのミッキー、彼女の専属カメラマンのボブ、アシスタントのスティーヴ、そして数人のモデル達とアラスカ旅行へと出掛ける。
チャールズは休暇だったが、ミッキー達は撮影の為だった。
それでも多忙のチャールズが旅行に着いて行くのはとても珍しい事で、ミッキーはとても喜んでいた。
その日の夜、山小屋で1泊するとサプライズで皆がチャールズの誕生日を祝ってくれた。
ミッキーは懐中時計をプレゼントし、そこには「最愛の夫へ 誕生日を祝し 世界一幸運な女より」とあった。
幸せな風景に見えたが、実はチャールズはミッキーとボブの仲を疑っていた。
翌日、モデルの1人が風邪に倒れ、ボブは山小屋から130km離れた山小屋に住むという現地人のジャックを代役にしようと考える。
ボブ、スティーヴ、そしてチャールズは自家用セスナで130km離れたジャックの元へ向かうが、その途中、2人の仲を疑っていたチャールズはボブにある質問を投げかけた。
「どうやって私を殺す?」と...。





感想
(ネタバレします)
今回の一言を冷静に振り返ってみると、もしも戦うのがチャールズvs熊さんではなく、レクター博士vs熊さんだったら、レクター博士はチャールズよりも冷酷に淡々と熊さんを殺してしまいそうなので、今回の一言ミスったかも?笑
いずれにしてもそーゆー意味じゃなくてアンソニー・ホプキンスの代名詞という意味なだけなので、あまり深く考えないでほしいです。笑

アンソニー・ホプキンスが選びそうにないB級映画だなと思ったんですが、彼の高い演技力がなかなか作品を面白くしていたなと感じました。
もしも彼じゃなかったらもっと駄作の完全B級映画になっただろうと感じます。

見所は熊さんとの対決ですね。
熊さんの目が意外と優しくて、もうちょっと冷酷な瞳でいて欲しかった気はしますがなかなか迫力ありました。
急な山肌を降りてくるのか?来ないのか?のシーンではまるでソリの様にザザーッと滑り降りてくる熊さんも案外可愛かったりして、結局けっこー可愛い熊さんだったんですけど、やっぱりあんなに準備してても腕の一振りで人間なんぞ吹っ飛ばされてしまう辺りもリアルで良かったです。

しかしツッコミどころも多いです。
そもそも渡り鳥の季節と冒頭で言ってましたから、秋かと思うんですが、真冬の極寒地みたいなシーンもあれば初夏みたいなシーンもあります。
標高なんかでかなり寒暖差がありそうな場所ですけど、それにしても随分と山の様子が違うので謎です。
リアルに初夏~冬に撮影した感じです。
もうちょっとうまいことならなかったのかな?

それに毛皮や爪の首飾りを作るシーンもけっこー謎で、毛皮ってそんな簡単に作れるものなのかな?と思います。
血肉のついた皮を洗ったり乾燥させたりしなきゃいけないのでは?
そもそもあんなでっかい生き物どーやってさばいたのか?と。
ポッケにしまえる様なナイフで出来るとはちょっと思えませんね。笑

そしてボブとの関係性なんですが、ボブは別に冷酷な人殺しでもなければ嫌な奴でもありません。
なのに彼がチャールズを殺そうとしてるなんてなぜ思ったんでしょうかね?
確かに金持ちってのは作中で語られてる通りに大変なんだと思いますが、もしも心の奥底で「チャールズさえ居なければ」と思っていたとしても「殺そう」なんて普通の人は考えませんよね。
サバイバルに銃、そして山中に2人きり。
条件は揃いました。
初めて殺せるチャンスですが、もしも「どうやって私を殺す?」と聞いていなければ、ボブは同じ行動を取ったのでしょうかね?
チャールズが彼の心の奥底の願望に揺さぶりをかけたとも言えます。

逆に「どうやって私を殺す?」と聞いたからこそ、ボブの良心に訴えかけてたとも言えるかもしれませんね。
もしもその発言をせずにこの状況下に陥ったなら、チャールズの気持ちなど気にせずボブは迷わず後ろからズドンといけたかもしれません。
この微妙な関係性が案外面白かったです。

しかし大自然サバイバルとこの三角関係のミックス具合はあまり良かったとは思えません。
自分を殺すかも知れない男とこいつさえ居なければと考える男のサバイバルとしては、疑問に感じるシーンが多いです。
サバイバルと共に変化していく心理描写があまり伝わらず、ただ悶々とした微妙な関係性の中突然現れたチャンス!からのハプニング!そしてラストシーンへ...って感じです。

そしてラストシーン「人は皆、試練に出会う。」というくだりですが、彼らにとっての試練がなんだったのか?と感じます。
チャールズはきっと2人を許したのだと思いそれが彼の試練だったのだと思いますが、(生まれ変わるって言ってたので、この先何事もなかったかの様に元通りに生きるとは思えませんね)ではボブはどうかと言われると微妙です。
ボブが撃ったか撃たなかったかはあれでは分からないです。
そしてミッキーの試練はむしろここからが始まりとも言えます。
それにそこが試練だとしたらこのサバイバルは一体なんだったのか?と思ってしまいます。
約2時間永遠サバイバルやっといて、最終的にはサバイバル関係ねーってなっちゃいます。笑

