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永久の雪晶

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2011.10.04
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カテゴリ:作品(六命)
シャロンL.png

 隙をみて六命プロフ絵まで何とか準備完了と…。

■シャロン・ヒューストン
 18世紀中期頃のイギリスの海上交易会社ウェストハイランド社の社長にして、同社所有の商船ケーニッヒ号の船長。
 歌うのが好きなのか、よく歌っています。
 金髪碧眼。肩甲骨辺りに奇形有り。
 普段船の上ではワンピース一枚羽織るだけみたいな動きやすく洗濯の手間も省けるような服装ですが、公的な場では社交界にでもそのまま出られそうなドレス姿であったりと、オンオフの差がとにかく激しい人。

 たまに、歌っているシャロンの背中に翼のような光が見える事があるのだとか。

 会社の経営は順調なのですが、今度は爵位を得るべく婚約相手を探している最中。
 ただ、時代的にいえばやや行き遅れかけてますね。
 

■ウェストハイランド社(West Highland Co.)
 香辛料や金銀、中国の陶器、カリブのラム酒などを主に取り扱っています。
 英国といえば紅茶なのですが、この頃未だ紅茶は一般的ではなかったようで。
 武装商船三隻(というよりも軍艦三隻)と私掠(返り討ち)した船数隻を保有する大企業です。
 危険な航路には主に武装商船三隻による船隊を組んで(時に本国の依頼により護衛艦を伴って)英国の海運の一端を担っています。
 比較的安全な航路にはその他足の速いガレオン船などを派遣し、上げた収益はかなりのものです。

●W.H.社の三隻の武装商船
 商船といいつつ、中身は当時軍艦として主流だった74門(戦列)艦。
 会社として資金を投入して建造したものです。
 商船といえば当時ガレオン船が主流なのですが、何故戦列艦を選んでいるかというと…。

・船団を組む際はもっとも遅い船の船足に合わせなければならず、一隻だけ高性能でも性能の持ち腐れになる事が多い。
・戦列艦はこの頃同規格での量産が進められており、戦列を組むのに適した船種であった。
・大西洋では当時通商破壊活動がどの国でも盛んであった為、護衛艦をつけない場合、船速の早い船で逃げるしかなかった。

・以上の理由により、通商護衛を必要とする場合護衛艦と足をそろえやすい同規格の艦を用意するのが適切と判断。

 という判断です。

■ケーニッヒ号
 W.H.社保有の74門艦をベースにした商船。船長としてシャロンが乗り込むのがこの船。
 ドイツ語ですけど、ドイツ製ではありません。
 元が軍艦とはいえ扱いは商船なので、フルに砲台を乗せる事はほぼなく、その分軽量。
 基本、通商破壊目的の敵国艦隊からは逃げの一手ですが、一対一の撃ち合いになら負けない火力を有しています。
 というのも、軍艦としては小型な74門艦ではあるのですが、大型艦と同等の大砲を装備可能な構造であったため、操舵性と火力を備えた優秀な代物だったそうな。詳しくはWikiの74門艦の項目など参考にしていただくとして。
 勿論、そんな重いものをフルに乗せておくと商品を置く余裕もなくなる為、必要最小限。
 その代わり、火力不足を補うのと射程距離を伸ばす為に、大砲の弾に砲口に合わせた円系の木板を貼り付けて、発射時の衝撃をダイレクトに弾に伝える事が出来るようにしてあります。
 当時の砲台の鋳造技術はまだまだ未発達であったため、弾と砲口の隙間が結構無駄に空いてました。
 元々はその隙間を弾側で埋めてみようという奇策なんですが、これが思いのほか効果的であったようで。
 特に貫通力と飛距離の増加は目覚しく、敵艦の射程外から一方的に撃ち続ける事も可能です(※歴史上にも、これを実際にやってみて砲威力の底上げをやっていた艦があったらしい…)

全長: 砲列甲板:168ft(51m)
   竜骨:138ft(42m)
全幅: 46ft 9in(14.2m)
喫水: 19ft 9in(6.0m)
機関: 帆走(3本マストシップ)
兵装: 74門(完装時):

下砲列:32ポンド(15kg)砲28門
上砲列:18ポンド(8kg)砲28門※通常時は外してある。
後甲板:9ポンド(4kg)砲14門
船首楼:9ポンド(4kg)砲4門


●ガラント号
 W.H.社保有の商船。此方もベースはケーニッヒ号と同じく74門艦。
 同じ造船所同じ設計で生まれた姉妹艦です。
 就航は此方の方が早く、ガラント号のノウハウが、ケーニッヒ号にフィードバックしている部分も。
 運用方法もケーニッヒとほぼ同じで、文字通りの姉妹艦です。
※スペックはケーニッヒ号を参照の事


●グラットン号
 W.H.社保有の商船。なお、実在したグラットン号とは関係ありません。
 こちらも元は74門艦なのですが、武装が軒並み大口径の短身砲(カロネードではなく、長身砲を物理的に切っただけの荒いもの)に換装されています。
 とにかく軽量化をつきつめた結果、遠方には弾が届かずそもそも当てづらいものの、積載量の多さから、撃てばあたる近距離において変態的な火力を有する事に。
 砲身が軽くなったので、上砲列にも32ポンド級を並べられるようになってます。

全長: 砲列甲板:168ft(51m)
   竜骨:138ft(42m)
全幅: 46ft 9in(14.2m)
喫水: 19ft 9in(6.0m)
機関: 帆走(3本マストシップ)
兵装: 74門(完装時):

下砲列:32ポンド(15kg)短身砲14門
   :32ポンド(15kg)砲14門
上砲列:32ポンド(8kg)短身砲28門
後甲板:9ポンド(4kg)砲14門
船首楼:9ポンド(4kg)砲4門


■船員達
 主に、私掠船からの転属組と新規採用組が居る。
 元私掠船転属組とシャロンとの関係は深く、シャロンの父の代からの付き合いの者も多いようです。

●元私掠船組
 いわば、父の部下が娘の面倒を見る形でついてきた者達で、シャロンの部下というよりはシャロンの父の部下という側面が強い模様。
 とはいえシャロンとの付き合いも長く、立場の上下を別にして信頼関係は概ね中々のもの。
 その数は全船員の一割にも満たないものの、錬度の高い船員です。
 シャロンの船の上では完全実力主義で配属が決定しているのですが、元々船の上暮らしが長かった事もあってか、その殆どが文字通り実力で要職についています。

●新規採用組
 シャロンや上記の私掠船船員が自分の目でスカウトした元退役海兵や職業水夫。または、なりあがってやろうという気概に溢れた者達が中心です。
 元々海洋国家英国において優秀な人材というのは割と確保しやすく、近隣諸国と比較しても錬度の高さを維持しやすい環境にあったようです。層の厚さが売り。
 しかもこの頃の海戦ときたら、決着がつかないものが多かったため、戦死者続出で新兵や民兵しかいないよーという状態にも中々ならなかったのです。
 サー・ジョン・クラーク・オブ・エルディンが曰く、『イギリス海軍は砲術も乗組員の技量も敵に勝っているので、混戦に持ち込むほうが良い』。
 実際は社として戦争をふっかけるわけではないのですが、操舵術等に関しても英国水夫の錬度は高いので、航行に関しては色々と安心してみていられるというわけですね。
 本国では、農夫や一般市民出でガレオン一隻任される者なども。





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Last updated  2011.10.05 00:12:43
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