そんなわけでツッコミどころも多いし、もしもアンソニー・ホプキンスじゃなかったらすごい駄作だっただろう事を考えると、かなり評価の高い作品です。
アンソニー・ホプキンス好きには十分にオススメ出来る作品です。

my評価6点(10点満点中)





概要
ニュージーランド人先住民族マオリ族の血を引くリー・タマホリ監督作品。
作中に登場する熊はほとんどのシーンでCGや機械ではなく本物の熊を使っている。
熊役はアニマルタレントとして名優と名高いアラスカヒグマのバート君。
バート君は数々の作品に出演しており「クラン・オブ・ザ・ケイブ・ベア」「ザ・ジャイアント・サンダー・マウンテン」「子熊物語」「ホワイト・ファング」「沈黙の要塞」「12モンキーズ」などに出演していた。
アンソニー・ホプキンスとは「レジェンド・オブ・フォール/果てしなき想い」以来、2度目の共演となった。
バート君は2000年に癌で亡くなっている。


rblog-20160411124249-00.jpg



【中古】DVD▼ザ・ワイルド▽レンタル落ち【P08Apr16】


【中古】DVD▼ザ・ワイルド▽レンタル落ち


【中古】ザ・ワイルド <期間限定生産版>/アンソニー・ホプキンスDVD/洋画アクション






Last updated  2016.04.11 12:42:51
コメント(0) | コメントを書く
2016.04.10
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
映画としても凄い!!
音楽作品としても凄い!!

2013 日本
ミステリー

監督
利重剛
Cast
橋本愛
清塚信也
ミッキー・カーチス
柳憂怜
相築あきこ
相楽樹

ストーリー
大富豪の香月玄太郎は、長男の徹也とその嫁の悦子、次男の研三、そして徹也と悦子の娘・遥と大豪邸に幸せに暮らしていた。
ある日、長女の玲子が夫と娘ルシアを連れて帰省する。
玲子とその夫は貧しい国を飛び回り人々を助ける仕事をしており、今回向かう国にルシアを連れて行くのは危険と判断して、香月家にルシアを預けに来たのだった。
遥とルシアはすぐに仲良くなり、玲子から離れて暮らす事を告げられた時も泣き出すルシアの側には遥が居た。
それからしばらくして玲子とその夫は発展途上国の治安の悪さの中、消息を絶ち、ルシアはそのまま香月家で暮らす事になった。
それから数年後、遥とルシアは高校生となったが、相変わらず2人はいつも一緒だった。
ある日の夜。
遥はルシアが暮らす「離れ」でルシアと一緒に寝るつもりで部屋へ向かう。
そこで遥はルシアから、子供の頃から2人が一生懸命続けて来たピアノを諦め、看護学校に通うつもりである事を聞かされる。
そして遥にはピアニストになって、ドビュッシーの「月の光」を私の為に演奏してほしいと伝える。
深い約束をした2人だったが、さらに夜も更けた頃...。
不思議な音に目が覚めた遥は愕然とした。
家がみるみると炎に包まれていたのだった...。





感想
(ネタバレしちゃダメなタイプの作品ですけど、がっつりネタバレします)
風評はあまり高くない作品ですが、私はなかなかの傑作だと思っています!!
低い評価をしてる人達は「被害者意識が強い」とか言ってる人が多いんですよね。
まぁ原作は読んでないのでよくわかりませんが、でも考えてみてください。

ある朝目覚めたら、なぜか自分の事を別人だとみんなが思ってて、鏡を見てみたらその別人の顔になっていて、しかも本当の自分の事なんて誰も気にかけていないと。
ある日突然自分の存在が消されたらどうでしょうか?
違うと言いたいのに声も出ない。
体も動かない。

私なら自分の存在意義を考えそうです。

もしもこのまま別人として振る舞う事がみなの幸せになるのなら、誰も本当の自分の存在を意識していなかったら。
自分自身として生きる事は許されていないんじゃないか?と思いそうです。
だからと言って死にたくはない。
こんな孤独はないんじゃないでしょうか?
生き地獄とでもいいましょうか?
葛藤の中で「違う」とそれでも声を大にして言うのでしょうか?

人は誰でも孤独を嫌います。
だから例えばいじめを止められなかったり、嫌いな人の前でもいい顔したりするんじゃないでしょうか?
1人になるのが怖いから。
クラスの子たちにシカトされ続けたた学生がイジメを苦に自殺なんて最もたるものですね。
もちろん嫌いな人に嫌いな態度を出さない方が物事が円滑に進むとは思いますがね。
そーゆーのを取っ払っても、やっぱり孤独になるのが怖い部分はあると思うんです。

それを「被害者意識が強い」なんてよく言えるな~と思います。

そんな彼女の葛藤がよく表現されていたと思いますし、先生との微妙な距離もとても良かったと思います。

また音楽作品としても良かったと思います。
私はピアノの習っていた事があり、今でもクラシックは時々聞きます。
特にドビュッシーの「アラベスク」「月の光」はいつか弾きたいと子供の頃思っていて、まぁ「アラベスク」の途中でリタイアしたんですが、そんな思い入れもある曲なので尚更楽しかったです。

しかもとても嬉しかったのが清塚信也が「手首で呼吸する」とか「月の光を弾くためにアラベスクを早く弾いたでしょ?そんなのは冒涜だ」と言っていた部分です。
それから楽譜を見ながら「ピアニッシモだけでも気を使うのに、ディミヌエンド、だんだん弱く。しかもモルト、それを物凄くやって。ドビュッシーはここでそうとう繊細な音を出して欲しかったんだろうね。」という部分です。

クラシックは曲のスピードから音の強さから何から何まで楽譜に書き込まれているので、その通りに弾きます。
うちの旦那には「そんなの面白くない」とか「そんなんじゃ誰が弾いても一緒だ」とか言われて「なら一度でも楽譜通りに完璧に弾けてから言えよ!」と喧嘩になるのですが。笑
それがそもそも難しい!!
しかも歌謡曲の様に歌詞がないので、一体作者が何を感じてこの曲を作ったのか?と思惑に暮れるわけです。
そんな中で何故ここで弱く弾くのか?
何故ここは強く弾くのか?
そんな事を考えながら弾くわけですが、技術云々を置いておいてもいつまで経っても完璧がないんですよね~。
まぁ私はクラシックの世界に片つま先をチビっと突っ込んだくらいのレベルなので、あくまでもそんなレベルの私が思う事ですが。
だから面白いんです、クラシック。
追求の先に追求があって。
ちなみに好きなピアニストとかは居ないので、この人はこうだから好きだとかこの人はこうだから素晴らしいとかはよくわかりません。
そもそも旦那の言う様に「楽譜通りに弾いてるのだから誰が弾いても一緒」のはずがそうじゃないから、有名なピアニストという人が存在するわけですし。
面白い世界ですね~、クラシック。

長くなりましたが、そんなクラシックの世界の片鱗を清塚信也が語ってくれてるんですよ。
手首で呼吸するなんて、ピアノやってないと言えない台詞だよな~とか思いますし。
清塚信也は今作でかなりピアノシーンで口出しした、というと聞こえが悪いですが、制作に参加した様なので、その辺の気合の入れ具合がかなり音楽作品として良い方向に向かったのではないでしょうか?

それと岬先生とのキスのくだりはかなり気に入っています。
彼のあの発言で、彼女は救われたと。
やっと本当の自分の存在意義を認めてもらえた瞬間です。

しかしミステリー作品としてはツッコミどころもありました。
そもそも骨格違うのに医者は気付かないのか?とか、治療する前に歯の形とかでその人物が誰か調べないのか?とか。
いくら母親の発言でも、それを鵜呑みにするかね?と。
それから子供の頃の遥とルシアは確かに似ていますが、高校生の遥とルシアは残念ながら似ていません。
体型も身長も骨格も似てません。
そこもうちょっとなんとかならないかね?と。
それから火傷の後遺症についてはよく分かりませんが、あそこまで声や指が本当に元通りになるものなのかもわかりません。
まぁそこツッコむと元も子もないんですが。

いずれにしても彼女の葛藤がよく描けていたし、音楽作品としても素晴らしいし、かなり面白かったです。
クラシック好きにもオススメですが、クラシックに興味がなくとも十分楽しめると思います。
オススメです。

my評価8点(10点満点中)





概要
原作は日本人小説家、中山七里の同名小説。
今作は中山七里の「岬洋介シリーズ」の第1作目であり、他に2作品の単行本文庫本と短編の2作品がある。
第8回「このミステリーが凄い!」大賞を受賞。
今作の他に2016年にスペシャルドラマとしてTV放送もされた。
また岬洋介役を演じた清塚信也は本物のピアニストであり、輝かしい経歴を持っている。
これまでにも数々のドラマ作品や映画作品のピアノ演奏吹き替えを担当し、今作で俳優デビューとなった。
今作では俳優としてでだけでなく、ピアノ指導シーンでの台詞や細部の演技などの部分について脚本作りにも参加し、「手首で呼吸する」などといった本物のピアニストならではの表現も多数採用された。
また玄太郎がヨーロッパで買ったという設定のグランドピアノもその設定に相応しいピアノ探しに参加し、演奏シーンでは監督の利重ではなく、清塚がOKを出すまで撮影が続けられた。
利重もまた、通常は事前に演奏した音源に合わせて弾くふりをして撮影するところを撮影と録音を同時にやる事にこだわり、リストの「第4番マゼッパ」を清塚が弾くシーンでは演奏から台詞のやり取りまでのすべてを1カットで撮影した為、何度も撮り直しとなり、子供の頃から1日12時間ピアノの練習をしてきた清塚が舌を巻くほどに壮絶な現場となった。
主演の橋本愛はほぼピアノの経験がなく、映画同様に清塚が橋本愛のピアノ指導も務めた。


rblog-20160410112013-00.jpg



さよならドビュッシー 【初回限定版】 [ 橋本愛 ]


【店内ポイント最大10倍】[DVD邦]さよならドビュッシー/新品DVD(新品未開封)[橋本愛](NEW201510)【期間限定・4/12・10時迄】


【新品】【DVD】さよならドビュッシー 橋本愛






Last updated  2016.04.10 11:22:29
コメント(0) | コメントを書く
2016.04.09
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
ジョン・トラボルタが渋い!!

2009 アメリカ
サスペンス、アクション

監督
リドリー・スコット
Cast
デンゼル・ワシントン
ジョン・トラボルタ
ジョン・タトゥーロ
マイケル・リスポリ
ジェームズ・ガンドルフィーニ

ストーリー
ある日、ニューヨーク地下鉄「ペラム123号」の運転席に銃を持った男が侵入した。
男は防犯カメラと前方運転席の死角となる位置から、後部運転席の男を銃で脅すと後部運転席に入り、前の駅から列車に乗っていた仲間を後部運転席に招き入れ、セキュリティを解除させると、別の仲間は前方運転席に入り運転手を銃で脅した。
そして駅と駅の間のトンネルの丁度携帯電話やパソコンなどの電波が入らない場所で電車を停止させ、次に列車を切り離した。
その頃ニューヨーク地下鉄の全てを一括管理する運転司令室で働くガーヴァーは「ペラム123号」の異変を確認し、無線通信を入れてみた。
通信に答えた男はライダーと名乗り、乗客を人質にして金を要求するのだった...。





感想
なんか「アンストッパブル」にも「フライト」にも似てますね~。
「アンストッパブル」なんて監督も同じですし、時間が経ったらどれがどれだか記憶がごっちゃになりそうなほど似ています。
(カテゴリ別一覧検索でタイトルの頭文字から見れますのでよろしくどうぞ)

しかしジョン・トラボルタはかなり良かったと思います。
彼の代表作である「サタデー・ナイト・フィーバー」を彷彿とさせる派手なシャツを着た成金みたいな格好だったり、「閉ざされた森」や「将軍の娘」とか、軍、警察関係だったりのイメージはあるんですが、今作の彼はパッと見気付かないくらいあからさまなワルって見た目で、でもなかなか様になってるんです。
なんかハーレーとか乗り回したイカついライダーみたいにも見えるんですけど、実はインテリってのもなかなか良くて、面白いキャラです。

デンゼル・ワシントンは好きなんですが、今作ではしょーじきジョン・トラボルタの圧勝!!彼にばかり目がいってしまうほど、演技力に差があった様に思います。

デンゼル・ワシントンは交渉人として頭のキレの良さを発揮してはいますが、ケビン・スペイシーの様に裏の裏まで読む鋭い人には見えないし、ブルース・ウィリスの様に交渉人なのにパワー押しでもないし、何とも地味でした。
ここがまた「一般人だけど交渉人になっちゃった」ってのがズルいとこです。笑

でも所々にいい台詞のシーンがありました。
例えば妻が「牛乳を買ってきて」と頼むシーンなんかは気に入ってます。
本当は「行かないで」とか「警察でもないのに無関係の人を助けるなんて、もし何かあったら私達はどうするの?」とか言いたいのに、そこを押し殺して、出て来た言葉が「牛乳を買ってきて」です。
いつもと同じく、何もなかったかの様に、当然帰って来ると信じているという思いが伝わる台詞で、何気ない日常の中に幸せがあるという事をヒシヒシと感じる言葉ですね。

ライダーの「あんたはヒーローだ」もかなり良いです。
ライダーはどう振る舞えば悪でどう振る舞えばヒーローなのか知っていますが、それと真実は違います。
賄賂の話は実は伏線とも言えますねー。
しかし表面上と真実を混同させる方法も知ってるんです。
ライダーはとてつもなく頭の良い人なので、なぜあの犯行を行ったのか?真意が難しくてあまりよく分からなかったのですが、少なくとも彼はガーヴァーに救われました。
そして結局賄賂を受け取っていても、彼はヒーローになれるのです。
「あんたはヒーローだ」はとても面白い言葉だったと思いますね。

ちなみに風評でもライダーの動機が分からないというのが多いですね。
私も先ほど書いた様に彼は頭が良過ぎるのであまり分からないんですが、個人的に感じたのは結局ライダーは死んじゃいますから誰が得をしたのか?を考えると居ないんですよね。
まぁ無関係の人で得した人は居るでしょうが。
しかもライダーの計画は明らかに「逃げ切って豪遊する」とこまで練られてないんですよね。
もちろんムザムザ死ぬ為に行ったわけではないでしょうから計画はあったとは思いますが、明らかに金を受け取るまでと受け取った後の行動に知力の差があり過ぎますよね?
となると、ライダーは「ニューヨークが悪い」と散々言ってましたから、自分の手で世界経済の中心であるニューヨークの経済を動かしたかったのかもしれません。
そこが最大の目的。
多くのテロ行為も末端工作員達はそんな事考えてないでしょうが、テロ行為が起こる度に経済は動きます。
儲かる人々も大勢居ますよね。
ならばライダーは自分の手である株価を暴落させ、ある株価を高騰させバランスを崩す事で、ニューヨーク経済への自分の恨みを晴らしたかったのかな?とか、そこが最大の動機と考えています。

そんなわけでテンポも良いですし、それなりに面白いですが、デンゼル・ワシントン好きにはあまりオススメ出来ません。
他にもっと面白い彼の出演作はあります。
逆にジョン・トラボルタはかなり良かったですし、ライダーのキャラも良かったのでこちらはオススメです!!

my評価6点(10点満点中)





概要
原作はアメリカ人作家ジョン・ゴーディが1973年に発表した小説「サブウェイ・パニック」。
翌年の1974年にはウォルター・マッソー主演で映画化された。
この作品で犯人達が自分達を色のニックネームで呼び合うところはクエンティン・タランティーノ監督の「レザボア・ドッグス」に影響を与えた。
また1998年にも「サブウェイ・パニック1:23PM」としてテレビ映画化されており、今作は3度目の映画化となった。


rblog-20160409121412-00.jpg



【中古】DVD▼サブウェイ123 激突▽レンタル落ち【P08Apr16】


【中古】サブウェイ123 激突/デンゼル・ワシントンブルーレイ/洋画アクション


★BD/洋画/サブウェイ123 激突(Blu-ray)/HPXS-54144


【新品】【DVD】サブウェイ123 激突 デンゼル・ワシントン






Last updated  2016.04.09 12:14:15
コメント(0) | コメントを書く
2016.04.08
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
日本じゃ若干早かった?サスペンス

1995 アメリカ
スリラー、サスペンス

監督
アーウィン・ウィンクラー
Cast
サンドラ・ブロック
ジェレミー・ノーサム
デニス・ミラー
ダイアン・ベイカー

ストーリー
凄腕のコンピューター解析技術で、フリーのプログラマーとして自宅で働くアンジェラ・ベネット。
主にデバッグ作業を請け負い、その発見も修正スピードもトップクラス。
しかしアンジェラは、その腕を見込まれ企業にヘッドハンティングされても断り、男性からのデートの誘いも断り、買い物もネットで済ませ近所の人ですら顔も分からないほど人間関係が稀薄な引きこもりだった。
そんなある日、昔からの顧客であるソフトウェア会社、カテドラル社のデイルから一枚のフロッピーディスクが届けられる。
中身は「モーツァルト・ゴースト」というバンドのサイトだったが、コンサート情報をクリックすると何故か電力会社のサイトに入ってしまう。
デイルに電話をかけたアンジェラは「何か異変がないか?」と聞かれる。
ただのプログラムミスかと思われたが、右下に「π(パイ)」のマークが付いていた。
するとデイルはやはり気づいたかと言った感じで、「コントロールシフトを押してクリックして」と話す。
すると何故か明らかに通常アクセスできないはずのアドレスに繋がるのだ。
デイルはこの件について「どうしても電話では言えないから会いたい」と話し、翌日の正午の飛行機で旅行に行く予定のアンジェラだったが、午前中に会う事になった。
デイルは自家用セスナでアンジェラに会いに飛び立つのだったが...。





感想
なかなか面白い作品なんですが、若干早かった様な気もします。
95年というと私はまだ子供だったので、世間がどうだったのかわかりませんが、日本では携帯電話もパソコンも現在の様には普及していなかったはずです。
「Windows95」とかあって、すごーい!ってなってましたけどね。
それでもパソコン出来ないお父さん達の方が普通に多かった時代のはずです。

99年頃になると、パソコンはだいぶ普及しましたが、インターネット回線ではなく電話回線を使ってる家も多く、パソコンをいじってる間、自宅の電話が通じなくなっちゃったりとかもありました。
周りもまだポケベルが多く、携帯電話もPHSの頃です。
私はPHSでしたが、画面は1.5cm×3cmくらいでカタカナしか入らないやーつで、しかもメールは20文字くらいしか打てないやーつ。笑

そんな時代にこの作品は作られたわけですから、もしこれが2000年以降に作られていたら、かなり流行ったのではないか?と思わずにはいられないわけです。

もちろん自分が世界のどの位置にいるかで「時代の流れをどのくらいの早さでキャッチしているか?」が違うと思いますが、少なくとも私の親は大企業に勤めたわけでもないのでパソコンは必要なかったですし、私もまだ子供で授業にパソコンはなかったですからね。

それでも興行収入は1億ドル超えで、時代の波をピンポイントで押さえた新しいサスペンス作品だったのではないでしょうか?

しかし「さすが90年代サスペンス!」って雰囲気もちゃんとあります。
なんかとてもミクロなんですよね。
アンジェラvsジャックのみの構図ですし、現代の様に衛星から位置を割り出したり、防犯カメラを操作して追いかけたりというものではないので、なかなか見つからない!
なのでジャックが直接その身で追いかける!
見つけても逃げられてしまうので、なかなか捕まらない!
この辺が近年のサイバー系サスペンスと違うところですが、このぐらいの方が実は機械オンチの私にはちょうど良かったりします。
そして当時のごく一般的な人々の感性もこのぐらいがちょうど良かったのではないか?と。

私の大好きな「攻殻機動隊」もサイバー系のクライム作品ですが、90年に産まれたんです。
しかし近未来を描いた作品であるにも関わらず現在でさえ、意味が分からない、難解と言われるわけですから、そーゆー意味でも「攻殻機動隊」はかなり時代を先取りなわけです。

それに比べたら、今作ははるかに誰にでも分かりやすくサイバー犯罪を描いた作品だったと!

今作にサンディを迎えた辺りも、サイバー犯罪を親しみやすく感じるにはベストチョイスだったと思いますし、そこから発展していく話がとんでもなく膨大なものでも、アンジェラからして見れば「自分を取り戻したい」という純粋な動機だけなので、上手いこと出来てるなと思います。

「90年代のサイバー犯罪作品」として、とても良かったです。
オススメです!

my評価7点(10点満点中)





概要
名作「いちご白書」や「ロッキー」などを手掛けたアーウィン・ウィンクラー監督作品。
原題は「The Net」であるが、当時の日本ではまだ「ネット」だけでは「インターネット」を想像するよりも「網」を想像すると考えられた為、「インターネット」が採用された。
しかしこれではインパクトに欠ける事から「The」を付ける事になったが、本来「インターネット」に「The」を付ける場合、発音は「ザ」ではなく「ジ」である。
しかし日本人の英語への馴染みやネーミングとしての安定性、インパクトを考え、最も客受けが良さそうな「ザ」を使用。
こうして邦題は「ザ・インターネット」となった。
この傾向は他作品にも見られ、「ザ・インタビュー」「ザ・エージェント」などがある。
また1998年にはUSAネットワークでTVドラマ化(全22話)もされている。


rblog-20160408121801-00.jpg



【中古】DVD▼ザ・インターネット▽レンタル落ち【ポイント10倍】


【新品DVD】ザ・インターネット(発売日前日出荷)


ザ・インターネット 【DVD】(発売日お届け)


ザ・インターネット 【DVD】






Last updated  2016.04.08 12:18:04
コメント(0) | コメントを書く
2015.10.28
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
戦争がもたらしたものとは...。

2012 オーストラリア、ドイツ、イギリス
戦争、ドラマ

監督
ケイト・ショートランド
Cast
サスキア・ローゼンダール
カイ・マリーナ
ネレ・トゥレープス
ミーカ・ザイデル
アンドレ・フリート

ストーリー
バイエルン州の都心部に住む14歳のローレは、妹リーゼル、双子の弟ギュンターとユルゲン、そして生まれたばかりの赤ん坊ペーターと母と父と幸せに暮らしていた。
1945年、春。
ナチス将校であった父はある日、突然帰宅するとすぐに荷造りをする様家族に話す。
父は仕事の重要書類を全て燃やし、家族は少ない荷物でバイエルン州郊外の田舎町シュヴァルツヴァルトへと向かった。
そして一軒の小さな家に辿り着くと、父は仕事だと言って去っていった。
しばらくここで暮らしていたが、母はある日、様子を見に都心部へと向かった。
その夜、ボロボロの姿になって帰ってきた母は「総統は死んだ」とローレに話す。
そして母はまた身支度を整え、都心部へと向かっていった。
ローレは母も父ももう戻らない事を悟った。
今住む家の持ち主であり農家でもある隣人に金を払い食料を分けてもらいながら暮らす子供達だったが、やがて金が底を尽きてしまう。
そしてギュンターは腹が減りすぎてとうとう牛乳を盗んでしまい、子供達は借りていた小屋を追い出される事になる。
母が戻らない場合、ハンブルグにある祖母の家に迎えと言われていたローレは妹弟を連れ、ハンブルグを目指すのだった...。





感想
(がっつりネタバレします)
製作国はオーストラリア、ドイツ、イギリスと合作なんですが、ひじょーにヨーロッパ作品らしさがあります。
日本作品にも見受けられる「静」の描写で、セリフが少ないです。
とても詩的な作品で、叙情的です。

ドイツというとどーしてもユダヤ人の大量虐殺の事に目が行きがちで、日本と同じ敗戦国であるドイツのその後、ドイツ人達のその後についてはいまいちピンと来ませんが、こんな感じなんですかね~?

日本に置き換えて考えてみると「火垂るの墓」や「後ろの正面だあれ」の様に、末端の子供達まで戦争が浸透していたのに、ローレ達は父がナチスの将校だからかずいぶん裕福ですね。
それともあの当時のドイツ人は、あれが普通なのか?
ほかの作品でも戦時中のアメリカも日本に比べてかなり裕福ですし、イマイチ戦争映画というのは、国によって描写が異なるのでピンと来ませんね。

ただローレがユダヤ人を差別するのはそう教育されたので仕方がない気がしますが、手縫いでなく買った綺麗な服を着て「飢えてます」と言われても、そりゃ助けてあげられないよ、とも思います。
周りの人々の方が貧しそうですからね。

また性的な描写も多く、これが女性監督らしい視点なので、とてもエロティックですが、男性が好む様なものとは違います。
そこはそこで高評価なんですが、そのせいでよく分からない部分も多々。

まず母が「総統は死んだ」と語った日、彼女の身に何が起きたかよく分からないです。
子供達の視点から描いた作品なので、それで良いっちゃ良いんですが、感じ的にはレイプされています。
一体都心部はどんな事になってるのか?

そしてトーマスとの出会いですが、私が想像してたものとは全然違ったので、こいつ何で付いてきてるのか?と謎。
その前の描写でも出会ったあの家では女性が死んでいました。
レイプされたであろう痕跡もありました。
虫がたかっていたのでかなり時間が経ってるでしょうから、トーマスではなさそうですが、セリフがないのでよくわかりません。

そして重要なのは旅の途中の性的描写。
私が解釈するに、トーマスは初め単純に性的な気持ちで付いてきた。
しかし彼女が妹弟、赤ん坊を連れ、金品を支払いながらなんとか食いつないでるのを知る。
興味を持って付いてきて、やがて行動を共にするがまだ性的な気持ちもある。
そのうちにそれ以外の気持ちが芽生える。
なのでローレの方から真意を知る為に誘ってみたが、彼は拒否る。(でもローレも複雑な気持ち)
お互い大切に思う頃に、彼は消える。
なぜなら正体がトーマスではないから、と解釈しました。

しか~~し!!
ここで問題なのはラストシーン!!
ローレの着替えで太ももまで足を覗かせるシーンがあるのですが、彼女の足はまるで道中散々男達に乱暴されたかの様にアザだらけなのです。
明らかに沢山歩いたからという感じではないのです!!
しかも映し方が冒頭の母の足の映し方に似ているのです。
母にも何が起きたかは描かれてませんが。

はて?このアザはどこで?
もちろん描写はありません。
このアザの描写のおかげで、これまでの解釈が崩れてしまったのです。

どこからかわからないが、もしやトーマスにヤられていたのではないか?
しかし彼なしでは目的地にたどり着けず、みんな飢えて死ぬかもしれない。
もしくはドイツ人の現状を見て、妹のリーゼルも酷い目に合うかもしれないと考える。
弟達はトーマスに懐いている。
無垢な子供達に真実を話せない。
やがてローレに歪んだ愛が芽生えてしまうと。
ちなみにローレから誘って拒否ったのは、トーマスがドSで暴力的なのが好きだから。笑
それを象徴するかの様に、ローレはストーリーと共に傷が増えています。
トーマスはトーマスで何か目的があって、それを達成したので汽車を降りローレ達は解放。
汽車を降りる際、何か耳元で打ち明けてる様にも見えましたしね。
そもそも身分証ないのになぜローレ達は汽車を降ろされなかったのかもわからんし。

話が全然変わっちゃいました!!
( ̄□ ̄)

とにもかくもとりあえずトーマスはユダヤ人、そしてドイツ人がしてきた事を知り、ドイツ人達への風当たりの強さを知り、ドイツがソ連やアメリカの領土として分けられてるのを知り、戦火を逃れたドイツ人達が未だにヒトラーを盲信しているのを知り、ローレの価値観も世界観も全て変わってしまいます。

あのバンビはとても印象的で、力なきか弱い者つまり自分達を表してると考えます。
しかしそんなものは旅の間に全て壊れてしまったのです。
戦火を逃れた現実を知らない祖母の言うことなど聞いてられるか!!と。
ご飯を食べられるかどうかも分からず、飢えかけた事もある子供達にとって、食前のマナーやらお祈りなんかどうでも良い事なのです。

ラストシーンはよく伝わってとても良かったと思います。

しかしユダヤ人とドイツ人の心の交流を描き、それまでの価値観が変わる話だと考えていた私にとって、実際はだいぶ理解に苦しむ作品だったと思います。
この女性的な性的表現はつまり男性の好むものより、想像を膨らませる必要があるわけです。
直接的なものがない。
だからわからなくなってしまったのです。

ちなみに風評では私の様な解釈は見受けられず、ってゆーかあのシーンは話題にも上がってないので、さっぱり分からないです。

いずれにせよ、ドイツ人達の戦後の状況を知るには良かったと思います。
世界観が変わる過酷な旅だったと思います。
解釈の正解は分かりませんが、これは決して綺麗なだけの話ではないと感じます。
目を見開いて観るべし!

my評価6点(10点満点中)





概要
原作はイギリス人作家レイチェル・シーファーの小説「暗闇の中で」。
「暗闇の中で」は三部作で構成されており、戦前の「ヘルムート」、戦後の「ローレ」、現代の「ミヒャ」と分かれている。
今作はその中の第2部「ローレ」を原作としている。
またローレの生まれ育った家はバイエルン州内としか分からないが、都心部ミュンヘンだと思われる。
また引越し先のシュヴァルツヴァルトから祖母の住むハンブルグへは約900kmもあり、ドイツの端から端へと横断するほどの距離である。
第85回アカデミー賞外国語映画賞に出品されている。


rblog-20151028135401-00.jpg



さよなら、アドルフ [ サスキア・ローゼンダール ]


さよなら、アドルフ


さよなら、アドルフ■監督:ケイト・ショートランド//ザスキア・ローゼンダール/カイ・マリーナ■(2012) キノフィルムズ■【DVD】【中古】【ポイント10倍】






Last updated  2015.10.28 13:54:39
コメント(7) | コメントを書く
2015.10.27
カテゴリ:映画(さ)

今回の一言
まぁ誰だってこんな余生を送りたいですよ。

2007 アメリカ
ヒューマン

監督
ロブ・ライナー
Cast
ジャック・ニコルソン
モーガン・フリーマン
ショーン・ヘイズ
ロブ・モロー

ストーリー
45年間も自動車整備工場に勤めたカーター・チェンバース。
カーターはある日受け取った一本の電話で自分の病気の病状を知る。
彼は大学時代に結婚し、すぐに子供が出来た。
その為、学校を辞め、黒人だからという事で仕事を選べず、自動車整備工場に入った。
それから45年間、ただひたすら家族の為に人生を費やした。
家族に囲まれ幸せだったが、カーター自身がかつてやりたかった事は何一つ叶わず、振り返るとただ我慢ばかりしてきた人生だったのだ。
一方、会社を大きくする事だけに全力を注いできた億万長者の実業家エドワード・コール。
多忙な人生を歩んできたエドワードは企業買収や美味しいコーヒーを飲む事以外、特に人生について考えた事などなかった。
そんなエドワードはある日、会議中に倒れてしまい、自身の経営する病院に搬送された。
そんな2人が、偶然にも病院で同室となった。
エドワードは「何故、個室じゃないんだ!」と怒るが、かつてエドワード自身が「病院はリゾートホテルではない、一室二床、例外はない」と語ったのがアダとなり、個室は許されなかった。
初めは文句ばかりのエドワードにカーターも良い印象を抱かなかった。
そんなカーターの元には家族が見舞いに訪れていたが、エドワードの元を訪れるのは秘書だけだった。
対照的な2人はやがて徐々に打ち解け始めるのだった...。





感想
良かったかどうかで聞かれたら良かったと思います。
思いますが、気に入らない作品ですね!!

誰だってそんな余生を送りたいですよ!!
お金さえあれば、出来るでしょうがね。
一方カーターがエドワードにしてあげられることと言えば、それぐらいしかないね!となりますよね?

この作品は家族の愛に囲まれなかった金持ちと家族の愛に囲まれていながらも、不自由だった一般人の構図があって初めて成立するんですよね~。
なので共感できないというか。

誰の元にも死は平等に訪れますし、皆それは分かっていますが、誰もが5時間後に死ぬかもしれない、明日には死ぬかもしれないなんて考えながら生きてませんよね?

いざ「あなた死にますよ」ってなって棺おけリストを作ったところで、果たして何人の人がそのリストをこなしていけるんでしょうかね?
備えあれば憂いなしと言いますが、そんな風に考えてその時の為に貯蓄する人も普通いませんよねー?
なので、大金持ちじゃなきゃ無理じゃん!ってなってしらけちゃうんですよね。

ジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンとベテラン2人なので、それはまぁ演技的には素晴らしかったと思います。
文句のつけようもありませんが。

いまいち乗り切れないストーリーでした。
羨ましいとか良かったねとか思いますが、結局、どこか遠い世界の話でしかないんですね。
それこそ映画を観てる感覚以外の何物でもなかったです。

良い話だとは思います。
つまらなくもないです。
ですが、それ以上の心を揺さぶる何かや感情移入するような何かはありません。
風評は高めですし、幅広い年代で楽しめる作品だとは思います。

my評価5点(10点満点中)





概要
余命6ヶ月と宣告された2人の男が、死ぬ前にやり残した事を実現する為に旅に出るヒューマン・ドラマ。
「bucket list」とは「kick the bucket」という言い回しからからきており、首吊りをして死ぬ際に、足場に使ったバケツを蹴るという意味から=「死」を表している。
日本訳では「棺おけリスト」とされているが、直訳すると「バケツリスト」。
そして意味は「死ぬ前にやりたい事リスト」となる。


rblog-20151027133413-00.jpg



【DVD】最高の人生の見つけ方 スペシャル・パッケージジャック・ニコルソン [10003-65502]


(DVD) 最高の人生の見つけ方【中古】


【リユース】【中古】最高の人生の見つけ方[DVD]/ジャック・ニコルソン ビバリー・トッド モーガン・フリーマン ショーン・ヘイズ ロブ・モロー


【メール便発送可】【中古】【中古ブルーレイ】最高の人生の見つけ方(ブルーレイディスク)【レンタルアップ】






Last updated  2015.10.27 13:35:38
コメント(4) | コメントを書く

全32件 (32件中 1-10件目)

1 2 3 4 >


Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.